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コラム/2020-07-27

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人に嫌われるのが怖いあなたへ⑬

<前回からの続き>

実際に、

「好きじゃない相手と距離を取る」

「好きな相手と距離を近づける」といった行動を取ってゆく過程で、

相手への当初の評価が変わってゆく事もあるでしょう。

例えば、

「好きじゃない」と思っていた相手と距離を取ろうとしたら、
相手が変わってきて、優しくなったり、急に下手に出たり、
落ち込んでる様に感じる・・・等々。


或いは、

「好きだ」と思っていた相手と距離を近づける過程で、
相手の「好きじゃない面」が見えてきた・・・等。

こういった時には、

「好きじゃないと思ってたけど、相手が落ち込んで可哀相だから、
 また距離を近づけてあげよう」
とか

「好きだと思っていたけど、私が思ってた印象と違ったから距離を取ろう」

等と早急には判断しない方が良いと思います。

というのも、

「好き」か「嫌い」か?といった、感情に基づいた二元的な分類は
あなたの中の「子供」の部分の分類であるといえると思います。

社会生活における人間関係では、
それだけではうまく行かない場合も多いのではないでしょうか?

例えば、

「とっても優しい先輩だと思っていたのに、
 一緒に食事をした時に、上司の陰口を言ったてた。

 私は陰口を言う人は嫌いだから、先輩とは付き合わない様にしよう・・」

→これはあなたの中の「子供の部分」の感情で、
 「白」か「黒」かの極端な思考が出てきている訳です。

もし、それだけに従っていると
社内で相談できる人もいなくなり孤立してしまう可能性だってあります。

そうした時に必要なのは

(7)あなたの中の「大人」の部分で評価を修正してゆく
という事だと思います。

上記の例で言うと、

「先輩はよく相談に乗ってくれるし、私の気持ちも理解してくれる。

 ただ、好き嫌いがはっきりしてる所があるから
 上司の事が嫌いなんだろうなあ・・・。

 でも、上司にはもちろん言えないから私に陰口を言ったんだろうな。

 先輩の事情はわかるし、お世話になってるから
 先輩への評価はマイナス5点かな?

 ただ、今後も陰口が続くとマイナス10点くらいになりそう。

 そうなるのも嫌だし、陰口を聞き続けるのも嫌なので、
 今度陰口を言い出したら、それとなく陰口を聞くのが嫌な事を言ってみよう。

 そして、それに対する先輩の反応次第で再評価すればいいか。」

等と、
あなたの中の論理的な「大人」の部分で都度相手への評価を修正し、
「子供」の部分も納得してくれる様な距離の取り方や作戦を考えてゆく
のが良いと思います。

つまり、

「私と同じ感覚でいて!」
とか
「私の思う通りの人でいて」
と望むのは自己中心的な「子供」の部分で、

「人は人、私は私なので、自分と相手の違いも認めてゆこう」というのが
「大人」の部分であると言えるでしょう。

但し「子供」の部分「もう無理!」と我慢の限界を超えそうなら、

「大人」の部分の再評価や作戦に基づいて、距離の取り方を変えるなり、
相手に伝えてゆくなりの何らかのアクションが必要になると思います。

<次回へ続く>



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