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コラム/2021-02-03

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刺激追究型(HSS)のHSP

今回からは、HSPの気質を持った人の中で約30%の人に当てはまる
(エレイン・アーロン博士の調査・研究による)と言われる
刺激追究型HSSHigh Sensation Seekingの略)の気質について
お書きしたいと思います。


HSPの気質を持つ人が人類の約20%だとすれば、
 HSSの気質を持ったHSPの人(HSS型HSP)は約6%(50人に3人)
 と言えます

この「HSS」は心理学者であるマービン・ズッカーマン博士が提唱した概念で、
エレイン・アーロン博士が研究をしている時に
「HSPの人の中でも新奇な刺激を追究するタイプの人が存在する」
(逆に過半数のHSPの人はそこまで新奇な刺激を追求しない)
という事からカテゴライズしたものです。

まずは、以下に「HSS」のセルフチェックを転載させて頂きました。
(本やネット上にも多数掲載されています)


<「HSS」のセルフチェック>


1.もし安全なら、未知の新しい体験ができる薬をやってみたい


2.会話によってはひどく退屈な時がある


3.行ったことのある好きな場所にもう一度行くよりも、
 好きにならないかもしれないけど知らない場所の方へ行ってみたい


4.スキーやロッククライミング・サーフィンのような
 スリルのあるスポーツをやってみたい


5.長い間家にいるとイライラする


6.何もせずにじっと待っているのは嫌い


7.同じ映画を二度見ることはめったにない


8.あまりやったことのないことをするのが楽しい


9.もしなにかめずらしいことを目にしたら、
 わざわざ寄り道をしてでも確かめに行く


10.毎日同じ人たちと一緒にいると飽きてしまう


11.君のやることは予測がつかないと友人たちに言われる


12.知らない場所を探検するのが好き


13.日課はもたないようにしている


14.強い体験を与えてくれるアートに惹きつけられる


15.気分を高揚させてくれる物質が好き


16.思いもつかないことをする友だちのほうが好きだ


17.新しい知らない場所へ行ってみたい


18.もし旅行に行くお金があったら海外へ行きたい


19.探検家になってみたい


20.誰かが性的なジョークを飛ばしたり、性的なことを口にして、
 みんなが気まずそうに笑うような時でも、自分はそれを楽しいと感じる

いかがでしたか?

大雑把に言いますと、上の20項目中、10項目以上当てはまると
HSSの可能性があるという事です。


私見ですが、これは心理テストで使われる
「感覚プロファイル」(Sensory Profile)で言うところの
「感覚探求」「新奇性探求」(新しい刺激を求める傾向)に該当する
のではないか?と感じます。

そして同じく「感覚プロファイル」の「感覚過敏」(=HSP?)と
併存は可能で、しかもそれぞれ独立した気質で
遺伝的な特性と関係が深いと考えられています。


つまり

「怖がりなのに冒険したい」

「人と会って疲れるのに社交好き」

「ドキドキするけど目立ちたい」(?)

等の相反する傾向を持っていたとしても、それは恐らく遺伝の要素
が強いので、決してその事に悩んだり、その気質を否定したり
変えようとしない事が大切だと思います。


それでは、次回からは「HSS型HSP」の人がしんどくなる原因
そこから回復する為のヒントをお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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