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コラム/2015-04-24

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義務感から他者に貢献しても自信は生まれない

「他人を助けたいです」

「他人の役に立ちたいです」

何も対人援助職でなくても、そういった考え方を持つ人もいらっしゃると思います。

そしてもしそういった「他者への貢献」が自分の本当の目的や欲求であった場合は
自信が生まれていくでしょう。

ところがいくら他者に尽くしても自信が生まれないのであれば、
考え方がどこか間違ってるのかも知れません。

もしあなたがそうであるならば、こんな事を自分に問いかけてみませんか?

「私が他人を助けなかったら、どんな自分になっちゃうのだろう?」

「もし、他人の役に立たない人間になったとしたら
  他人は私の事をどう思うのだろう?」

もし、その答えが
「価値のない人間になっちゃうかも・・・」とか
「誰も私の事を認めたり評価してくれないだろう」とか
「きっと、嫌われちゃうだろう・・・」等と
感じるのであれば、

「他人を助けたい」という想いは本当の目的・欲求
(~したい、~を得たい、~になりたい)ではなくて、
本当の目的・欲求を満たす為の単なる手段に過ぎないでしょう。

そして、手段は往々にして「(その目的を果たす為に)~しなければならない」
といった「義務」の形になります。

上の場合の例で言うと、本当の目的は「他人から認められたい」とか
「他人に嫌われたくない、好かれたい」等で、
その為の手段として
「他人を助けなければ”いけない”」
「他人の役に立たなければ”いけない”」
といった「義務感」に駆られてしまう訳です。

そして「義務感」でいくら他人を助けても役に立っても自信は永遠に生まれない
でしょう。

何故なら他人を助けて当たり前、役に立って当たり前な訳ですから。
(なんせ”義務”ですから(笑))

そして”当たり前”の事をした訳ですから、他者から称賛や労いを受けても
受け取れませんので、自信には繋がらないでしょう。

しかも、「当たり前」の事ができなかった時にはできない自分を責めてしまい、
余計に自信を失う事になります。

そしてもっと根本を言うと、
本当の目的は「他人から認められたい」「他人から好かれたい」だったですよね。

でも、自分がいくら”義務”を果たしたからと言って
他人が自分の事を認めるか否か、好いてくれるか嫌うかは他人の自由な訳です。

ですから、もし他人が認めてくれなかったり好いてくれなかった場合は、
「ここまでしてやったのに、何で認めてくれないんだ!好いてくれないんだ!」
と思っちゃう訳です。

俗に言う「見返りを求める」状態ですね。

これじゃあ、自信どころか”怒り”や”不信”を育ててしまいます。

では、どうすればいいのか?

一番いいのは「他人の事はどうでもいい!」と仕事でも部活でも
他者との関わりの中で自分のしたい事をして、その中で自信を育んで行く事
だと思います。

そんな事をすれば、もしかしたら批判を浴びたり嫌われたりするかも知れません。

でもそれを貫いていって、譬え失敗もあったとしても
「自分はどの部分は成し遂げたかな?」とか
「誰かの役に立ってるとしたら、誰にどんな役に立ったのだろう?」
と考えてみる事です。

(おおよそ、どんな仕事でも誰かの役に立たないものはないと思います)

ただ、もしあなたに「したい事」がないとすればどうしたらいいのでしょう?

そういう人は、一つのやり方として、
「自信をつけたい」を目的にして、「したくない事や苦手な事をする」
というのもいいかも知れません。
端から「したくない事や苦手な事」ですから、”できなくて当たり前”、
少しでもできたら自信になります。

(※「できて当たり前」の”義務感”でやるのが減点方式だとすれば、
  これは加点方式です(笑))

そして、その中で他者への貢献をほんの少しでも感じる事ができれば、
自信は一気に上がってゆくと思います。



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