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コラム/2023-01-13

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どうすれば症状が必要無くなる方向へ持ってゆけるのか?④

<前回からの続き>

前回お書きした事を参考にして頂いて、

「”症状”に代わって今現在の自分にとっての心を安定させる可能性があるもの」
を見つけ、徐々に移行してゆく事の実行と共に、

「自分の(脳の)中に心を安定させる機能を作る」事を行うのも
心の安定化に繋がると思います。


今回は、そのヒントをお書きしたいと思います。




<どうすれば症状が必要無くなる方向へ持ってゆけるのか?>

④自分の(脳の)中に心を安定させる機能を作る

不快刺激から来る様々な感情(不安・恐怖、自責・罪悪感・恥、
悲しみ・虚しさ、怒り・恨み等)を放っておくと、
それを安定させようとする無意識(主に脳の辺縁系の働き)のシステムが働いて
様々な症状や”問題行動”を創り出そうとするでしょう。


だとすればこういった感情を放っておくのではなく、
いち早く調整してあげる必要があると思います。

ところで、ここで言う「感情調整」とはどういった事を指すのでしょうか?


例えば、雷の音を怖がって泣きじゃくっている赤ちゃん・・・。

親御さんなら恐らく興奮を鎮める為に、抱き上げて頭や背中を撫でてあげて
「大丈夫、大丈夫」とにっこり微笑んであげるのかも知れません。


また例えば、運動が苦手な幼い我が子が運動会のリレーに出る事になって
不安に襲われている時・・・。

親御さんなら「たとえ遅くても抜かれても、みんなに文句を言われても
頑張り屋さんで妹に優しくいあなたの事をママは大切に思っているよ!」
等と励ましてあげるのかも知れません。


或いは、
何気ない一言で友達を傷つけてしまい、罪悪感を手放せない我が子・・。

親御さんなら「〇〇君にはちゃんと謝ったし、
それでけ罪の意識を感じてるあなたは偉いと思うわ!
ママはあなたの事を許してるけど、自分を責め続けてるあなたを見てると
ママは辛いの・・・。

きっと”もう二度と同じ事をしない”って決めたんじゃないのかしら・・。
そうやってまた一つ成長してゆく姿を見てると頼もしいわ!
落ち込んでる友達を励ましたり、困っている子を放っておかないあなたは、
どんな素敵な大人になるのか楽しみだわ。」

等と慰めて力づけるかも知れません。


更には、
「弟が先にちょっかい出して来たのに、何でパパは俺だけ怒るんだよ!
 あのクソ親父!許せない!」怒りまくっている我が子・・・。

親御さんなら、「弟と何があったの?・・・
なるほど、それはあんたが怒るのも無理ないよね!
それをあんな風に理由も聞かずに怒られたら腹が立つよね!
お父さんにも私からちゃんと言っておくから・・・。

ただもしかするとお父さんはあんたが頼りになる男だと期待してるからかもね?
だって、期待してなかったら怒らないと思わない?
お母さんから見ても、弟の事をちゃんとリードしてあげて
頼もしいと感じてるし、あんたのお陰で随分助かってるのよ。」

等と怒りに共感して、落ち着かせてゆくかも知れません。

この様に、

恐怖に襲われてる子を安心させたり、

不安や悲しみに襲われている子を励ましてあげたり、

罪悪感や恥の感情に襲われてる子を慰めて力づけてあげたり、

怒りに襲われてる子に共感し、落ち着かせたり・・・。


こういった事を「感情調整」と言って、
みなさんも子供や弟妹、親友等にされて来られた事ではないでしょうか?


それを自分自身に対してしてあげる事が役に立つと思います。

そのやり方の詳細は省略しますが、ヒントとしては

「その感情に襲われてる子供の自分」

「その子の感情を調整してあげる大人の自分」
を分ける事です。

そして例えば、
紙に子供の自分の「思いや感情」を書いて
それに対して大人の自分として感情を調整する言葉を書く

或いは子供の自分が胸の中に居ると感じて
その子に対して大人の自分として呼びかける
等が有効だと思います。

※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。



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