コラム/2015-04-05
達成感や成功を感じられない人へ
「テストで一番になっても、志望校に合格しても、仕事で出世しても
達成感や成功を感じた事はありませんでした」
周りの人から見れば「素晴らしい成績や業績」を挙げても、
本人自身は何の達成感や成功を感じられず、
それどころか逆に焦燥感や空虚感を常に感じている人もいらっしゃいます。
勿論ちょっとの達成や成功ですぐ満足してしまい、努力を怠ってしまう人もいる
でしょう。
或いは、野球のイチロー選手の様に(恐らく)ストイック且つ謙虚に
妥協しないで努力し続ける事でモチベーションを維持できる人もいると思います。
(もっとも、イチロー選手の場合は本人が達成や成功を認めなくても、
数字や年棒等の万人の承認がありますが・・・)
達成感や成功を感じられない人は、どこまでやってもゴールにたどり着けない感じ
がするでしょう。
ー それはまるで「永遠に走り続けろ!」と命じられたマラソンの様です。
マラソンも42キロ先というゴールが設定されているからこそ頑張れる訳です。
それが、もしどこまで走ってもゴールに辿り着けないとしたら・・・。
それはそれは苦しい道のりになるでしょう。
それでは何故達成感や成功を感じる事ができなくなってしまったのでしょうか?
ー それは生まれもっての気質や性格傾向、或いは大きな目標を掲げているから
等様々な理由があると思いますが、僕がよくお見受けするケースとしては
「子供時代に親に(何を達成しようが、成功しようが)認めてもらえかった、
喜んでもらえなかった、”O.K.” を出してもらえなかった」という方が多い
様に感じます。
もし親が”O.K.”を出さなかったとしたら、
「永遠に走り続けろ!」という命令と同じように受け取ってしまう
かも知れません。
その為に、どこまで走り続けてもゴールに辿り着けず
常に走り続けなくてはならず、やがて力尽きてしまう・・・。
もしあなたがそうだと感じられるのであれば、他人の承認や”O.K.”を
期待せずに、自分でそれをしてあげる方が近道かも知れません。
ではそうする為にはどうすればいいのでしょうか?
そのヒントをお書きしてみたいと思います。
<自分で達成感や成功を感じる為のヒント>
①自分の親の達成や成功を感じる
→もしあなたの親が自分自身の達成や成功を認められず、
その為にあなたのそれも認められない人であれば
親が子供時代~今迄達成して来た事を聞き取って、労ってあげましょう。
具体的には、親の顔を思い浮かべながら、「よくやったね」とか「有難う!」
等とつぶやいてみる
例:「苦労しながらも、僕達子供をよく育ててくれた。有難う」等
②自分の過去の達成や成功を感じる
→「①」をやった後に、もし親があなたの達成や成功を認める事に抵抗がなくなった
とすれば、親はあなたにまつわる過去のどんな達成や成功を認めてくれる
でしょうか?
それを思い浮かべ、親があなたに「よくやったね。」「頑張ったね」等と
笑顔で言ってるイメージをし、自分でも鏡に向かって「私、よくやったわ」
と呟いて肩をポンと叩いてあげるのもいいでしょう。
③自分の今の達成や成功を感じる
→ご自分の1日や1週間のしなければいけない事としたい事の計画を立て、
それが達成できれば鏡に向かって「よくやったね!」と呟いて
肩をポンと叩いてあげましょう。
※最初は「そんな事くらいで一々自分を褒めているとダメな人間になる
んじゃないか?」等と抵抗があるかも知れませんが、徐々に慣れていく
と思います。
それとも「永遠にゴールの来ないマラソン」を続けますか?
この方法でも難しい場合は、お気軽にお問合せ下さい。
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