コラム/2021-04-09
HSPの人が愛着障害から抜け出す為のヒント①
<前回からの続き>
今回からは
(広義の)「愛着障害」で今も生き辛さを抱えているHSPの人が
そこから抜け出す為のヒントをお書きしてゆきたいと思います。
<HSPの人が愛着障害の生き辛さから抜け出すヒント>
①自分や他者、物事の捉え方を変える
→(幼少期に問題があった)HSPの人は「D」の深い処理を行った結果、
「私は誰にも愛されない」とか「誰も信じられない」とか
「私は誰にも頼れない」とか「自己主張やワガママは絶対ダメだ」
等といった、(自分が生き辛くなる)過度の「強固な信念」
を持ってしまっていると考えられます。
そしてこの「白か黒か?」「0か100か?」の信念のルールから
逸脱しない様に行動し生きてゆく訳ですから、当然生き辛くなるでしょう。
しかも、その「信念のルール」は生半可な結論ではなく、
深い処理(「D」)によって得たもので、
それを裏付ける証拠も(作り上げてきた黒のファイル)
充分に揃っていますので、容易に覆る事は無いと思います。
ただその部分は生まれ持っての気質ではなく、生まれ育った環境によって
後から自分が作り上げてきたものですので、変える事ができる筈です。
そしてその自分を縛っている「信念のルール」から解き放たれる事で
自由が得られる道へ進む事が可能になると思います。
②安全・安心の基地を作る
→「①」の捉え方を変える事によって、安全基地となる相手を見出したり、
「私には実は安全基地があったんだ」と再認識したり、
自らが自らの安全基地になってあげる、という事が可能になると思います。
③心の傷を癒す
→「②」の「安全・安心基地」ができる事で、その安全基地
(親?兄弟?親友?パートナー?医師?カウンセラー?他者?自分自身?)
側からの働き掛けを促す事によって、過去の心の傷を癒す事ができる
と思います。
④新しい捉え方に基づき、日々の行動を変えてゆく
→こうして「自らを苦しくさせる信念」から自由になり、
「安全基地」を得て「心の傷」が癒されれば、
後は新しい考え方に基づいて、日々の言動を変えてゆけば
生き辛さから解き放たれた自分に生まれ変わる(取り戻す)事が
できると思います。
それでは、次回からは上の「①」~「④」を実践する為の
具体的なヒントをお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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