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コラム/2020-05-03

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「私には生きる価値なんてない」と感じてる方へ②

前回の記事で、
「否定的なセルフイメージを持つ様になった原因を探りましょう」
とお書きしましたが、

具体的にはどうすれば良いのでしょうか?

今回はそのやり方をお書きしたいと思います。




<自己否定的になった原因の探り方>

※注意!トラウマに触れる場合もあると思いますので、
 できれば私や専門家がいる場所で行う事が望まれます。

 
①座って目を閉じて、
 いつも頭の中に自動的に出て来る
 自分を否定する考えを口にしましょう。

例「私は生きてる価値なんてない」
 「私は何をやってもダメだ・・・」


②次に、
 その言葉で生じた感情や感覚を感じてみましょう。

 (1)その感覚は体のどの辺りにありますか?

 (2)それは、どんな感覚でしょうか?
 (例:胸の辺りが圧迫されてる感じ、等)

 (3)その感覚に色や形があるとすれば、どんな色や形でしょうか?

 (4)もしそれに触ったとしたら、 どんな感触?重さや温度は?

 (5)匂いや味、音や声は何か聴こえますか?

 (6)その感覚に暫く集中してみましょう


③そしてその感覚を感じたまま、同じ感覚を感じた、
 できるだけ過去へタイムスリップして行きましょう。

 「1年前、2年前、3年前・・・」

 もしかしたら、幼い子供時代まで遡れるかも知れません。


④「もうこれ以上過去には遡れない」
 と感じた時点に「着いた」と感じたら、

 それはいつ頃の事で、
 そこは何処で、
 誰が居て、
 何が起きてるのか?
 を感じてみましょう。

(例1):幼稚園ぐらいの自分が、
    自分の部屋で、
    お母さんから「あんたは本当にダメね」
    と言われてる場面

(例2):小学校低学年の自分が
    学校で先生や級友から
    馬鹿にされてる場面

(例3):小学生の自分が
    学校で皆とうまく馴染めずに
   「私ってこのクラスに居なくてもいいんじゃないのかな?」
    と感じた場面

(例4):小学校低学年の自分が
    家のリビングで、
    妹が褒められて
    両親と妹が楽し気に会話してる場面
   「私はこの家に生まれてきて良かったのかなあ」と感じた。

等々。




そうなんです。
家族(親や兄弟姉妹)や先生や友人から
実際に否定されたり、
自分でそう感じてしまったのが原因
である事が多いと思います。


勿論、実際に否定し続けたり、
酷い場合は、虐待やネグレクト、
兄弟や他人と比較したり、
親にとっての「良い子」でなければ怒り狂う、

といった、
所謂「毒親」に育てられた場合もあるでしょうし、

そうではなくて、
「例3」や「例4」の様に、
「なんとなく、そう感じてしまった」

と、本人側が感受性が鋭すぎて(HSP等)
親はそういうつもりがなくてもそう読み解いてしまった、

という事もあると思います。


実際に、うちのルームにお越しになる
所謂「アダルトチルドレン」の方の
半数位は、鋭い感受性でそう感じ取ってしまった、
という印象があります。


だとすれば、
お母さま方も(毒親の自覚がある方は別として)
「私のせいで我が子は生き辛くなったんだ」と
ご自分を責める必要はないと思います。


また、ご本人自身も
「感受性が鋭すぎてそう感じてしまった自分」
を責める必要はありません。

だって、その鋭い感受性は多くの場合、
ご自身のせいではなくて
遺伝的な要素が強いと思われるからです。


こうして、
「否定的なセルフイメージ」を
持つ事になった原因がわかった方は、
「自己否定を止める方法」を試してみませんか?


それを次回にお書きしたいと思います。


<次回に続く>



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