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コラム/2012-09-19

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社会恐怖(対人・赤面)や広場恐怖(乗り物・雑踏)から抜け出す

今回は社会恐怖(対人・視線・赤面等)や広場恐怖(乗り物・雑踏等)
から抜け出すヒントをお書きします。尚、最初にお断りしますが、こちら
でも効果は確認しましたが、必ずしも100%の効果は保証できません。
それと比較的安全な方法ですが、危険性がゼロではありませんので、ご心配
な方は信頼できるカウンセラーや精神科医の指示に従って判断して下さい。

<恐怖症から抜け出す方法(電車を例に)>

①電車に乗ったら目を瞑り、1から7迄数えながら鼻から吸って、吐く時は
 口から1から14迄数えながら吐く。コツとしては、最初に体の中の溜ま
 ったモヤモヤや汚れたものが出て行くイメージで呼気から始めて、吸気の
 時は鼻から新鮮な輝く光が喉→胸→お腹に入ってゆくイメージをする事

②次にマインドフルネスを行う 
今度は数を数えずに、自然な呼吸に身を任せ、(吸気で)胸が膨らんだら
 「膨らんでる」のを感じ、(呼気)で縮んだら「縮んでる」のを感じ
  ろという様に、呼吸とそれに伴う「身体の感覚」に常に意識を向ける
 にする

途中で「思考」や「感情」が湧いて来たら、抵抗せずに「これは〇〇と
  いう思考だ」、「△△という感情だ」という様に客観的にラベル付け
 して、すぐさま呼吸の”身体感覚”に注意を戻す

③それを電車に乗ってる間等、に最初の3日間は「①」を5回+「②」を一駅分
 と決めて行い、徐々に「①」を10回+「②」を二駅分という形で伸ばしてゆく。

④そして、徐々に慣れて来たら、それを続けながら「感情」が出て来た時に
 (たとえ”恐怖”や”不安”の感情でも)その感情を感じてみる

具体的には、
 (1)その感情が身体のどこ(喉・胸・みぞおち・下腹)にあるかを探り
 (2)そこに意識を集中しながら、”色や形”、(手で触ったとしたら)温
   度や手触り、表面の感触、音声や香り等を感じてみる。
 (3)それを感じたまま”それ”にぴったり会った「ニックネーム」を付ける   
 (4)「こんにちは。そこにいる事に気付いたよ○○ちゃん」と話しかける
 (5)”それ”が伝えたい事や、どうなりたいか等を聞いてあげて対話をする
 (6)対話が済んだら「今日は有難う。バイバイ、また来るね」と別れる
  

⑤もし、視線・対人恐怖等も併せて改善するのであれば、「①」~「④」を
 していない時にちょっとしたゲームを行う

 (1)「靴の色」、「ズボン/スカートの色」等のその日のテーマと見つける
   数の予想をする。(例えば、今日は朝の電車の中で黒い靴の人20人
   と、黒っぽいズボン/スカートの人を15人を見つけよう!)
 (2)実際に、それだけの数が見つかったらそのステージはクリアしたので
  徐々に見つける人数やアイテム(これは、靴⇒ズボン⇒カバン⇒上着
  ⇒男か女か?⇒メガネ・帽子⇒年齢⇒好みの顔か否か?というように、
  ”下から上に視点が移って行く”ものにする)を3日なら3日間毎に
  少しずつ増やしてゆく
 (3)自分でもかなり難しいステージ(例えば、黒靴を20人、白ズボン5人
  茶色カバン5人、男15人、・・・合計100人分)がクリアできたら
  自分へのご褒美を考えて与える

<根拠・理論>
悩みは思考から起こるので、お気づきの様に①~⑤は全て”悩みを誘発す
 る思考から離れる”という点で共通しています。そして個別にみると、

①=「吸気」には副交感神経を活性化させリラックスさせる効果があります。
  そしてそれをイメージと組み合わせたものです
②=今流行の「第三世代認知行動療法」の中に取り入れられてる「マインド
  フルネス」=(ネガティブなパターン化思考を抜け出して、”今ここ”
  での感覚や思考・感情に抵抗せず「ありのまま」を感じる方法)
④=「感情」を身体の感覚としてそのままを感じてあげる、というフォーカ
  シングという心理学の技法

⑤=「他人の目を気にする」=「被観察者」⇒「観察者」へと視点を変える
  技法+「徐々に慣れしてゆく」という行動療法の系統的脱感作の応用



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