コラム/2012-03-08
親と子のストレス
私が出張カウンセリングを行っていた頃は、ご紹介が多かったと
いう事もあって、10代の子供達との面談もかなりさせて頂きました。
例えば、高1の息子さんの不登校に悩んでらっしゃるお母さん。
お母さんは、快活で子供思いの方。息子さんも、頭がよく
ものすごく親に気を使える優しい子。
⇒誰も悪くないんですね。勿論お父さんも。皆さん素敵な方ばかり。
「親が悪いわけではない」「子供が悪いわけでもない」「教師も
そう悪くないらしい」 でも、苦しんでおられる。
⇒「じゃあ、何が悪いの?」という事ですが、(勿論、問題が他に
ある場合もありますが)「コミュニケーションの問題」というケースも
結構多いと思います。
例えば子供のいわゆる「問題行動」に対して親が「何故学校に行か
ないの!?」等、「何故〇〇なの!?」と聞いた時に、子供が反発
したり答えなかった事ってありますよね?
勿論、「何故?」と理由や原因を聞く事が悪いわけではありませんが
子供のその時の感情次第では、責められているように感じてしまいます。
⇒じゃあ、「どう言えばいいの?」という事ですが、
例えば、
「もし万が一、学校に行けたとしたら、今と何が違ってると思う?」
等のような、問題の解決の方向にフォーカスした質問をしてみるのも
良いかも知れません。
子供の無限の可能性=自分に起きるどんな問題でも解決できる能力を
その人(子)は持っている、という事だと思います。
但し、問題の悪循環に巻き込まれている状態だと、その解決の能力
(潜在意識=脳、の中に持ってます)にAccessできないだけです。
質問を変える事によって、脳の別の部分にAccessできるのです。
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