うつ(抑うつ状態)
うつ病(抑うつ状態)
主な症状
口数が少なくなり、学校や会社を休みがちになる。
何をしても気が晴れず、空虚感・悲しさ等がある。(抑うつ気分)
或いは、以前まで楽しめていたことにも楽しみを見いだせず、
感情が麻痺した状態である。(興味・喜びの喪失)
さらに、自己無価値観や希死念慮、体重の増・減、
睡眠障害等が伴う場合もある。
主な原因
◎内因性=脳内伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)が何らかの
原因で伝達不足となってしまう。
◎心因性=環境の変化やショックによって生じたストレスが原因と
考えられる。
◎外因性=脳や身体の病気が原因と考えられる。
※病前性格=メランコリー親和型(真面目、几帳面、責任感が強い、
秩序を重んじる、他人に細かな配慮ができる等)に分類される性格
の人がなりやすいという仮説もある。
また最近では特に若い人に、ディスチミア親和型うつ病(自己中心的、
他責的であり、仕事での挫折やストレスがきっかけとなり、うつ病と同様
の症状が出るが、自分の好きな事をしている時には、それらの症状が
出ない)等の、いわゆる「新型うつ病」も増加している。
※原因はあくまでも「仮説」であったり、様々な要因が複雑に絡み
合ってるので、内科・外科的な疾病の様に原因の特定は多くの場合
不可能です。当ルームでは基本的には「原因究明」ではなく
「問題解決」に的を絞って行きます。
治療
薬剤
抗うつ薬(SSRI・SNRI等)。
副作用は比較的少ないが、食欲不振や性欲低下、吐き気、体重増加や
便秘、攻撃性が増す等が出る場合があり、急に服用を中止すると、
頭痛や吐き気、不眠、強い不安感等の離脱症状が起きる。
※当ルームでは薬剤は処方致しません。
薬剤以外の治療法
心理療法・カウンセリング、充分な休養等。