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コラム/2015-03-07

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症状や悩みへの対処法のレパートリーを増やす

人が悩みや不安・恐怖、症状等に襲われた時に取り得る対処法としては

①それを避けようとする

②それに立ち向かおうとする

③それを受け入れようとする

の3つのうちのどれか、になると思います。

「①」の”回避”型の対処法としては、
 それが起こらない様に、そういった場面を避けたり、学校や仕事を辞めたり、
 お酒やギャンブル、買い物、過食、睡眠、引きこもり等へ逃げたりする事等
 があります。

※所謂「強迫性障害」は、強迫観念を避ける為に何度も同じ確認行為を行ったりするので
 確認行為自体は”回避”の為の対処法とも言えます。

「②」の”立ち向かう”方法としては、その辛い場面から逃げずに立ち向かい、
 ”力技”で克服してゆく、という対処法です。

認知行動療法の暴露療法等では、例えば電車に乗るとパニックに襲われる人が、
敢えて電車に乗ってパニックに耐え、少しずつ距離や時間を延ばし、
慣れてゆく等はその最たるものです。

※森田療法の「恐怖突入」も、例えば視線恐怖に襲われた人が、
 自分が怖れてる事が実際には起きない事を確かめる為に敢えてその場面に突入する
 等もこの対処法と言えるでしょう。

「③」の「受け入れる」対処法としては、その不安や恐怖等に抵抗せずに受け入れる
対処法で、森田療法の「あるがまま」や、例えば、赤面に襲われてる人に
「もっと赤くなって、リンゴちゃんと呼ばれるくらいになろう」等と、
本人が笑える位の想像を膨らましてもらうといったフランクルの逆説志向や
手洗い強迫で手洗いを30分続けてしまう人に「最低1時間は続けて下さい」
等と指示するMRIの逆説介入や、その元となったエリクソンの症状処方等
もこれに当たると思います。

そして、大半の人はその人独自の対処法(コーピングスタイルと言います)
を長年の間に培って来てるはずです。

ただ、最早今迄の対処法では対処しきれなくなった時に
心療内科やカウンセリングを受けようと決意する方が多い様に感じます。


まず、心療内科やカウンセリングに行く前に(笑)、自分の今迄の対処法は
「①」~「③」のどれだったか?を考えてみるのもいいでしょう。

そして対処法のレパートリーを増やす為に、今迄やった事のない対処法を試してみる
のも役に立つかも知れません。

例えば職場がブラック企業で、おまけに上司から度重なるモラハラを受けてる
にもかかわらず、頑張り続けてうつに襲われた。

→この人の今迄の対処法が「②」ならば、
「①」の「逃げる、避ける事」を試してみるのもいいかも知れません。

※回避、逃避は決して悪い事ではありません。例えば薬物依存を、過食に逃げる事で克服
 された人もいらっしゃいましたし、アルコール依存を、飴玉を舐める事で回避
 されてる人もいらっしゃいます。

同様に、自分のいつもの対処法が「①」ならば「②」と「③」を試してみたり、
「③」ならば「①」と「②」を試してみてレパートリーを増やしてみる事が大切
だと思います。



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