コラム/2021-10-06
刺激(に対する感受性)の観点から見たメンタル不調
<A群>
「電車に乗るのが怖い!電車の中でまた息苦しくなって、
倒れてしまったらどうしよう?・・・」(所謂「パニック障害」)
「教室に入るのが怖い!みんなきっと私の事を”コミュ障で暗い奴”
と思っているに違いない」(所謂「(社交)不安障害」)
「また上司から叱られると思うと、その恐怖で会社に行けなくなって
しまった・・・きっとみんな私の事を軽蔑してるんだろうな・・・」
(所謂「適応障害」)
<B群>
「一人で居ると寂しい・・・だから常に彼氏に傍に居て欲しい。
なのに、今日も私を放っておいて飲みに行ってるから、
何十通もLINEを送るのをやめられない・・・」(所謂「恋愛依存症」)
「痩せたいのに、ほぼ毎日過食しては吐いてしまう・・・。
そんな自分は本当にダメな人間だ。」(所謂「摂食障害」)
「仕事で頑張っても上司は認めてくれないし、家に帰っても子供が
生まれてから妻は子供中心で俺の事をかまってくれない・・・。
最近はパチンコがやめられなくなってきて借金もする様になった。」
(所謂「ギャンブル依存症」)
<C群>
「上司に書類のミスを指摘されてから何度も何度もチェックするのを
やめられなくなって、”遅い!”とまた叱られる・・・。
おまけに”捨ててはいけないものが入ってないか?”とゴミを捨てる時
にも何度もチェックする様になった・・・」(所謂「強迫性障害」)
「頭が痛いと”脳梗塞かも?!”と不安になって病院で検査しても異常がない。
お腹が痛いと”ガンかも?!”とまた病院で検査する・・・。
次から次へと体の不調に目が行ってしまい、病院通いをやめられない。」
(所謂「心気症」)
私は、メンタルの不調を”刺激(に対する感受性)”の観点から見ると、
①刺激過多による不調=上の例の「A群」
②刺激不足による不調=上の例の「B群」
③(望まない)刺激過多+(望む)刺激不足による不調=上の例の「C群」
の3つに分かれると考えます。
次回からは、一つ一つより詳しく見てゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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