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コラム/2016-01-04

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「自分だけ親から愛されなかった」と思ってる人へ①

「お母さんはお姉ちゃんや弟は可愛がってたのに、
 私だけかまってもらえず何をやっても否定された」

そんな風な子供時代の想い出を持ち続けると自己肯定感が育まれず、
自信がなくなり、対人関係を築く事が苦手になったり、
親に対する憎しみが募ってしまう人もいると思います。

大人になっても子供時代の「心の傷」が癒えず、対人関係等の問題や
様々な症状に見舞われる、所謂「アダルトチルドレン」の状態で苦しんでおられる人
も多いです。

「自分だけが親から厳しくされた」
「自分だけが親からかまってもらえなかった」
「自分だけが否定され、褒めてももらえなかった」

そう感じると、
「私って愛されていなかったんだな・・・」と辛くなると思います

でも、それって本当なのでしょうか?

というのは、
「愛してるからこそ厳しくする」
「愛してるからこそかまってあげない」
「愛してるからこそ否定したり怒りをぶつける」
という関係もあるからです。

例えば、
普段友人や職場の人に対しては気を遣い優しい人なのに、大好きな彼に対してだけ「もっと私の事を気遣ってよ!」と怒りをぶつけて
しまう女性。

こういった場合は、勿論彼の事を愛していない訳ではありません。

ただ、彼に愛情を与えようとする気持ちよりも
彼から愛情を受け取ろうとする気持ちの方が勝っちゃっただけだと考えられます。

では、何故そうなっちゃったのでしょう?

それは恐らく
「愛情をもっと受け取りたかった」
とか
「もっと甘えたかった。かまって欲しかった」
とか
「もっと言う事を聞いて欲しかった。私の自由にさせて欲しかった」
等といった「満たされていない想い」を他の友人達からではなく、
「彼」から満たしてもらおうと思ったからでしょう。

つまり「彼」ならその願いを叶えてくれると感じ、
「彼」を一番信頼して、愛しているからこそではないでしょうか?

要するに彼が大好きだから信頼して甘えた訳です。

それと同じ事が親子の関係でも生じるのではないでしょうか?

例えば、
母親自身が、そういった「満たされていない想い」を抱えていた場合、
それをぶつける相手は同様に「一番信頼して、一番愛してる子供」だった
のではないでしょうか?

「本当はもっと自由にしたかった」という満たされれていない想い」
を抱えた母親は「特別に愛してる子」を放ったらかしにするかも知れません。

「本当は自分の意見や気持ちをぶつけたかった」という満たされれていない想い
を抱えた母親は「特別に愛してる子」に一方的に意見を言い、
気持ちをぶつけ、子の気持ちをわかろうとしないかも知れません。

或いは
「私の辛さをわかって欲しかった」という「満たされていない想い」
を抱えた母親は「特別に愛してる子」に厳しくし、時には手を上げ、
自分の辛さをわかってもらおうとするかも知れません。

いずれにしても、あなたがもし「特別に愛された子」であれば、
親はあなたに愛情を与えようとする気持ちよりも
あなたから愛情を受け取ろうとする気持ちの方が勝っちゃったのだと思います。

もしそうなら、あなたは「特別に愛された子」であるが故に親はあなたに
「もっと自由にさせて」
「もっと私の気持ちをわかって」
「もっと私を認めて」
等と、甘え続けた訳です。

でも、子にとってはいい迷惑ですよね。
 
ただもしこの事を頭でわかっても、しんどさが消えないのであれば、
お気軽にご相談下さい。

※「兄や弟は可愛がられていたのに、私だけ全否定された」というのも
  同様の心理が親に働いていたと考えられます。
  その事を次回に書いてみたいと思います。



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