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コラム/2013-11-01

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トラウマからの解放・治療~EMDR(眼球運動)他について

先日NHKのEテレ(教育テレビ)で「トラウマからの解放」という番組を
やっていました。

番組で取り上げられていたEMDRは眼球運動やタッピング、聴覚等の両側性刺激を
与える事で脳の情報処理を活性化し、脱感作してゆくという理論に基づいた
比較的エビデンス(臨床的根拠)があると言われているトラウマ治療です。

(※元々はシャピロ女史が、嫌な記憶を思い出した時に眼を左右に動かしたら、
 何故か楽になった、という経験から生み出されたものなので理論は”後付け”です)

トラウマが原因でASD(急性ストレス障害)やPTSDを発症してしまっている人には
EMDRも一つの選択肢だと思います。

但しどんな療法であれ、トラウマを扱う場合は慎重を要します

もし、臨床現場で迂闊にトラウマ場面を思い出すように促してしまうと、
フラッシュバックが生じて、更に”トラウマの上塗り”をしてしまい
「二次被害」が起きる危険性があるからです。

それを防ぐ為に、EMDRにしてもきっちりとしたプロトコル(手順)がありますし、
「”その事”が起こった日の最初に心に引っ掛かってる場面を思い出して
頂けませんか?」等と、いきなりトラウマ記憶の本丸には突入しない様に
誘導してくれると思います。

かと言って、細心の配慮を払わないとEMDRと言えども「二次被害」が起きる可能性
はゼロではないと思います。

(※実際、うちのルームに他所でEMDRを受けて落ち込みが酷くなった方が
  来られた事があります)

加えてEMDRは解離性障害に見られる様な”凍りついた”外傷記憶
(恐らく海馬を通さない扁桃体経由の情動記憶)を両側性刺激によって、
通常の、海馬を通した記憶として再処理・統合する働きがあると思われますので
”解離された”記憶も通常の記憶として浮かび上がって来ます

そしてこの作用によって「凍りついた外傷記憶」を開放し、過去の記憶として
脳内で再処理されてトラウマから解放されるのだと考えられますが、

同時に、通常の記憶としてはそれを保持する事が余りにも辛い為に折角作られた
その部分の記憶を遮断(解離)する壁(解離障壁)を壊してしまう事になるでしょう。

この事が特に問題になるのは「解離性同一性障害(多重人格)」等が
トラウマによって発生した場合です。

解離性同一性障害がみられる場合は、基本人格(自我)を強化する前
各人格の記憶の共有を全く進めずにいきなり解離障壁を壊してしまう事は
非常に危険だと思います。

何故なら、解離させるしか仕方がなかった程の辛い記憶があったからこそ
解離障壁が作られ、別の人格が生まれた訳ですから・・・。

では、どうすれば安全にトラウマを開放できるのか?ですが、

安全面から言えば、トラウマに焦点を当てないブリーフセラピー
ナラティブプラクティス(セラピー)等が一番だと思います。

但しそれらは、全てのトラウマに有効だとは思えませんし、重篤の場合や緊急を要する場合は、やや疑問があります。

次に、イメージが得意な人はNLPゲシュタルト療法が効果がある場合が多いですし
勿論認知行動療法も効果があるでしょう。

また身体感覚に敏感な人はソマティック・エクスペリエンス
センサリー・モーターサイコセラピー等も効果的だと思います。

そしてエビデンス不足かも知れませんが、EMDRと同様で比較的新しいTFTEFT
等もいいかも知れません。

但しどの療法を選ばれても、大切な事は”セラピストの配慮”だと思います。

クライアント様のお話の中で安全面を一番に考え「二次被害」を起こさない様な
配慮ができるかどうか、だと思います。

例えば、クライアント様への質問やお話の中で「トラウマ記憶のどの部分なら
安全に扱えるか?」を考え「ではその場面ではなく、その出来事の
タイトルだけ思い浮かべる事はできますか?」とタイトルや見出しから入ったり、

いつでもそこへ逃げ込める安心できる安全なアンカーを予め作っておく
(NLP的ですね(笑))、或いはクライアント様の呼吸や表情、動作に的を絞り
「危ないな!」と感じたら「今・ここ」に素早く戻す方法を採る
(ソマティック的です)等。

もし、トラウマの解放やPTSD治療をしてくれるセラピストをお探しの人が
いらっしゃれば「そちらでは二次被害を防ぐ為に、どの様な工夫をされていますか?」
とお聞きになってもいいと思います。そしてもし解離性同一性障害がみられたら
その事も伝えておいた方がいいでしょう。

(※因みにうちのルームでは安全面を最重視し、お客様に合わせて最も効果的な手法を
 組み合わせてトラウマやPTSDの解消のお手伝いを数多くのお客様に差し上げて
 おります)



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