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コラム/2020-09-07

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怒りを止められない人へ④

<前回からの続き>

前回、

「怒りっぽい性格(或いは不安・恐怖を感じやすい性格)」を活かして
成功してる人と、

その性格が故に困った問題を抱えてしまってる人の違いには
4つのポイントを有しているか否かではないか?
という自説を述べました。

今回はその4つのポイントについて詳しくお書きしたいと思います。




「①明確な目標・方向性」


戦国武将達や先に挙げた有名人の方達は、
「天下統一」や「一番になる事」「自分が納得する仕事をする」
等といった、明確な目標や方向性を持っていると言えると思います。


一方、

「言う事をきかない子供にキレる」
とか
「わかってくれない夫にキレる」

「馬鹿にした相手にキレる」

「自分が思うルールを破る人にキレる」

といった事にはそれらが欠けていて、
単にその場その場で相手に反応しているだけとも言えると思います。

「②それが結果として危機を避け、安心を得られたり、
  喜びや達成感といった快感を得られるものか否か?」


これについても、先に挙げた戦国武将や有名人達は、
不安や恐怖を乗り越えた時の安心感や目標を達成した時の彼らの快感
は想像に難くないと思います。


一方で、

「怒りをコントロールできずに困っている人」
は、安心感や快感を目的としているとは思えません。

「相手のせいにする」事で、怒りをより強くして、
相手との関係性を悪くして、より苦しんだり、

「自分のせいにする」事で自分を否定し、
その傷をより深くしてしまう・・・。

その事にもし目的があるとすれば?・・・。

もしかしたら、

苦しみをより強くする事で、
鎮痛剤であるオピオイドと呼ばれるエンドルフィン等の
脳内物質を放出させる為では?と私は想像したりします。


何故なら、

心や体の痛みや苦しみを極限まで感じた後にそれが除去されると、
一種の解放感が訪れるからです。

(ランナーズ・ハイなどもこの作用では?と言われています)

だとすれば、

心が苦しくて苦しくてどうしようも無い人がリストカットしたり、
壁に頭を打ち付けたりして自らをより傷つける行為は、

もしかしたら、極限まで自分を傷つけてオピオイド(鎮痛剤)の放出
による解放感を希求しているのかも知れません。


もしそうなら、

織田信長やイチロー選手達は
「(ノル)アドレナリン→セロトニン・ドーパミン中毒(希求)」
(失礼!)


怒りが抑えられずに困ってる人は
「(ノル)アドレナリン→オピオイド中毒(希求)」
と言った違いがあるのかも知れません。


マラソンで言うと、

「優勝したい」

「4時間を切ってやる」

等は「ドーパミンを求めてる」=明確な目標があると言えると思いますが、

「ランナーズ・ハイ」を求めて走ったとすれば、
それは最早、解放感(この場合はオピオイド)を得る事が目標になってしまって、
何ら生産性の無いものになってしまうのではないでしょうか?

「③そこに至る明確な手段」

「④それに向けての実行」
についても、

そもそも「①」「②」が欠けていて、場当たり的にオピオイドを得る
=怒り続ける事が目的だとすれば、

「戦略を立てて、それを実行してゆく」という事は欠落してしまう
と思います。


だとすれば、一体どうすれば良いのでしょうか?

私なりの考えを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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