Google+ で検索

カウンセリング 大阪府大阪市 心理療法  返金保証 超短期  コーチング

コラム/2021-03-19

Top / コラム / 2021-03-19

HSPの人の人間関係の悩み解消のヒント②具体策

<前回からの続き>

今回は、HSPの人の人間関係の悩み解消のヒントとして前回取り上げた
「A」~「E」の具体的な実践方法をお書きしたいと思います。

<HSPの人の人間関係の悩み解消のヒント②具体策>

・「A」「二分法的思考」(白黒思考・「全か無か思考」)をやめる

・「B」過度の一般化を避ける」


→私が思うに、白と黒に分ける「二分法的思考」が悪い訳ではなく、
 自他に対して「黒」ばかり集めるから

「みんな私の事を嫌っている」とか「何をやってもダメな私」という様に
ネガティブな見方を過度に一般化し

「だから、嫌われない様にしなきゃ」とか「完璧にしなきゃ」等の
「べき思考」に縛られてゆくのだと思います。

(※逆に相手に対して「白」ばかり集めると、極端に相手を理想化し、
  距離が近づいてその幻想が崩れると、相手を攻撃したり距離を取って
  避けてしまうのではないでしょうか?)

ですからまず、あなたが無意識のうちにいつも参照してるファイルを整理
する必要があると思います。


例えば、
「自分が自分の事をどう評価してるか?」フォルダーを整理してみましょう。

そしてもしその中にネガティブな評価を下した「黒」の記憶が入っている
ならば、それを残らず書き出してみましょう。

「あの時はお母さんに”あんたって本当にダメね!”と言われた」

 「またあの時は、失敗してみんなに笑われた」

 「そしてあの時ミスしてしまった・・・」等々。

(これらは恐らく「自分はダメ」ファイルの中の記憶)


次に、自分に対してネガティブではない評価を下した場面や下した人
を思いだして「白」の記憶として書き出してみましょう。

(「自分はダメじゃないかも?」ファイルを作る)

「妹の面倒を見た時にお母さんが”助かるわ”と言ってくれた」

 「あの時は私なりには頑張った」

 「あの時あの人は私の事を褒めてくれた」等々。


要するに、「黒」の記憶ばかりが書き込まれてるファイルに加えて
「白」の記憶が詰まったファイルを書き足してゆく訳です。


ここでもし、「そんな事言ったって、自分で評価できる所なんて何も無いし、
私を評価してくれた人なんていなかった!」と感じるのであれば、

整理しようとするファイルの時間空間をもっと細分化・拡大してゆく
のが役に立つと思います。


どういう事かと言いますと、

〇「お母さんは私を全否定してた」

「お母さんが私を肯定してくれた瞬間」(時間の細分化・拡大)


〇「私は自分の容姿の全てが嫌い」

「身体の中で嫌いじゃない部分は?」

「髪の毛は嫌いじゃない・・・でも顔は嫌い」(空間の細分化・拡大)

「じゃあ、顔の中でも嫌いじゃないパーツは?」(更なる細分化)

「顎のラインかな・・・」

等の様に時間空間を細分化・拡大してゆき、細かなファイルを作り、
「黒」の記憶や部分に加えて「白」の記憶や部分を書き出してゆきます。

※例えて言うと、一見「黒一色」に見える壁に近づいてよく見る
 (空間の細分化・拡大)と白い点や他の色の部分が混じってるのが見える、

 或いは夕日が当たると黒じゃない色に見える(時間の細分化・拡大)
 といった事が起きるでしょう。


同様に下記のファイルも細分化・拡大してファイルに「白」を書き加えて
ゆきましょう。


〇「みんなが自分の事をどう思ってるか?(黒と白)」

→(細分化・拡大)>「Aさん、Bさん、Cさんが
  自分の事をどう思ってるか?(黒と白)」

→(細分化・拡大)>「自分の事をよく思ってない(黒)と感じるAさん
  の中で自分に対して悪く思ってる所(黒)はどこで、
  そこまでは悪くは思って無い所(白)はどこか?」


〇「自分はみんな(世の中の人)の事をどう思っているか?(黒と白)」

→(細分化・拡大)>「自分はAさんBさんCさんの事をどう思ってるか?」

→(細分化・拡大)>「自分が苦手だと感じているAさんの部分で、
  苦手な部分(黒)とそこまで苦手では無い部分(白)はどこか?」


〇「自分に起きる出来事の事をどう思ってるか?(黒と白)」

→(細分化・拡大)>「過去に起きたA、B、Cの出来事の事を
  どう思ってるか?(黒と白)」

→(細分化・拡大)>「よくない出来事と感じてるAの中で
  プラスの面はどこか?(黒と白)」


〇「自分はこれからどうなって行くと思うか?(黒と白)」

等々。


そしてこの「白」を見つける作業の中で役に立つのが、

・「C」相手の立場に立って考える

・「D」自分や相手を客観視する

事だと思います。


「自分の視点」一辺倒だと、いつも答えが決まってきて
行き詰ってる思考から抜け出しにくいと思いますので、

「相手の視点から見る」
事と
「それをも超越した第三者の視点から見る」

という事も必要だと思います。


例えば、

「私がAさんになり切ったとしたら、私の事をどう感じるだろう?」
とか
「私がもし神様だとすれば、Aさんと私の事をどう思うだろう?」等。


そしてファイルに「白」の記憶が加わり、自分視点オンリーから離れる事
ができれば、

・「E」の新しい思考による行動を行う

できる相手に、できる部分から少しずつ行ってゆきましょう。

次回からは、以前揚げた「①」~「④」のケース毎に、
HSPの人の人間関係の悩みを解消するヒントをお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



コメント


認証コード(4616)

powered by HAIK 7.0.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional