コラム/2015-09-04
全て自分の責任、自分のせいだと思ってしまう人へ
「取り返しのつかない失敗をしてしまった。全て私の責任だ。私が悪いんだ」
と自分を責めてしまう人。
それって、本当に100%自分の責任なのでしょうか?
あなたがもし、いつもそういう風に自分が全責任を負ってしまって苦しんでいる
のであれば「他の人の責任の可能性」も考えてみる事が役に立つかも知れません。
例として、あなたが営業社員で、見積書の金額を一桁安く間違えて提出し、
契約した後に間違いに気が付いたけど、
得意先が「それ以上払わない」といちゃもんを付けて来たとします。
会社側は泣く泣く折れてあなたは会社に大きな損失を与えたと言う事で
皆から責められ立場が危うくなってしまいました。
「私のせいだ!責任を取って辞表を出そうか・・・」
その事を思い悩んであなたは夜も眠れなくなってしまいました。
その為に役立つツールの一つは「円グラフ」です。
まず、あなたの責任が円グラフのどのくらいの割合を占めてるか?
を想像してみましょう。 (恐らく100%、円の全部を占めるかと思います)
次に、その「取り返しのつかない出来事」に関わった人(無関係ではない人)
を全てピックアップします。
例えばあなたが営業社員なら、あなた、直属上司、部課のトップ、所長、社長等。
そして、今度はあなた以外のその件に「関係がある人」に
あなたがもしなったら?と想像します。
例えばまず直属の上司になったとして「自分がその上司の立場だったとしたら、
責任をどれくらい感じるかな?」と考えてみましょう。
「私がもしA主任だったら、部下の見積のミスを見落とし、
しかも契約を交わす段階でも気づかなかった・・・。
だから、30%くらいは責任を感じるだろうな・・」等。
⇒その割合を円グラフに赤ペンで塗ってみましょう。
更に同様に部課のトップ、所長、社長等になったとしたら・・・?
と順番に責任の割合を色付けしてみましょう。
一通り終わったら、もう一度円グラフを眺めてみましょう。
ハイ、円グラフの色づけされずに残った部分があなたの責任です。
※逆にあなたがもし「何でも他人のせいにする人」であれば、
同様に他の人の立場になったとして、「自分のせいだ」と思える割合を
順番に色づけして行きましょう。 残った部分があなたの責任です(笑)
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