コラム/2021-10-08
刺激過多から来るメンタル不調
今回は、
刺激過多によるメンタル不調について詳しく述べたいと思います。
前回お書きした例(A群)で申しますと、
1.「電車に乗るのが怖い!電車の中でまた息苦しくなって、
倒れてしまったらどうしよう?・・・」(所謂「パニック障害」)
→生まれ持った感覚過敏(易刺激性)によって、
閉鎖的な空間の「閉塞感」や「他人に対する過敏性」から、
大勢の人の顔色や雰囲気、思惑等を 五感で敏感に読み取ってしまう。
更には「呼吸」、「息苦しさ」、「ドキドキ」、「吐き気」等の
自分の身体の変化をも敏感に感じてしまい、
「刺激過多」の状態に陥ると考えられます。
2.「教室に入るのが怖い!みんなきっと私の事を”コミュ障で暗い奴”
と思っているに違いない」(所謂「(社交)不安障害」)
→「1」と同様に、
「他人に対する過敏性」から、クラスのみんなの顔色や雰囲気、思惑等
を五感で敏感に読み取ってしまう。
更には「私の事を〇〇と思っているに違いない」といった、
感覚過敏から来る空想・妄想まで入り込んできて、「刺激過多」の状態
に陥ると考えられます。
3.「また上司から叱られると思うと、その恐怖で
会社に行けなくなってしまった・・・。
きっとみんな私の事を軽蔑してるんだろうな。」(所謂「適応障害」)
→「上司から叱られた事」や「怖い顔」「大きな声を出された」
「みんなが私を軽蔑してる」等も刺激(上司からの叱責)に対する過敏性と
「2」と同様に「私の事を〇〇と思っているに違いない」といった、
感覚過敏から来る空想・妄想まで入り込んできて、
「刺激過多」の状態に陥ると考えられます。
(※その解決策は後述します)
次回は、
「刺激不足から来るメンタル不調」についてお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
コメント