コラム/2016-03-12
あなたは本当に弱いのか?
「いつも人間関係がうまく行かず、その度に仕事を変わり、
転職ばかりして来ました」
「長年過食に襲われ続け、結婚しても状況は良くなりません」
「イジメられて中学で不登校になり、通信制の高校へ行きましたが、
そこでも続かず結局、高認のテストを受け大学に入ったけど
また休みがちです」
こういった「同じ挫折」を繰り返し何も進歩が無いように感じておられる人は、
往々にして「自分は弱い」とか「何てダメなんだ」と思いがちでは
ないでしょうか?
もしあなたがそうならば、
あなたは本当に「弱くてダメな人」なのでしょうか?
僕はそうは思いません。
何故ならば、
普通の人だったら、心が折れてもおかしくない状況を
何度もくぐり抜けて来てると思うからです。
ー「職場の人間関係がうまく行かず、辞めてしまうけど
その度に次の仕事を見つけてきた」
→心が本当に弱くて折れていたら、次の就職先を探す事もしないでしょう
ー「ず~っと過食に襲われながらも学校に行き、仕事をし、結婚し、
家事・育児をしてる」
→もし心が弱くて折れていたら、投げやりになって学校を辞めたり、
仕事もせず、結婚もしてないのかも知れません。
ー「イジめられて不登校になったけど、通信制の高校へ進学し、
それも辞めちゃったけど、諦めずに高認を受けて、大学に進学した」
→もし途中で心が折れていたら、中学から引きこもりになっていても
おかしくないでしょう。
ボクシングの選手に譬えると、
防御が甘いからか、テクニック不足からか何度もまともにパンチを喰らって
倒される訳です。
要するに少々「どんくさい」(失礼!(笑))訳です。
でも、その度に10カウントを聞かずにカウント8で立ち上がり
ファイティングポーズを取る。
観衆は最初は「何だ、このへぼボクサー!下手過ぎだわ」なんて、
鼻で笑っている訳です。
でも、そのうち何度倒されてもノックアウトされずに
必ずカウント8で立ち上がり続けるその姿を見て
観衆たちは驚嘆の表情を浮かべ始める事でしょう。
「何だこいつ!倒れても倒れても起き上がるぞ!
何て根性だ!見た事無い様なタフな奴だ!」
やがて観衆たちはダウンしても立ち上がるその姿に畏敬の念さえ感じて
拍手を贈り始めるのではないでしょうか?
「凄い!感動した!頑張れ!・・・」
場内は全てそんな挑戦者の虜になって行くでしょう。
もしあなたが「自分は弱い」と思っているのであれば
そんな想像をしてみませんか?
だって本当に弱い人であれば、10カウントを聞いてそれっきりで
次の動きができないのではないでしょうか?
でもあなたは、次に進もうとしてまた立ち上がる・・・。
だからこそカウンセリングを受けたり、ブログにヒントを求めたりし続ける。
まだ試合を捨てずに戦い続けている訳です。
並はずれた「打たれ強さ」を武器にして。
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