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コラム/2020-04-09

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「新型コロナウィルスへの不安,恐怖への対処法⑤」

<前回からの続き>


前回の記事で、
自分の中に生じる不安や恐怖に対しても、
不安で泣いている赤ちゃんと同様に(無視するのではなく)、

「寄り添う事」「何をすべきか?を考えて実行する事」
が大切だとお書きしました。

ただその場合に注意しないといけないのは、
四六時中向き合ってしまう事(=巻き込まれる)
にならない事だと思います。


お母さんは、
家事や仕事もしなきゃいけないし、
他の兄弟の世話もしなきゃいけない。

また、自分の時間も必要ですから、
ずっと赤ちゃんの事だけをかまってばかりはいられません。


すべての時間を不安(=泣いてる赤ちゃん)に支配されていては
何もできなくなってしまいます。


その為に必要な事は、まず

「あの子を寝かしつけて、その間に洗濯して・・・」

「そろそろミルクを欲しがる時間だから用意して・・・」

「あの子が寝てる今のうちに録画したドラマを観て・・・」
等とスケジュールを立て(時間の構造化を図る)、

不安(=泣いてる赤ちゃん)に時間を支配されるのではなく、
自分で時間をコントロールしてゆく事だと思います。


すなわち、
「不安に寄り添い→何をすべきか?を考える」
時間をスケジュールに組み込んでしまう訳です。

そして、それ以外の時間も
「仕事や勉強、家事・育児等の時間」
「趣味や興味がある事に費やす時間」
等とスケジューリングをしてゆきます。


例えば、
「今日は朝6時から6時30分はジョギングに集中し、
 9時から夕方5時までは仕事に集中し、
 夜7時から9時までは好きな動画に集中し、
 夜9時から10時までは不安に寄り添う時間にする、」
等です。


このやり方は「いつもと違う日常」への
何とも言えない不安に襲われている方にとっては、
特に有効だと思います。

(万が一趣味やしたい事がわからない場合は、
 「この不安が無くなったとすれば、何に意識を集中したいか?」
 と自問した答えの中で、一番手軽な事から始めてみてもよい
 と思います)


ただし、
不安に集中すると決めた時間以外でも
ふいに不安が襲ってくることがあります。
そこで注意しないといけない事は、
そんな時には「STOP!」とつぶやいて、

「今夜9時から10時までは、
たっぷりと君に向き合うから、今は勘弁して」
(不安を無視するのではなく)先延ばしにし、
本来決めた事に集中する事。

逆に、
「不安に集中する時間」は
とことん不安に向き合う事、
が大切だと思います。

それがうまく行けば、
今までは一日中不安に集中していた為に
生じていたインプットが変わってゆくはずです。


では、「不安に集中する時間」を作ったとして
その時間には何をすればよいのでしょうか?

それを次回お書きしたいと思います。


<次回に続く>



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