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コラム/2014-06-11

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心の自然治癒力を高める~自我強化

うちのルームでも、
「楽になって来てるし、頭では面談に行きたいと思うのですが、
行こうとすると体調が悪くなるんです」と仰る方もいらっしゃいます。

こういった場合で一つ考えられる事は「そもそも僕の事が嫌いで
無意識が抵抗してる」(笑)のでないとすれば、
「良くなろう」という変化に無意識が抵抗してると考えられます。

いくらトラウマを解消するお手伝いをしたり、無意識の中に抑圧して来られた感情を
解放して頂いたり、過食や依存等のパターンを崩す介入を差し上げたり、
スキーマを解消するお手伝いを差し上げたり、インナーチャイルドを癒して頂いても
無意識が抵抗する場合があります。

そういった事を防ぐ為にも「心の自然治癒力」を高める事を同時にして頂く必要
があります。

セラピーを切り傷を負った時の治療に譬えて言うと、消毒や傷口を縫う事、
薬を塗る事、絆創膏や包帯でカバーする事等に該当するかも知れません。

そして、傷が塞がって行く為には身体の「自然治癒力」が必要です。

でも、「心」の場合は、余りにも辛い状態で長年苦しんで来られていると
「心の自然治癒力」が低下し、無意識の抵抗に負けそうになったり、
「心の傷」や「心の穴」が中々塞がらない人もいると思います。

そうした場合には「心の自然治癒力」を高めてゆく必要があると思います。

従来の心理学で言うと「自我強化」、今の認知行動療法の進化型であるスキーマ療法
で言うと「健康な大人の部分」(ヘルシーアダルト)を強くしてゆく事こそ
「心の自然治癒力」を高める事に繋がってゆくと思います。

では、どうすれば「心の自然治癒力」を高める事ができるのでしょうか?

以下に、そのヒントをお書きしたいと思います。


<心の自然治癒力を高める為のヒント>

①「今の悩みや症状」と「本来の健康な自分」を分けて
 それぞれの自分の心を占める割合を直観で%で表す。

 ※例:「今の悩み症状が占める割合」=80%
    「本来の健康な自分が占める割合」=20%

②昨日、一昨日・・と、過去を振り返って行き「本来の健康な自分が占める割合」
 が今より大きかった場面をできるだけ沢山書き出してゆく

③書き出したその場面を読み返し
「何故その時は本来の自分の支配率が上がってたのか?」を考える

 ※自分がどう考えていたからか?自分がどう行動してたからか?等

④その時に自分が使っていた”力”に名前を付ける

 ※例:「幸せになりたい力」「自分を取り戻す力」等

⑤その”力”を人生で最初に使った時の事を思い出す。

⑥その”力”を身に付ける時に影響を受けた人物は誰か?を考えてみる。
 そして、あなたがその”力”を身に付けた事を知ってその人は
 何て言うだろうか?と想像してみる

 ※お祖母ちゃん、家族、親友、マンガの主人公、ペット等
  (思い浮かばなければ次へ)

⑦あなたがその”力”を持ってる事を一番よく知ってる人物は誰だろうか?
 と思い出す

 ※過去の親友、祖母等の家族、ペット、ぬいぐるみ等

⑧その「あなたの力を一番よく知ってる人」が傍にいると想像して、
 「私のその”力”のどういう部分が一番印象的でしたか?」と質問したら
 その人物は何て答えるだろうか?と想像してみる。

 次に「私のその”力”をあなたが見て、あなたの人生にどういう良い影響を
 与えましたか?」とその相手に聞いたとしたら何て答えるだろうか?と考えてみる

⑨その相手の答えが、もし賞賛や感謝や承認であれば
 「そう言ってくれて有難う」とその言葉を受け止める

⑩「その”力”をもし明日充分に発揮したとしたら、明日は今日と何が違ってる
 だろうか? 半年後は今とどう違っているだろうか?」と想像してみる

以上の様な事を想像してみるのも「心の自然治癒力」を高める事に役に立ちます。

※これはあくまで一例で、ナラティブ・アプローチや解決志向アプローチ
 を基にしたものです。

 他にも「心の自然治癒力の高め方は色々ありますので、
 もしご興味がありましたらお気軽にご連絡下さい。



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