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コラム/2020-04-11

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「新型コロナウィルスへの不安,恐怖への対処法⑥」

<前回からの続き>


前回の記事で、
「不安に集中する時間」や「仕事や勉強、家事・育児等に集中する時間」
「趣味や興味がある事に費やす時間」
等を
一日の中でスケジューリングする事(時間の構造化)
をお書きしました。


では、
肝心の「不安に集中する時間」には一体何をすれば良いのでしょうか?


それを以下にお書きしたいと思います。


(1)ぬいぐるみか人形、なければクッションを用意して
  それを抱っこし、自分がご自分の幼い子供になって、
  そのぬいぐるみ(や人形、クッション)に入っている
  と想像します。


(2)(自分が子供になってぬいぐるみの中に入っていると想像して)
  今ある不安を声に出してつぶやきます。


(3)次に、ぬいぐるみを抱いてる自分がその子の親になったとして、
 「〇〇になっちゃうと思って怖かったね」
 「〇〇が不安だったよね」
 などと実際に声に出して”その子”の不安や恐怖を否定せず、 
 寄り添ってあげましょう。
 なでなでしたり、抱きしめてもいいと思います。


(4)次にぬいぐるみを置いて、半分に折った白紙を用意し、
  (冷静な大人の自分として)左半分に今ある不安を
  できる限り沢山箇条書きしてゆきます。


(5)今度は紙を拡げて、右半分にそうならない為の対策を
  左に書いた不安ごとに書いてゆきます。
  (例:左「ウィルスに感染したらどうしよう?」
    →右「そうならない様に、
    何かに触れたらすぐに除菌スプレーを使おう」)


(6)すべて書き終わり、時間が来たら、
  その紙を真ん中から切り、
  左半分は机の中などにしまい、

  右半分は持ち歩く等して常に意識して、
  できる部分から実行してゆきましょう。


 ※注1:できれば1時間なら1時間、自分で決めた時間の間は
     その作業に集中しましょう
  
 ※注2:毎日似たような内容だとしても、
     必ず一から白紙に書き出して同様の作業をしましょう。

 ※注3:もし「自分や大切な家族が感染して
        死んでしまったらどうしよう?」
     等の、手に負えそうもない恐怖が出て来た時には、

     万が一そうなった時に「今のうちに何をしておけば
     悔いを残さないか?」を考えて、
     それをご自身や家族の為に行ってゆく、
     という事も大切だと思います。


この方法には、「声に出す」「子供になる」「親になる」
「冷静な大人になる」「「書き出す」等の作業が入っていますが、

その一面を取り上げると、どれも前頭前野の活動が関与しないと
できない事ですので、前頭前夜の働きを促し、
乗っ取られた前頭前野を取り戻す事につながってゆくと思います。


次回は「②」の「過去の不安や恐怖に纏わる記憶の想起」
の部分を変える方法をお伝えしたいと思います。



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