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コラム/2020-06-10

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性格改善の方法③性格の変えどころ

~自分の中の変えられるものと変えられないもの~


<前回からの続き>


「性格改善」の手順として前回までに、

①自分の性格の中で
 「変えられるもの」と「変えられないもの」を区別する

②その中で「変えられないもの」を一旦受け入れる

という事をお書きしました。




今回からは

「変えられるもの」は変えてゆく

についてお書きしたいと思います。




まず、

性格を変えたい場合の「変えどころ」としては、


(1)感じ方・捉え方や考え方を変える


(2)言動を変える


(3)ベクトルを変える


(4)工夫・利用する

の4つが挙げられると思います。

そして一つ一つについて、詳しくお書きしてゆきたいと思います。




※今回からは分かり易くする為に
 「A子さん」という架空の人物を例にさせて頂きます。




A子さんは、

24歳で中堅商社で事務職をしている入社3年目のOLです。


「真面目で責任感が強く、良く気が付く」

と、彼女の社内評価は上々でした。


ある年度末、

仕事が忙しくてA子さんは残業したり、仕事を持ち帰ったりで、
大好きなジムに行く暇も無い状態でした。


そんなある日、

上司から
「A子さん、あの伝票処理間違ってたよ」
と言われ、

A子さんは真っ青になり、

「課長、す、すみません!二度と間違えない様に気をつけます」

と答え、必死でやり直しました。


でもその3日後にも

「あそこがまた間違ってたよ。君らしくないなあ」
と上司に指摘され、

涙が溢れそうになると同時に酷く落ち込んでしまいました。


その時のA子さんの出来事への「捉え方・考え方」
が以下のものだったとします。




<A子さんの捉え方・考え方>


「あ~課長にまた怒られてしまった。

 2回目に怒られた時、課長の目は笑っていなかったし、
 語気も強く感じた。

 きっと課長は私の事をダメな奴だと思ってるに違いない・・・。

 また怒られたらどうしよう?

 もう、私なんて必要ないと思われるかな?

 課長に見捨てられ無い様に、もっと頑張らなきゃ・・・」

そしてA子さんは、さらに残業や持ち帰りを増やし、
休日も仕事の事で頭が一杯になりました。


やがてA子さんは朝起きるのが辛くなり、食欲も落ち、

昼食時ももって来たお握りを食べながら、
険しい顔で一人黙々と仕事をする様になりました。


そんなA子さんの様子を見かねた上司が

「あんまり無理したらダメだよ。仕事を独りで抱え込まずに、
 無理だったら、Bさん(A子さんの後輩)やほかの人に廻したらどう?」

と声をかけました。


A子さんは

「課長は、私の能力の無さをわかってるんだ・・・

 Bさんも他の人も忙しいのに、頼ってしまったら迷惑かけちゃって、
 みんな私の事を鬱陶しいと思って、嫌うだろうなあ・・・

 そうなったら私はもう此処にはいられない」


「それにBさんまでもが”先輩、大丈夫ですか?
 私はまだ余裕があるんで手伝いましょうか?”
 と言ってきた。

 あの時のBさんの笑顔の中に私を蔑むものを感じた。

 きっとみんな私の事を”できない奴”と思ってるんだわ・・・

と感じてしまい、
ついに会社へ行けなくなってしまいました。


ここまで、

架空の「A子さん」を例にしてお書きしましたが、

皆さんは「A子さん」の
「変えられない部分」(遺伝的な気質や傾向)

「変えられる部分」(捉え方や考え方)
に気が付かれましたでしょうか?




そうですね!

人の顔色や言動を繊細なまでに読み取る「感受性の鋭さ」(高性能センサー)

その意味を妄想レベルにまで拡大しそれに集中し続け、
頑固なまでに自分のやり方を変えない「強い集中力」

という部分は恐らく持って生まれた変えられない部分だと思いますが、

アンダーラインの部分は
”捉え方や考え方”「変えられる部分」だと思います。




次回は引き続き「A子さん」のこの例を使って、

「性格を変える」為の具体策をお伝えしたいと思います。


<次回へ続く>



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