コラム/2020-08-12
やる気を出す方法③ドーパミンのフル活用(1)
<前回からの続き>
今回と次回は、
「やる気ホルモン」であるドーパミンをフル活用する方法
をお書きしたいと思います。
もしドーパミンが大量に得られる未来を手に入れる事ができる
と脳が認識した場合は、
それに引っ張られる様にやる気が出て、行動を突き動かしてくれると思います。
前回、例として挙げた受験生に、
「もし志望校に合格したら、その後の人生はどうなって行きそう?」
と問うと、
受験生が
「まあ、大学ではそこそこ勉強し、遊んで、 どこかの会社に就職してる
んじゃないのかなあ?」
と答えたとします。
→この未来像では、ドーパミンが出そうにないですね。
では、
ドーパミンが出そうな未来像へ辿り着きそうな質問をしてみましょう。
「どんな未来でも選べる能力を手に入れたとしたら、
A何を得たい?、B何をしたい?、Cどうなりたい?」
「え?!、もしそうなったら・・・。
家庭を持って郊外に大きな家を建てて(A)、
自分の会社を立ち上げて、環境活動もしたいかな(B)・・・
そして、沢山の人に囲まれて皆に憧れられる存在になって(C)、
早期リタイアして、家族でハワイでのんびり暮らしたい(B)。」
「そんな未来を思い浮かべると、どんな気持ちになる?」
「なんだか、ワクワクして来る・・・」
→これだとドーパミンが出そうな未来像ですね。
※皆さんも、上記の質問を自分に投げかけ、
「A」、「B」、「C」に分けて書き出してみると良いと思います。
但し、このままだと単なる「夢物語」で終わっていまうでしょう。
「夢物語」をいくら描いた所で、持続的なドーパミン希求は生じない
と思います。
行動を促すドーパミン希求が生じる為には、
(1)達成可能であると脳が認識できる事
と
(2)比較的短期間で実現可能な目の前の目標がある事
と
(3)目の前の目標(小目標)と夢(大目標)を強く結び付ける事
が必要であると考えられます。
つまり、
今の自分の現実に即して落とし込んでいく必要があると思います。
次回は、それについてお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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