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コラム/2015-01-23

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自分を否定せずに変わるという事

僕は料理を作る事が好きです。
でも家庭用のコンロの火力で、家族分の調理をする時は結構難しい・・・。

例えば野菜炒め等は一気に大量の野菜を投入しちゃうとべちゃべちゃになって
しまいます。

でも、そこに日本酒と鶏がらスープの素、みりん、醤油、生姜のしぼり汁
等を加えてあんかけにしちゃうと野菜から出た水分も合わさって、
とても美味しい八宝菜ができたりします。

この様に一見”失敗”したものを工夫してリメークしている人も多いと思います。
それとも、「あ~失敗した」と思って全部捨てて一から作り直しますか?

僕は人間にもこういった事が当てはまると思っています。

例えば子供時代に親との関係の中で傷つき大変な思いをして生きて来た・・・。
「あんな親じゃなかったら・・・」

或いは誰かに傷つけられたり逆に傷つけてしまい
「取り返しのつかない事をしてしまった」とずっと後悔を引きずってしまう・・。
いっそ自分の人生をリセットして生まれ変わりたい・・・。

もしあなたがそう思っているのであれば、この様に考える事が役に立つかも
知れません。

 あなたが今迄の人生で経験して来た事は確かに
  とても辛かった事が多かっかも知れません。

  でも、その中であなたは他の誰も経験していない
  自分独自の考えや感情を通して、確実に今のあなたを
  形作って来た・・・。

  しかも料理と違って、「なかった事」にして自分の人生を
  一旦捨ててリセットする事はできない・・・。

  あなたは、その辛い経験の中でどんな事を学んで
  どの様に成長してきましたか?

  例えば「親に愛されずに育ったから、
  自分の子供は愛情一杯に育てたい」と思ったかも知れない。

  或いは、酷い事を経験しても心が折れずに耐えて
  来られたのなら、並はずれた忍耐力を培って来た
  のかも知れない。

  あなたが流して来た涙は、もしかすると野菜から出た水分
  の様なものかも知れない。

  あなたが耐えて来た時間は野菜を長時間弱火で炒めたせいで
  「シャキッと感」が無くなった野菜かも知れない。

  その野菜から出たべちゃべちゃの水分を「いらない物」
  と捨ててしまうのか、「野菜のうまみ」が出たスープ
  として利用してゆくのか、

  或いは、シャキッと感がなくなった野菜を「失敗作」
  とするのか、「柔らかく甘みが出た野菜」として
  利用するのか・・・。全てはあなたの選択だと思う。

  あなたが、今迄のあなたしか経験できなかった人生で
  学んだ事、身に付けて来た力を否定せず、
 「これをどうアレンジしたら、美味しい八宝菜が出来るのかな?」
  と考えてみませんか?

※但し、余りにも恨みや自責、自己否定が強い方はそれを先にどうにかしないと、
 八宝菜を作る気力も持てないかも知れません。

 そういった方はお気軽にご連絡下さい。
 うちのルームには、コンロはありませんが・・・(笑)



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