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コラム/2015-05-05

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子供に親の生き辛さを連鎖させない為には?

「ついつい子供にカーっとなって叩いてしまう」

「子供が最近、私に似てきて親の顔色を異常に伺うように
 なってきた」・・・。

そんな時に
ふとネットや本で自分の状況をピッタリと言い表してる部分に目が留まる。

「私ってアダルトチルドレンかも?」

「もしそうなら子供には連鎖させたくない」

そんなお悩みを抱えたお母さん方もいらっしゃると思います。

そんな時は、勿論親自身がアダルトチルドレンや生き辛さから脱出する為の
カウンセリングを受ける事が手っ取り早いと思います。

でも、それが難しい場合に親自身ができる工夫とは?

 まず一つはあなた(親)が我が子に対してどんな事をされた時に腹が立つのか?
  を考えてみる事です。

  例えば「親の言う事を聞かない」時。
     「のろのろ、だらだらしてる」時。
     「失敗や間違いを犯す時」、等。

  こんな時に怖い形相で語気荒く
     「何でお母さんの言う事が聞けないのよ!」
     「早くしなさい!何だらだらしてるのよ!」
     「どうして失敗したの!間違ったの!」
  等と怒ってしまう。

  次にあなた(親)が我が子に対してどんな時に褒めているか?
  を考えてみましょう。

  例えば「親の言う事を聞いた」時。
     「甘えずに我儘を言わない」時。
     「忙しい自分を気遣って手伝ってくれた」時。
     「欲しがらず我慢した」時。
     「大人しくお利口さんでいた」時。
     「期待に応えた」時。
     「助けてくれたり、手伝ってくれたり気を使ってくれた」時。

  それを繰り返してると、怒られたり褒められた側の子供は
     「僕はお母さんの言う事を聞く、良い子でなきゃ嫌われちゃう。
      愛してもらえない」
     「のんびりだらだらしてる私は、
      そのうちお母さんからあいそを尽かされちゃうかも・・・」
     「失敗したり間違ってばかりの僕なんて、
      ここに居る価値なんてないんだろな・・・」
     「甘えずに我儘言わない事で私はお母さんから嫌われずに済む」
     「お母さんの期待に応える良い子であり続けなきゃ嫌われる」
     「私はお母さんを助けて初めて価値が出る」      
  等といった考え方になってゆくでしょう。

  そんなふうにに叱ったり褒めたりを続けて行くうちに、子供の無意識に
     「○○しないと僕は愛されない」
     「○○でない私なんて価値が無い」
  等といった”根本の刷り込み”が出来上がります。

  そして、その”根本の刷り込み”を満たす為に
     「(愛される為に)□□をしなければならない」
「(自分の存在価値を得る為に)△△でなきゃいけない」
  といった、禁止令(ビリーフ)が出来上がります。

  そして、この禁止令(ビリーフ)が大人になってからも
  外す事ができないまま縛られ続けるので、苦しいままです。
  これが所謂アダルトチルドレンの生き辛さに繋がっています。

でも、本当は親にとって子供は元気で居てくれるだけで充分だったはずです。
例えば、我が子が怪我や病気になった時。
親であるあなたは「どうか元気になってくれ」と必死で看病したり、
心配して病院に連れてゆき、治ったら「良かった」と思うはずです。
また子供の姿が見えないと心配で探し回り、見つかった時はホッとする。

でも、そんなあなたの愛情はちゃんと伝えないと伝わらないまま、子供は
「○○しないと愛されない」
「□□でなきゃ、価値がない」という間違った考え方に支配されてしまいます。

では、どうやったら伝えられるのでしょうか?
勿論、叱り方を工夫したり、褒め方を工夫するのも一つの手ですが、
「カー」っとなって腹が立って怒ってしまう事や今迄の習慣を急激に変える事
は難しいかも知れません。

ならば一つの手段として、子供に手紙を書いてみませんか?
子供の誕生日や何かあった時でもいいので、あなたの「無条件の愛情」
文字にする訳です。

つまり「あなたが○○してもしなくても愛してるわよ」とか
「□□であってもなくても価値のある大切な子よ!」という形で伝える訳です。

要するに、我が子を叱ったり褒めたりし続けた事で
どんな禁止令(ビリーフ)が我が子に刷り込んでしまったのかを予想して、
「そんな禁止令を守っても守らなくても愛情は変わらない、
 あなたの価値は変わらないわよ」という事を伝える、という事です。

例えば「いつもあなたが間違ったり失敗した時にお母さん怒ってしまうけど、
   本当はあなたが間違っても間違わなくても、失敗してもしなくても
    お母さんは変わらずにあなたの事を愛してるよ」
   「いつもあなたが私を助けてくれる事には本当に感謝してる、助かるわ。
    でも、本当はあなたが私を助けても助けなくても、
     関係なくお母さんにとって、あなたは大切な子よ」
等と手紙に書いて伝えてみませんか?

この方法は、自分の生き辛さを我が子に連鎖させない為、
或いは子供をアダルトチルドレンにしない為、の一助になる筈です。

但し、母親であるあなた自身が禁止令に強く縛られてる場合や、
夫や親等の同居家族の協力が得られない(禁止令を植え付けてしまう)場合
等は難しいかも知れません。

そういった場合はお気軽にご相談下さい。



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