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コラム/2020-07-15

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人に嫌われるのが怖いあなたへ⑧

<前回からの続き>

今回からは、

「嫌われる恐怖」を緩和させる為に行動を変えてゆく方法
(4)として、


「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事を自分で許可する」
という事と、

「他人があなたに対する好き嫌いや評価を持つ事 を許可する」
という事についてお書きします。




あなたはもしかしたら、

「誰も嫌っちゃいけない」
とか

「みんなを平等に好きにならなきゃいけない」
とか

「私が他人の評価をするなんておこがましい」
・・・

等と思ってはいませんか?

それなのに、もしかしたら自分の事は

「私なんて何の取り柄もない」

「ミスばかりするし、人間関係もうまく築けない私は本当にダメだ」
等と、

自分の事は嫌ったり、低い評価を下したりしていませんか?

もしそう感じるのであれば、今までのあなたは

「自分の性格や言動ばかりを観察し自分に対する(低い)評価を下してきた」
と言えると思います。


ところが大多数の人はそれとは逆に、

「他人の性格や言動を観察し、(自分の事よりも)他人を評価している」
という事をご存じでしたか?


こう言うとピュアなあなたは、

「え?!、うそ~・・・そんな性格が悪い事なんてできない・・」
と思うかも知れません。


でも実は「他人を観察し、評価してゆく」という事は
人間関係で悩まない為の基本であると私は思います。

どういう事かと言いますと、

例えばあなたは、どう猛そうな犬、睨んで吠えたてて来る犬に近寄りますか?

当然、近寄らず距離を取ったり、その場から離れますよね。


逆に人懐っこく尻尾を振ってる犬には近寄って撫でてあげるかも知れません。

つまり、

相手(この場合は犬)を観察し評価して、
相手との距離感やその後の対応を決めている訳です。


だから、

危険(な犬)から身を守り、一方では暖かい交流も手に入る訳です。




人間関係も同じで、

自分ばかりを観察して評価するだけで
相手を観察し評価する事をしていなければ、

相手との距離感がつかめず、とんちんかんな対応をしてしまう事になる
と思います。

例えば、

「危険な相手に近寄りすぎて、いつも傷つけられる」
とか

「本当は安全な相手と距離を取って、暖かい交流ができず孤独感を感じる」
等々。

そして、

この「相手を観察し評価する」という能力は、
実は誰でも子供時代から身につけているものなのです。

あなたは嫌いな生き物や食べ物はありますか?


例えば、

「牛乳が嫌い」、「トマトが嫌い」、「蜘蛛が嫌い」・・・等。


これらの「好き嫌い」は誰かから教えてもらった訳ではない、
本能的な感情/感覚であると言えると思います。


勿論「牛乳さんを嫌って申し訳ない」と思う必要もありませんし、
嫌われたトマトさんが悪い訳でもありません。

「好きは好き!」、「嫌いは嫌い!」なんです。


これは言ってみたらあなたの中の「子供」の部分が持っている感覚です。


なのに、

あなたの中の「厳しい親」の部分
「何わがまま言ってるの!牛乳飲みなさい!」と強制し続ければ、
気分や体調が悪くなるかも知れませんね?


でも、

「優しい親」なら、「気分が悪くなるなら無理して牛乳飲まなくていいわよ。
 他の物で栄養を摂ったらいいから」
と言うのではないでしょうか?

ですから、

あなたが元気で幸せになる為にもあなたの「優しい親」の部分
「そうだよね。あの人は陰険だから嫌いだよね!」
とか

「そうね。あの人は優しいから好きだよね!」
等と、

「子供の部分」で感じた好き嫌いや評価を認めてあげて

「あの人とは距離を取って、挨拶くらいにしておきましょう」
とか

「あの人が機嫌が良い時だけ近づいて、機嫌が悪い時は無視した方がいいわよ」
等と

相手に応じて距離を取る事や対応を変える事を許可してあげませんか?




以上、今回は

「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事を自分で許可する」

という事についてお書きしましたが、

次回は

「他人があなたに対する好き嫌いや評価を持つ事を許可する」
という事についてお書きします。


<次回へ続く>



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