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コラム/2021-11-08

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悩みを解消する意識の向け先A抑うつの例

<前回からの続き>

前回までに(殆どの)メンタルの悩み苦しみは、
高性能センサーのベクトルが苦しみを生み出す方向に向いている事
と、

そのベクトルが固定化されてしまっている事
に起因するのではないか?
という推論をお書きしました。


だとすれば、
どうすればその意識のベクトルの向け先を悩みや苦しみから解放される方向
へ持って行き、そこへ固定できるのか?についてのヒント
を以前挙げた個々の例毎にお書きしてうきたいと思います。

まず今回は「A」の例から。


A:「幼い頃からお母さんは弟と差別して、私にだけ厳しかった・・・
  私なんて生まれて来なくても良かったんじゃないのか・・・」
  いつも気分が落ち込み、時に死にたくなる
  (抑うつ状態)


この人のベクトルの対象は「相手(=母)」で、
時制は「過去」、否定/肯定は「ネガティブな面」に向いていて、
しかもそこへ固定されていると言えるでしょう。


以下、そのベクトルの向け先を変え、固定化させる例をお書きします。




<ベクトルの向け先を変え固定化させるヒント(「A」の例で)>

①ベクトルを「母」、「過去」、「肯定」に向ける

(1)自分がお母さんのお腹に宿った時から1~2年ごとに1週間かけて
 お母さんがしてくれた「ポジティブな面」に照準を合わせて思い出してゆく

(2)例えば「私を身ごもった時にどんな注意をしてた?」とお母さんに
  インタビューするのもいいでしょう。

 →母「お腹の子に悪影響があるとダメだからなるべく薬やお酒を控えてたわ」

   「無理しない様に気を付けたり、転ばない様にしてたわ」


  或いは「生まれた時に、どんな気持ちだった?」とか聞いてみたり、
 「弟が産まれた時に私に何を期待してた?」とか聞いてみるのもいい
  でしょうし、

  他の人(お父さんや弟、祖父母等)からもポジティブな情報を集める
  のもいいでしょう。

 そして、自身の記憶に残る「母がしてくれた事」「助けてくれた事」
 「心配してくれた事」「母が時間かけてくれた事」
 「母なりに考えてくれた事」等の自分にとってポジティブな出来事も
 1年ごとに1週間費やして思い出してゆくのもいいでしょう。

(3)そうやってお母さんから聞き出したことや、
 自分で感じたポジティブな情報を残らず書き出す

※1年ごとの思い出や記憶を1週間費やして集めるので
 20歳とすれば、20週間は自ずとポジティブな面に集中する事になり、
 ベクトルを固定化し易い


※その他にもベクトルを
 「自分」「過去」「肯定」、「自分」「現在」「肯定」
 「他人」「過去」「肯定」、「他人」「現在」「肯定」等に向ける、

 或いは
 「未来」「肯定」の方向に向けるやり方もあります。




次回は「Bの例」でベクトルの向け先を変え、そこへ固定化する方法
のヒントをお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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