コラム/2013-04-24
自己中、傲慢、甘える事の勧め
以前「苦しいのなら逃げてもいい」という記事を書きました。
この「逃げる」事以外にも世間では「いけない事」だと言われている為に、
その力を使わずに苦しんでおられる人がいます。
例えば「自己中」や「傲慢」な人は嫌われるから、どんな場面でも
自己中や傲慢になっては行けない。
或いは自立した大人なら「甘える」事は許されないので、どんなに苦しくても
甘えずに自分の力で切り抜けよう、等。
でも、どんな事にも”例外”はあると思います。
そこで今回はそういった方の為に「自己中」「傲慢」「甘える」をお勧めします。
①他人の事は放っておいて自己中になりましょう
常に自分の事を後回しにして、他人の事ばかり考えていて苦しんでいる人 には
「他人の事は置いといて”自己中”になるように」という方向で援助します。
例:幼い頃、言葉や暴力で虐待した親が年老いて弱って来てる。
まだ許せない気持ちで一杯だが、年老いた親に怒りをぶつけても可哀想だし
かと言ってまだ恨んでるので介護してる時に「早くあの世に行ってくれ!」
と思ってしまう自分が許せない
→ このまま行っちゃうと”共倒れ”になる危険があります。
親の気持ちを考えず心配は置いといて思い切り自己中になって
安全なやり方で怒りを親に返してすっきりした方がいいと思います。
自分がしんどい時に、他人の事を考える余裕はありません。
まず「少しでも自分が楽になる事」だけを考えて、それを実行しましょう。
優しいあなたの事だから、元気になったらいくらでも他人の為にしてあげる筈
ですから。
②傲慢になりましょう
常に厳しい自己評価の為に劣等感に苛まれている人なら「傲慢=根拠の無い自信」
になれる様に援助する事もあります。
例:「私は会社でミスばかりして、いつも上司に怒られてます。
こんな私では、いつクビになるか不安で仕方がありません。」
→ うまくやれた事に目を向けて行き、上司の怒りが正当なのか?も考えて
みましょう。更に周りの社員や上司よりも自分が優れている点や周りの人
や上司の欠点を探してみましょう。
ーーー
それをやってみると、もしかすると「私って結構やれてるかも。
部長は小さな事を怒り過ぎだし、パワハラに近い。Aさんは隙があればサボってるし
Bさんは自分のミスを認めない人。私が部長の立ち場ならあんな言い方しないし
私はAさんやBさんとは違う・・。 ーーー
てな具合で、どんどん傲慢になって自信を取戻しましょう。
③どんどん他人に甘えましょう
さらに「他人に甘えちゃいけない」で頑張って来て行き詰ってる人には
「他人の力を借りる」事ができるように援助したりします。
→ 気分が沈んで落ち込んでる時に、友達や旦那に話したらスッキリするけど
皆忙しいだろうし迷惑を掛けるから人に頼らず我慢しよう、と増々うつ状態
が酷くなる人もいます。
そうなったら恐らく余計に周りに心配・迷惑を掛けちゃうだろうし、
相手が余裕が無い時は「ゴメン、今は相手できない」と言う事ができると
考えて、ここは自己中になって思い切り甘えてみましょう
※かく言う僕も、行き詰った時にはよくこの3つを使って切り抜けて来ました。
まあ、だから時に他人に誤解される事もありますが(笑)
コメント