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コラム/2014-11-09

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ハコミセラピーと心屋さんの魔法の言葉

心屋仁乃助さんの「魔法の言葉」がすっかり有名になりましたね。

それを言わされた芸能人やクライアントさんは何故涙を流したり、
パニックに陥ったりするのでしょうか?

それは、その人が持ってる自分でも気が付かない中核的な信念
(コア・ビリーフ、スキーマ、禁止令)に直に切り込むからだと思います。

中核的な信念とは、主に子供時代に形成され、大人になってからもそれに基づいて
思考し判断し行動してゆく自分独自の価値判断の基準となるものです。

ただ、大人になってからはその”信念”の為に逆に生き辛くなったり、
症状や人間関係等の”問題”を引き起こしてしまう様な不適合的な信念もあります。

例えば、子供時代にテストで95点を取っても
「何で100点じゃないの!?クラスの〇〇ちゃんは100点だったと聞いたわよ!」
等といつもダメ出しをされて親から認めてもらえなかった場合、
「私はダメ人間だ」という信念が出来上がるかも知れません。

そしてその人は、それでも生きてゆく為に
「(そのままではダメ人間のままだから)完璧じゃなきゃダメだ!」とか
「頑張らなきゃ」といった中核的な信念に”対抗する信念”を作り上げる
かも知れない。

心屋さんは(そこばかり突く訳じゃないですが)「私はダメな奴と思われてもいい」
等という言葉を言わせて、この中核的な信念を言い当てて切り込んでゆく。

すると、それに対抗する信念「ダメ人間のままじゃ嫌だ!
私は完璧にならなきゃ、頑張らなきゃ!でも出来ない・・・」と抵抗する。

この抵抗によって心が動かされるのだと僕は考えています。

一方、ロン・クルツという人が始めた「ハコミセラピー」は、
無意識に「敵だ」と思わせず「味方だ」というスタンスで言葉を掛けるので、
無意識の抵抗が起こりにくい。

例えばさっきの人に声を掛ける場合ハコミでは恐らく
「あなたは完璧な人です」と言う言葉になるだろう。

その言葉は「私はダメな人間だ」という中核的な信念には触れず
「完璧じゃなきゃ」という対抗する信念に沿ったものです。

そうする事で、無意識は「敵だ」とはみなさず抵抗する事なしに
「そんな事はない(=完璧じゃない)」という中核的な信念を自ら表してくる
事ができます。

しかもハコミでは、常にセラピストとクライアントとが相互に愛を持った交流の場
を作る事を意識したり、いきなり切り込むのではなくマインドフルネスという状態
になって頂いたり、中核的な信念が炙り出された時にクライアントを常に支えたり
といった配慮を行います。

僕はどちらがいいとか悪いとかではなく、心屋さんは不動明王の様に厳しく
ハコミは観音様の様に優しい

でもどちらもクライアントさんへの愛に基づいていると思います。

「不動明王の様な厳しい愛」を選ぶのか、
「観音様の様な優しい愛」を選ぶのかはあなた次第です(笑)

因みに僕はどちらかと言うと気の弱い不動明王か、観音様寄りかな?
自分で言うのもなんですが(笑)



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