コラム/2020-10-30
何故子供を虐待してしまうのか?②
<前回からの続き>
今回と次回は
「我が子への虐待を止めたいけど、止められない」親御さんに向けて、
「何故子供を虐待してしまうのか?」についてお書きしたいと思います。
※注意:脳科学的な推論は、その多くが動物を使った研究に基づいていますし、
様々な仮説があり、まだわかっていない部分が多いですので、
あくまでも「仮説」として受け止めて頂きたいと思います。
そして、
後述の「虐待を止める方法」もその仮説に基づいていますので、
当てはまらないケースやうまく行かないケースもあると思います。
ですので、
一つのやり方でうまく行かなければ、別の方法を試してみて
うまく行くやり方が見つかれば、それをお続けになってみて下さい。
<子供を虐待してしまう原因>
①子育ては本能的行動ではない
→それ故最初からすべてうまく行く事はなく、親はストレスが溜まりやすい。
故に親自身の特性(性格傾向)や親自身が育った環境によっては、
そのストレスが虐待という形で出てしまう場合もある
②人間や(一夫一婦制の子育て行動をする)哺乳類の脳には
「子育て行動を促進する部分」と「子への攻撃行動を促進する部分」
がある
→故に前者の働きが弱くなって、後者の働きが強くなると
子への攻撃が促進される
以上、
「子供を虐待してしまう原因」としては、上記2つが仮定されますが、
次回からはこの「①」「②」について更に詳しく述べたいと思います。
<次回へ続く>
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