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コラム/2018-11-05

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夢を持ってはいけないの?~①ファンタジーによる苦悩

「彼がもっと私の気持ちをわかってくれたなら・・・」

「母親がもっと私の話を聞いてくれる優しい人だったら・・・」

「この子がもっと”良い子”で勉強ができたら・・・」

「私がもっと可愛ければ・・・」

「世の中がもっと平和であれば・・・」

人は誰でも「自分」「他者」「世の中」に対して
自分なりの「理想」を思い描くものだと思います。

これは人間固有の「理想を思い描ける力」「夢見る力」だと言える
と思います。(動物はそんな事思わないですよね(笑))

そして、
その力のお蔭で個人も人類としても様々な進歩や進化を
遂げて来たのではないでしょうか?

「あの鳥の様に空を飛べたらなあ」
で飛行機が産み出され、

「あの女優さんみたいになりたいなあ」
で女子力を磨き素敵な女性になっていったり、

「あんな親になってたまるか!」
と自分が理想とする子供にとって素晴らしい親になっていったり、

「世の中から争いを無くしたい」
と平和運動に身を投じたり、

「私の理想の彼になってもらわないと困る!」
と彼を自分の理想に近づける為に強要したり(笑)・・・。

そういう意味では、
僕は夢はどんどん持ち、理想をどんどん掲げる事は素晴らしい事
だと思います。

ところが、
この「夢見る力」のせいで逆に苦しんでいる人達もいます。
(というよりも人間の苦悩の多くがこの事が起因している様に感じますが)

「なんで私の話を聞かずお母さんの意見ばかり押し付けて来たの?!
 私がこうなったのも全部お母さんのせいだ!」
と家で暴れる人達。

自分の理想である「話を聞いてくれて意見を押し付けない」
 といった母親像と現実の母親とが違っていた訳です。

「他の女性と会ってたでしょ!?何で私を大切にしてくれないの!?」
 と彼氏にキレる女性。

⇒「彼には私だけを大切にして欲しい。その証拠として
  他の女性と会ったりすべきではない」といった
  理想の彼氏像と現実の彼氏が違っていた訳です。

また
「私は可愛くない・・・こんな私は誰にも愛されない」
 と外に出られなくなった少女。

「可愛い自分になりたい」という自分の理想像と
(彼女の主観での)現実の自分が違っていたのでしょう。

この場合の苦悩は、

①現実を受け入れられず理想像に執着し続けている

②理想に近づける訳がないと諦めてしまっている

のいずれかだと思います。

もしそうだとすれば、いずれにしても
「自分の理想を絶対に諦めるものか!」
とか

「自分の理想なんて絶対に叶いっこない」
といった

妄想・空想的なファンタジーの世界に囚われてしまっている
と言えると思います。

それでは、どうすればそのファンタジーの魔力から
逃れる事ができるのでしょうか?

そのヒントは次回の記事にお書きしたいと思います。



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