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コラム/2021-04-16

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HSPの人が愛着障害から抜け出す為のヒント④

<前回からの続き>

今回は、
(広義の)「愛着障害」で今も生き辛さを抱えているHSPの人が
そこから抜け出す為のヒント「③」について詳しくお書きしたいと思います。

<HSPの人が愛着障害の生き辛さから抜け出すヒント(詳細)>


前回の「②」(1)安全・安心基地の候補を決める、と(2)その人に成りきる
ができれば、次は心の傷を癒してゆきましょう。

③心の傷を癒す


(1)「心の傷」になっている場面を思い出す


→幼い頃に安心・安全を脅かされてとても怖い思いをした場面や、
 否定されたり、傷つけられて悲しみや辛さを立て直す事ができず
 トラウマの様に残っている場面を思い出します。

例:「小3の時に友達に裏切られ、傷ついて学校を休んだ時に、
   父親は話を聞いてもくれずに怒鳴られ、母親も父親に同調して
   二人して”学校に行け!”と叱られた」

※注1:トラウマに触れる事は危険な場合もありますので、
    心の傷が比較的軽いものから一日に一場面のみ行ってゆきましょう。

※注2:もし感情に呑み込まれそうなら、
    必ず信頼できるカウンセラーの元で行って下さい。

(2)その時、自分は親(等の養育者)にどうして欲しかったか?を考える


→例:「本当はお母さんに事情を聞いてもらい、
    ”そっか・・・酷い目に遭ったね。裏切られて悲しかったよね”
    と抱きしめてもらいたかった」 

(3)(その人に成りきって)自分に安全・安心を与える


→例:自分の胸の中にその時の幼い自分が居るとイメージして、
   お母さんに成りきって、上記の共感の言葉を実際に口に出し、
   自分の胸(の中に居るその時の自分)をぎゅっと抱きしめる   


※注3:安全・安心基地になってくれる人が身近に居れば、
    詳細を伝え、自分が望む事をやってもらいましょう

(4)子供の頃の自分に成りきって、その安心感を感じる


→例:今度は胸の中の自分に成りきって、
   その言葉と、抱きしめられてる感触と、
   慈しんでくれてるお母さんの表情を受け取りましょう

(5))日々、その子の安全・安心基地になってあげる


→例:いつも胸の中に「幼い自分」が居ると意識して、

 恐怖や辛さや悲しみ、寂しさ等の感情や動揺を感じた時には
 胸の中の「幼い自分」に対して、言葉を掛けて共感し、
 抱きしめてあげましょう


※注4:イメージが苦手な人は、
   「安全・安心基地である自分」と「幼い自分」との間で、
    ”交換日記”として上記の様なやり取りを実際に文字に書いて
    行ってゆきましょう

  
   
次回は、
「④新しい捉え方に基づき、日々の行動を変えてゆく」為のヒント
をより詳しくお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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