コラム/2012-12-19
何故「気にしないようにしよう」と思っても出来ないのか?
よく何かに悩んでいる時に友人なんかに相談すると「気にしない事だよ」
というアドバイスを受けた事ってありますよね?
でも「気にするな」と言われても「気にしちゃう」というのが人間ですよね。
些細な悩みでも、メンタル的な問題でも「気にしないようにできない」から
苦しいんですよね?
実際「不安や恐怖」、「自分の短所」、「相手の思惑」等、気にしても
どうしようもない事を気にするからしんどくなる。
→これは人間特有の性質です。
また、症状で苦しんでる方もそうです。
例えばうつの方は「うつに集中してる=気にする」状態ですし、
摂食障害の方、不眠症の方等、殆どが「症状に集中してる=気にする」状態
が続いていると言えます。
そしてそういう見方で考えると家族や周囲の人、お医者さんやカウンセラーも
結果としてその悩みや症状にもっと集中する(気にする)ように働きかけて
しまう事が多いのかも知れません。
では、どうしたら「気にする地獄」から抜け出せるのでしょう?
人間の脳は「何かを止める」事は苦手です。
(「わかっちゃいるけど、やめれれない」ものです)
→だから「気にするのをやめ」たり「過食をやめ」たりが難しいんですね。
でも「それをやめて、代わりに何かをやる」という事は結構できたりします。
それを利用して「〇〇の事を気にする代わりに、何を気にしたいだろう?」
と自分自身に問いかけてみるのもいいかも知れません。
→もっと気にせずにはおられない事(できれば、好きな事やワクワクする事)
を必死で探して、それをとことん気にしていくのも意外と効果があるものです。
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