Google+ で検索

カウンセリング 大阪府大阪市 心理療法  返金保証 超短期  コーチング

コラム/2013-02-01

Top / コラム / 2013-02-01

責任を背負い込み過ぎる人へ

「良かれと思って言った言葉で友人を傷つけてしまった」
「子供がいつまでも引きこもり続けているのは私のせいだ」
「仕事を真面目にしてない後輩に注意をしたら、後輩が辞めてしまい
 会社に迷惑を掛けてしまった」・・・。

責任感が強い人は、その強さ故に苦しむ事も多いと思います。

僕自身も、かつてある会社の営業管理職だった時に、会社の資金繰りが悪化
して社員の給与面に支障が出そうになった時の事を思い出します。
その時の僕は「自分の生命保険を使って資金の不足分を補おう」と考えて、
妻に「あなたは社長でもないのに、何を馬鹿な事言ってるの?」と止められた
事がありました。

そして、もしあなたも本当は背負わなくてもいい余分な荷物(=責任)を
背負い込んで苦しいのであれば、少しでも身軽になる考え方をご紹介します。

責任は英語で「responsibility」と言いますがこれは
「反応」(respons)「能力」(ability)の2語の組み合わせです。

つまり、責任とは「反応する能力」=「相手の言動や状況にどう反応するか
を自分で選択する能力」という意味です。

そして、ここには相手の反応は含まれていません

所が「その人の為を思って言った言葉で逆に相手を傷つけてしまった」
という例では「相手が傷ついた」というのは相手の反応であって、
あなたが負うべき責任ではありません

相手が「私は傷ついた」という考え方を選択した、つまり”反応”した訳です。

勿論、中には相手の気持ちを考えずに、いつも酷い事や無茶な事を言う人
もいて、そういう人は相手の反応まで考えるべきだと思います。

でも、あなたはそんな人ですか?
例えば同じ様なシチュエーションで、同じ言葉を言ったとしたら、100人が
100人とも傷つきますか?
逆にあなたがその言葉を言われたとしたら傷つきますか?

もし「NO」なら、相手の反応まで責任を背負ってしまってるかも
知れませんね。

いつも「私が傷つけた」「私のせいだ」と思い込む癖のある人は、相手を
過小評価し過ぎていませんか?
相手は自分では何も選択できない無力で弱い人ですか?
相手も「傷つく」という選択以外にも「言い返す」、「受け入れず無視する」
等、色んな選択をする能力を持ってる事を信じてあげましょう。

これは相手が我が子であっても同じです。
例えば子供が成人しても引きこもりで悩んでるというお母さん
「私が無理にレールを敷いてしまって、それに乗れなかったから息子は
引きこもりになってしまった。私のせいだ」と全て責任を自分で背負い込んで
息子に何も言えない・・・。

勿論反省をする事はいい事ですが、あなたはそんなに酷い事をしましたか?
しかも息子はもう子供ではないのであれば「全てを親のせいにせず、自分で
乗り越えてゆく」という選択もできるはずですよね?

また、仕事でも(昔の私の様に)自分の責任範囲以上の責任を背負い込んで
苦しんでいる人もいると思います。
役職が上がると給料が高いのは「負うべき責任に見合った給料」だからです。

「あなたは自分の給料以上の責任を背負い込んでいませんか?」
「それは本来誰が負うべき責任ですか?」

→それを考え、もし自分じゃなく他の人が負うべきものだと思ったなら、
 きっちりとその人に「責任の引き継ぎ」をしてみませんか?

いずれにしろ、自分で「責任を背負い過ぎてしんどくなってるかも」と
思っている人は、それを一度考えてみて「まず一番目に下ろせる荷物は
どれだろう?・・。二番目は?・・・。」と考えてゆくのがいいでしょう。



コメント


認証コード(4342)

powered by HAIK 7.0.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional