コラム/2020-05-08
「私には生きる価値なんてない」と感じてる方へ④
前回お書きしたやり方で、
「自己否定を止める」事ができた方は、
「自分を肯定する方法」
を試してみられるのも良いと思います。
「自分を肯定する方法」
①幼い頃から今までの自分を振り返ってみましょう。
例:親から否定され(た様に感じ)、
学校でも馴染めず、いじめられたり、嫌われたり(様に感じたり)、
一杯傷ついて、
家にも学校にも居場所が無い様に感じていた自分・・・
でも、そんな中でも、他人の顔色を伺いながら、
必死で生きてきた自分・・・
誰にも相談せず、甘えず
苦しみを独りで抱え、
もしかしたら、
過食や何かへの依存や
引きこもったり、親に当たったり、
自傷行為をしたりして
何とかその苦しみをやり過ごして、
今まで生きてきた自分・・・
②そんな自分の事をどう思いますか?
もし、あなたと全く同じ環境(例えば毒親の元)で
生まれ育った人や、
あなたと全く同じ気質(例えば、感受性が鋭く繊細等)
に生まれた人があなたと全く同じ苦しみを抱えながらも
今まで生きてきたと想像すれば、
その人の事をどう思いますか?
「ダメな奴だな」とか「生きてる価値ないよ」
と思うでしょうか?
もし「その人」の人生を少しでも肯定できるのであれば
その人に何と言ってあげたいですか?
③「その人」に言ってあげたい言葉を
クッションに見立てた過去のあなたに言ってあげませんか?
④その次に必要なのは、
「今」のあなたへの肯定です。
もしかしたらあなたは、
繊細で感受性が鋭いだけでなく、
ピュアで、素直・・・
そのくせ、良い意味での頑固さや
一つの物事に対する集中力が凄い人
なのかも知れません。
もし、そうであるならば、
幼い時に自分への否定的な「空気」
を敏感に感じ取って、
それを素直に信じ込み、
誰が何と言おうが、
その考え方にこだわり続けているのかも知れません。
もし、そうであるなら、
そうした自分の「こだわりのパターン」として、
今でも常に「自分のダメな証拠」
を集め続けているのではないでしょうか?
「あ~、今日も仕事でミスした。
やっぱり私ってダメだなあ~」と。
もしあなたが、
そのパターンにはまってるのであれば、
自分を否定する思考が出てくれば
前述の「STOP!、グルになってたまるか!」
で止めて、
そんなしんどい中でも、今日一日の中で
「少しでも自分ができた事」
に焦点を絞って、
それを日記やスマホのカレンダーに
一つだけでも書き込むのを
習慣にするのも良いと思います。
それを続けていけば、
新しい「自己肯定のパターン」
を作り上げる事ができると思います。
ただ、それでも自己否定が止められない方は、
まだ「無条件の自己肯定」には至ってない
のかも知れません。
もし、今までお書きした内容を実行されても
難しい場合は、
一度お問合せ頂ければお役立てできると思います。
コメント