コラム/2020-08-26
やる気を出す方法⑤行動パターンを打ち破る(1)
<前回からの続き>
ここまでお書きした記事をお読みになって、
やる気ホルモンである
「セロトニン」、「ドーパミン」、「(ノル)アドレナリン」
の活用の仕方はおわかり頂いたかと思います。
但し、
「やらなきゃいけない事をやる」習慣が身についていない場合は、
脳が行動の変化に対して抵抗を起こす可能性があります。
例えばある受験生が、
「今受験勉強をしないと、最悪弟に一生負けてしまう」
と「(ノル)アドレナリン」でお尻に火を着けて、
「今日8時間勉強したら、夜10時から大好きな対戦型ゲームができるぞ!」
と「ドーパミン」で引っ張ってもらおうとして、
決めた時間に机に向かったとします。
でもどうしても勉強に取り掛かれずに、
ついつい参考書も開かずに、ゲームの事を考えてしまう・・・。
これは、
勉強をする行動パターンが身についていないから
脳が行動の変化に抵抗を起こしてるからかも知れません。
だとすれば、脳をうまくだましてゆく必要があると思います。
そしてこの「脳をだます」方向性としては、
①脳が行動の変化を見逃してくれる様な「ごくごく小さな変化」から始める
②やる気や興味がある様に、見せかける
という2点が考えられます。
※もちろん、例えば〇時から△時までの間は図書館で勉強する、
等の「時間と場所」を決めてそれを習慣化してゆく、
という定石に従った行動パターンの変え方もありますので、
それができる人はそうされてもいいでしょう。
次回は、
「①」、「②」の「脳をだます」具体的なヒントをお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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