コラム/2020-06-15
性格改善の方法⑤ベクトルを変える(上)
~自分の中の変えられるものと変えられないもの~
<前回からの続き>
今回からは、
(2)の「ベクトルを変える」事によって性格改善する方法
をお書きしたいと思います。
例えばあなたが
先に挙げたA子さんと同じような
「高性能センサー(鋭い感受性)」
や
「強い集中力」
を持っていて、A子さんと同様の悩みを持っているとします。
以前お書きした様に、
この「高性能センサー」のベクトルは、
デフォルトとして、不安や恐怖、危険といった
所謂「ネガティブ」な方向を向いてるはずです。
何故なら、
センサーの役割は
「不安・恐怖から身を守る」
「危険が迫ってる事への警告」ですから。
そして元来「ネガティブ」な方向へ向いている「高性能センサー」を
類まれな「強い集中力」を持って、
四六時中ベクトルの向きがブレない様に保ち続けている、
と言えると思います。
例えばA子さんを例にしてこの事を説明してみます。
(A子さんの例)
「課長の目は、笑っていなかったし、語気も強く感じた。・・・。
また怒られたらどうしよう?」
→怒られる恐怖・危険を警告してくれている
「もう、私なんて必要ないと思われるかな?
課長に見捨てられ無い様に、もっと頑張らなきゃ・・・」
→見捨てられる恐怖・危険を警告
「Bさんも他の人も忙しいのに頼ってしまったら、
迷惑かけちゃって、みんな私の事を鬱陶しいと思って
嫌うだろうなあ・・・」
→嫌われる恐怖・危険を警告
「あの時のBさんの笑顔の中に私を蔑むものを感じた。
きっとみんな私の事を”できない奴”と思ってるんだわ・・・」
→否定される恐怖・危険を警告
※注:但しこの「自分はできない」「自分はダメだ」
といった”自己否定”に身を置く事によって、
それ以上傷つかない様に身を守る為に
センサーが働く人もいらっしゃると思います。
いずれにしても、
この「ベクトル」の向きを変えるとはどういう事なのでしょうか?
私が思うに、
このベクトルの変え方としては、
(A)センサーの向きを変える
(B)センサーの取付け場所を変える、
という2つの方法があると思います。
次回はまず(A)センサーの向きを変える
につてお書きします。
<次回へ続く>
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