コラム/2015-09-01
思った事が言えない人へ
「こんな事言ったら、相手が悪く捉えるんじゃないかしら・・・」
「相手を怒らせたり、気分を害したらどうしよう?」
と、中々思った事を口にできずに、その結果コミュニケーションが
うまく取れずに悩んでおられる方もいらっしゃると思います。
もしあなたがそういった悩みを抱えておられるのなら、
少しずつ訓練をしてみませんか?
<思った事を言う訓練>
①家族でも友人でも、まだ一番「思った事が言えそうな人」を選ぶ
②その人に
「私は思ったが言えないの。だからその練習に協力してもらえたら助かるわ。
でも万が一気分を害した時があれば、遠慮せずに言ってね」と伝えておく。
(※口頭で言えない場合は、メールや手紙で伝える)
③相手の考え方や意見、趣味等、常日頃から「自分とは違うな」と思ってる事
を箇条書きで書き出す。
④それを下記の文章で相手に伝える”独りロールプレイ” を 実際に口に出して行う。
例:「あなたは○○が好きだと言ってたよね。それでね、私は△△が好き
なんだけど、どう思う?」等、「でも」「しかし」の代わりに
「それでね」という接続詞を使う事。
⑤その「自分の思ってる事」を実際に相手に言ったとしたら相手がどう感じるか?
を予想して、それぞれの項目ごとにその予想を書いてみる。
例:「悪くとって不機嫌になる」、「悲しむ」、「否定される」等。
⑥実際にその相手に会って、相手が喜びそうな、「思ってもない事」を言う。
(※例えば「今日のジャケット、きれいな色ね」等)
⑦「思ってもない事」を言った後に、「④」で練習した相手に対して
思った事を率直に言う
例:「あなたは○○が好きだと言ってたよね。
それでね、私は△△が好きなんだけど、どう思う?」等
⑧相手に感想を聞き、「⑤」で予想した結果通りになったか否か
を答え合わせする
⑨”予想通り”悪い結果になった場合は、
相手に「どんな風に言ったら、まだマシだった?」と聞いてみて
その回答を赤字で書く。
⑩徐々に、その相手に準備しなくてもその場で「思った事」を
一つでも言う様にしてゆき、それが出来る様になれば
その次の相手、また次、と言う相手の人数も徐々に増やしてゆく。
それでも「思った事が言えない」場合はお気軽にご相談下さい。
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