コラム/2014-12-08
片付けられない人の心理
「部屋がゴミ屋敷の様になってしまい何とか整理したいけど、できない。
自己嫌悪に陥っています」
最近は「汚部屋」とか「片付けられない女」「片付けられない症候群」等と言う
言葉と共にそういったお悩みを抱えてられる人も増えているのでは?と思います。
僕自身も独身時代は、かなり部屋が汚く(笑)綺麗にする為に敢えて友人を招待した
ものです。
では、何故そうなってしまうのでしょうか?
※これは、あくまで僕自身の経験とお客さんの例から推測した内容です。
まず「片付けられない人」を大きく分けると
「片付けられない自分を責めている人」~「全然気にしてない人」に分かれる
と思います。
①片付けられない自分を強く責めている人
→このタイプの人は「片付けなきゃいけない」けど、「何を捨てたらいいのか
わからない」「どこから手を付けていいのかわからない」 と感じている人
が多いのではないでしょうか?
こういった人の多くはもしかしたら「完璧主義」なのかも知れません。
元来、仕事や人間関係等においても「完璧でなきゃ」で無理を重ねる。
そして部屋の整理も「完璧にきれいにしなきゃ」と自分にプレッシャーを
かけてしまい”完璧に”「いる物、いらない物」を分けて「捨てるもの、残す物」
を”間違いなくやらなきゃ」と思うとわからなくなってしまう。
しかも他の部分での完璧さは妥協できなくても自分の部屋の完璧さは
まだ妥協できる・・・。
だから「完璧さのバリア」が一番手薄な所で息抜きできるというメリットもある。
②片付けられない自分を少しだけ責めてる人
→このタイプの人は「片付けた方がいいのはわかってるけど、できない」自分
をほんの少し責めてるかも知れません。
こういった人の多くは「片付ける時間や心の余裕がない」と思っているでしょう。
そしてもしかしたら「余裕がない」のは他人に気を遣い過ぎて疲れ果て、
唯一気を使わずに我儘にできる自分の部屋は「我儘に振る舞える最後の砦」
の象徴なのかも知れません。
そして我儘放題、散らかし放題にして心のバランスを取る。
けれど、元々「自分が他人にどう見られてるか?」が気になるので、
部屋を汚してる自分を客観的に見て後ろめたい気持ちにもなってしまう。
③片付けられない自分を余り責めない人
→このタイプの人は物に対する執着が強く、物で溢れ返っていた方が落ち着く
のかも知れません。
もしかしたら、誰かに対する「淋しさ」や求めても得られなかったという
人に対する”愛着”を物で埋め合わせしようとしてるのかも知れません。
※「心の穴」を物や人に”依存”する事によって埋め合わせようとする事に
似ているかも知れません。
④片付けられない自分を全く責めない人
→このタイプの人は、その様な(片付けない)家庭で育ち、
それがいけない事という認識を持てなかったか、
逆に片付ける事等厳しい親のルールや支配に反抗する為の手段が
「散らかす事」だったのかも知れない。
そして、その”癖”が大人になっても続いてしまってるのかも知れません。
以上僕の勝手な推測ですので、これ以外の理由もあると思います。
ただもし、4つのタイプのどれかに当てはまり、「片付け」でお困りの方
がいらっしゃれば、タイプ別にご相談に乗る事ができます。
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