コラム/2022-08-10
何故夫(妻)は不倫・浮気をするのか?(1)
<前回からの続き>
それでは何故夫(妻)は不倫・浮気をするのでしょうか?
今回と次回でその原因・理由を私なりに考察したいと思います。
(※勿論全ての不倫・浮気をする人に当てはまる訳ではないと思いますが)
<夫(妻)が不倫・浮気をする原因・理由(1)>
①”快・不快”の刺激に対して敏感である
恐らく不倫・浮気に走る人は元来、通常以上に快・不快の刺激に対して
敏感であると想像されます。(器質的・先天的)
それ故、ストレスや不安等の不快な刺激に対して耐性が非常に低い
と考えられます。
②不快刺激への回避行動が、快を求める方向へ向かう
上の「①」の事由により、ストレスや不安等の不快刺激に晒された場合に
容易に回避行動を採ると考えられます。
そして、この(防衛反応による)回避行動は主に2種類あると思われます。
即ち、
(1)安心・安全を求める方向で不快刺激を避ける
これはセロトニンやGABA希求型とも言え、
人と会わずに引きこもる、寝続ける、独り趣味や妄想の世界へ入り込む、
抑うつ状態になる、強迫性障害的になる、特定の人や物質、ネット等に
依存する等の戦略が採られる事が考えられます。
(2)快刺激を求める事で不快刺激を避ける
これはドーパミン・アドレナリン希求型とも言え、
友人達と飲みに行って騒ぐ、ギャンブルやワクワクする趣味に興じる、
買い物やグルメに執着する等、物質や人への依存という形になる場合
もあるでしょう。
そして特に不倫・浮気に走る人は、
「(2)」のドーパミン・アドレナリン希求型で、もっと細かく言えば
その中でも(独りで満たされるタイプではなく)対人関係において
快刺激を満たすタイプであると言えると思います。
(これは先天的な器質因なのか、後天的な環境因なのかは不明です)
③今のままでの(夫や妻との)関係性の中では、
求める快刺激を十分には得られないと感じている
二人でいると年数と共に刺激のパターンが固定化されて、
所謂”飽きて”しまう事も考えられますし、
結婚によって”生活”がのしかかって来たり、子供が産まれると尚の事、
刺激を得る時間・内容の制約が生じるでしょう。
そしてこの事が”欲求不満”へと繋がると考えられます。
ここまでお書きして、私の推測が当たっているのであれば、
不倫・浮気をする夫(妻)に対して、
「私がもっと優しくしよう」
とか
「もっと健気な妻に(夫)にならなきゃ!」
とか
「家庭が夫(妻)にとって居心地の良い空間になる様にしなきゃ!」
とか
「私も束縛し過ぎてるから、もっと距離を置いて自由にしてあげなきゃ!」
等といった妻(夫)側の努力は功を奏しにくいのでは?と思います。
何故なら浮気・不倫をする夫(妻)は「安心・安全・居心地の良さ」
を求めているのではなく、
「ワクワク・ドキドキ・楽しい」といった快の刺激を求めている
と考えるからです。
次回はこの続きである
<夫(妻)が不倫・浮気をする原因・理由(2)>
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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