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コラム/2012-12-01

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動じない心(不動心)の作り方~今日からできる2つの方法

今回は心理学に基づいた「動じない心」の作り方のヒントをお伝えします。

私は若い頃は対人緊張が強く「常に心が動揺しまくり」の状態でした。

その為、仏教や仙道、ヨガ、空手、飛び込み営業(笑)等、ありとあらゆる
”修業系”、”自分を鍛える系”の事を実践してきました。

確かに少しは効果がありましたが(特に飛込み営業)、やはりいざとなったら
動揺しますし、それを完全にコントロールできませんでした。

ところが心理学を勉強して、自分の方向性の誤りに気付いたのです。

それはつまり「心は動揺するものだし、それをコントロールしようとしても
できるものではない」という事です。(釈迦だって、キリストだって、感情が
ある以上動揺する場面はあったはずです)

大切な事は動揺しても、それに巻き込まれない事だと思います。

例えば「あっ、やばい!」⇒「またやっちゃった」⇒「いつもこうなるんだよな」
「自分はやっぱりダメなんだな」という負の思考の自動連鎖が起きて、最終的
には自己否定や落ち込みに至るといったパターンが起きなくなればいいわけです。

仏教や道教等の東洋思想、森田療法等も「あるがまま」という事を大切にしています。

でも一人では難しいし、時間もかかりますよね(笑)

ですから今日からでも実践できる、その負のパターンを変える2つの方法
をお書きします。

ポイントは、どれも「私は動揺してる」、「私は傷ついた」、つまり「私=動揺」
や「私=傷つき」といった”同一化”から逃れる事が肝心です。

その手段として「①」は丁度幽体離脱のように自分を客観視して自分から動揺を
切り離す方法です。

また「②」は自分全体が動揺してる訳ではない事を知る為に、自分の中の
一部分にフォーカスして、動揺を小さくして自分から切り離す方法です。

<動じない心の作り方>

①マインドフルネス(仏教のヴィパッサナー瞑想が元になってます)
  動揺を感じたら、もう一人の自分が客観的に自分をみてるような感じ
  で「これは動揺だ」、「これは恥ずかしさだ」、「これは怒りだ」と
  出て来た感情を止めずに、名前を付けてゆく。

  そして、それに伴う思考が出て来ても同じように「これは、”動揺して
  る自分は格好悪いな”という思考だ」、「これは、”いつでもそうなん
  だよな、全然強くなれてないな”という思考だ」という具合に、思考に
  名前を付けてゆく

  そして感情や思考に抵抗せず出てくるままにさせ、都度名前を付けてゆく。

  そして隙があったら、すぐに呼吸に意識を向け(吸気で)胸が膨らんだ
  ら「膨らんでる」のを感じ(呼気)で縮んだら「縮んでる」のを感じる
  という様に、呼吸とそれに伴う「身体の感覚」に常に意識を向ける様にする
  

②フォーカシング
  ”動揺”や”強い感情”を感じたら「今、私の脳組織のどこかが働いて いる」

  「そして、どこかの神経系を通して心拍数や血流や体温、呼吸等を変
  化させてる」

  「同時に、動揺してる部分に違和感を生じさせている。その”動揺があ
  るところ”は喉かな? 胸かな? お腹かな?」と”違和感”を探ってゆく。

  
 ⇒”違和感”を見つければ「これに色や形があるとしたら、どんなだろう
  ?」、「手で触ったとしたら、手触りや温度、重さは?」、「音や匂
  いは?」と、五感で感じようと意識をそこへ集中する。
  

 ⇒”ぴったりのニックネーム”をそれに付けて「こんにちは、〇〇君
  ・・・」と会話して行く。



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