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2022/2/28 (月)

お陰様で開業10周年を迎えました

当カウンセリングルーム「心の相談ルーム」オアシス大阪は、
2012年2月22日に新大阪の地に開業し、
お陰様で先日10周年を迎える事ができました。


この間、4,000名以上の方にお越し頂き、

「薬では改善できなかった」
と仰るお悩み・症例、

「他のカウンセリングや心理療法では改善できなかった」
と仰るお悩み・症例等、

「最後の駆け込み寺」として、様々な経験を積ませて頂きました。

有難うございました。


開業した当初の目標としては、

①お越しになったクライアントさんご自身が持っておられる力を
 引き出すサポートを差し上げる事で、カウンセラーや医師に頼らないでも
 今のお悩みや生き辛さ、症状等を乗り越えて行かれる様なお手伝いをする


②様々な経験を積ませて頂き、
 個人が自分の力で今の苦しみを乗り越えて行ける共通の原則を見出し、
 それを世の中に還元し、我々カウンセラーが失業する(要らなくなる)
 時代を目指す

といったものでした。


「①」に関しては、まずまずの成果を上げて来られたと思いますが、
「②」の共通原則を見出し還元する部分はまだまだこれからです。


私も今年還暦を迎えますので、残された時間に限りがありますが、
何としてでもこのライフワークを成し遂げたいと思っております。


その為には、是非とも皆さまのご協力が必要です。

これからも「超短期解決」「効果・解決重視」で、
「日本一のコストパフォーマンスの良さ」を目指して
お手伝いを差し上げますので、今後ともどうか宜しくお願い致します。



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2022/2/25 (金)

ネット・スマホ・ゲーム依存の子供へどう対応すれば良いか?

<前回からの続き>

前回までに、

子のネット・スマホ・ゲーム依存には「不快(や不安)を避け、快を求める」
といった生命維持に関わる脳の部分が関与していると思われる、


故に
①理由も聞かずに(わかってあげずに)やめさせる

②脅す

③一方的に機器を取り上げる

④子の”理性”に訴えて説得する

等の対応では、うまく行かない事が多いとお書きしました。


それでは親としてはそんな我が子にどう対応して行けば良いのでしょうか?

今回はそのヒントをお書きしたいと思います。




<ネット・スマホ・ゲーム依存の子供への対応のヒント>

①子の不安や悩みに寄り添う


 子の悩みや不安を(どうにかしようと思わなくてもいいですので)
 わかってあげようといった意識で、ただ聴いてあげて安心を与えてあげる




②子の不安や悩みの解決策を一緒に考えてあげる


 もし可能であれば、決して一方的にではなく、子が自分で解決できる様に
 導いてゆき、親の力が必要な部分のみ子が望むような形で手助けをする




③”報酬付き”のルールを決める


 例えば、深夜0時になればスマホやゲーム機などを親に返却し、
 それができた日は親が子のシール帳にシールを1枚貼る。

 シールが5枚連続したら(週末の)1日ゲームやスマホをやり放題にする。
 但し、連続5枚にならなかった場合はそのご褒美は無し。

 また例えば、子にとってゲームの次に好きな物が動画であった場合、
 夜にゲームをせずに動画を観ていたらシールを貼り、
 連続で5枚貼れれば、週末はゲーム以外に子が望む事を叶えてあげる

 (例:週末は「一日ボス」として、本人の願い(ゲーム以外)を叶える
    =行きたい所に連れて行ったり、食べたい物を作ってあげたり、
    動画見放題、等・・・勿論親子で合意した範囲内で。

    もし他の兄弟が嫉妬した場合はその子達にも同様のやり方で
     報酬を用意して、親が望まない行動を減らしてゆく事
     も工夫できるでしょう)




上に挙げた例はあくまで一般論ですので、
勿論個々の子供に応じてやり方を変えてゆく必要があると思います。

ただし、
・(ネット・スマホ・ゲームに代わる短期的な)報酬を用意する

・その取り決めが親子共に合意できるものである

・「報酬」か「罰」かを子が自由に選べる形にする

という点が大切だと思います。

それでももし難しい場合はお気軽にご相談下さい。



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2022/2/23 (水)

ネット・スマホ・ゲーム依存の子供にやってはいけない対応

<前回からの続き>

それでは、
依存様になってネット・スマホ・ゲームを止められない子供等に対して
親はどうすれば良いのでしょうか?

前回と前々回でお書きした様に、それらを止められない原因として

①不安から逃れられる

②自分にとって丁度良い程度の望む刺激を
 今すぐ簡単に自分主導で満たす事ができる

という2つの要因が絡んでいると推測します。


そしてこれらの「不快や不安・恐怖を避け」「快を求める」という傾向は、
全ての動物にとって遺伝子のコピーを残し続ける為に生命を維持する、
といった最重要の課題を担っていると言えるでしょう。
(主に大脳辺縁系の働き)


ですから
”理性の場”である前頭前野等の大脳皮質がそれにいくら抗う様に命令しても、
そう簡単には聞き入れてもらえないでしょう。


例えば、
ライオンの檻の中に入った我が子に
「男の子なんだから逃げちゃダメ!逃げる様な弱い子は施設に入れるわよ!」
と言ったところで、辺縁系がすぐさま逃げる行動を採らせるでしょう。


また例えば、
何日も砂漠を彷徨って、喉が渇き切っている時にやっとオアシスを見つけ
水を飲もうとしている我が子に「汚いからその水飲んじゃダメ!」
と言ったところで飲んでしまうのではないでしょうか?


それと同じで、ネット・スマホ・ゲームを止められない子供等に
「いい加減にやめなさい!
体にも良くないし、このままだと成績がどんどん下がっちゃうわよ!」
とか

「やめなさい!お母さんはあなたの為を思って言ってるのよ!」
ゲーム機やスマホ・パソコンを取り上げる
とか

「今度やってるのを見つけたら、お父さんに叱ってまらうわよ!」
等の対応をしても、功を奏さない事が多いと思います。

(だって生命を維持する脳の部分が働いてる訳ですから・・・)


それどころか、親の対応を生命の維持を妨げる脅威と捉えてしまうと、
「逃げる」(うそをついたり、陰で隠れて続ける等)

「戦う」(親に対する反抗を強めたり、ゲーム機を壊したりして暴れる等)

「逃走/闘争反応」を引き起こし、親子の関係が益々悪化する
事も考えられます。


ですから
①理由も聞かずに(わかってあげずに)やめさせる

②脅す

③一方的に機器を取り上げる
等の(罰系の)対応は避けた方が良いと思いますし、

④子の”理性”に訴えて説得する
等の方法も難しいでしょう。




それでは、そんな我が子に親はどう対応すれば良いのでしょうか?

その辺りを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/21 (月)

何故ネット・SNS・スマホ・ゲーム依存になるのか?②

<前回からの続き>

今回は、
(お子さん等が)ネット・スマホ・ゲーム依存になってしまう原因②
について私見をお書きしたいと思います。




<ネット・スマホ・ゲーム依存になる原因②>

②自分にとって丁度良い程度の望む刺激を
 今すぐ簡単に自分主導で満たす事ができる


私が考えるには、
「やめられない、止まらない」といった依存の様な状態になる為には、
そこに「快の刺激」、即ちドーパミン系が作動する仕組みが絡んでいる筈だ
と思います。


人間(や動物)の全ての行動は簡単に言えば、

「不快な刺激から逃れ安心を得る」=ノルアドレナリンシステム
 ⇒セロトニンシステム(※これは前回の「①」でお書きしました)

「快の刺激を求める」=ドーパミンシステム

の2つのうちのどちらかを基にしていると言えるでしょう。


そして、このうち特に後者の「ドーパミンシステム」が強化されると
意志の力ではほぼ抗う事ができなくなります。(=依存状態)


ところがこの「ドーパミンシステム」は個々人によって、

(1)望む刺激の方向性が違う

(2)望む刺激の強度が違う

(3)望む刺激のタイミングや持続時間が違う

といった事が考えられます。


即ち個人にとっての快の刺激は、非常に微妙なバランスに基づく
最適な刺激を得た場合に最大となると思われます。


ーーーー

例えば、
親友とユニバへ行ったとして・・・。

行きの電車の中で楽しく会話をする。
面白い話を用意して親友に話しても思いの外笑ってくれなかった・・・。

ユニバに着いて、
自分は好きじゃないが親友が好きなアトラクションの行列に
2時間も並ぶ・・・。

休憩中に、
お互い大好きなスイーツを食べた後で、親友が「もう1個食べよう!」と言い、
自分は1個で満足なのに、付き合いでもう一つ食べる事になる・・・。

ーーーー


譬え親友でも家族であっても、一人一人最適な刺激が違う訳ですから、
決して満足する(刺激が完全に満たされる)事は無いでしょう。
(=依存にならない)


一方でネット・スマホ・ゲームはどうでしょうか?

我慢したり忖度する必要無く、
自分の好きな動画やゲームのみを自分の好きなタイミングや時間で
自由に望む刺激を満たす事ができます。

またもし「他人と繋がる事」への刺激を望むのであれば、
深入りして傷ついたり不安になる事無く、SNSで記事や画像をアップして
「いいね」やコメントをもらったり、他の人の投稿に「いいね」を付けたり、
はたまた気に入らない人を簡単にブロックする・・・。

自分の思う通りの適度な刺激を得る事ができるでしょう。
(オンラインゲーム等のチャット然り)


つまり、
不快からはすぐに逃れる事ができ、自分が望む「快の刺激」のみを得る
事ができる訳です。(しかも”今すぐ”に)


そうして
「ドーパミンシステム」がネット・スマホ・ゲームにおいて強化され、
依存状態になると考えられます。


※1:脳の報酬系の回路においては、実際に臨む刺激を得られた時よりも
   その刺激を期待している時の方がドーパミンの分泌量が多くなる
   事がわかっています。

   ですから、
  「あと少しでレアアイテムがゲットできる!」とガチャを回したり、
  「何とかこのステージを攻略したい!」等の期待を持って
   ゲームをしている等は依存状態によりなり易いでしょう。
   (SNSで「いいね!」や「コメント」を期待している時も同じです)

   逆にスマホや動画をだらだら見ている時は、
   ゲームやSNS程にはドーパミンシステムの働きは強くは無く、
   依存度で言うとゲームやSNSよりはまだマシだと思われます。


※2:中には、「チャットを途中でやめるとどう思われるか怖いから」とか
   「LINEの返信をし続けないと嫌われるのが怖いから」等と
   ①の「不快な刺激から逃れ安心を得る」為にずるずるとやめられずに
   いる人もいらっしゃるかも知れませんが。




それでは次回は、

ネット・スマホ・ゲーム依存の子供にやってはいけない対応
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/18 (金)

何故ネット・スマホ・ゲーム依存になるのか?①

<前回からの続き>

今回と次回で、
(お子さん等が)ネット・スマホ・ゲーム依存になってしまう原因
を私なりに考えてお書きしたいと思います。




<ネット・スマホ・ゲーム依存になる原因①>

①不安から逃れられる

(1)今の不安や未来への不安から逃れる

「学校や職場、友人等との人間関係の不安」「将来への不安」
「成績の不安」「自分の優劣・美醜・健康状態・存在・自己価値への不安」
「コロナ等の世の中への不安」・・・・。

今の時代、普通の日常を送っていても常に不安に駆られる要素
が渦巻いていると思います。(特に感受性が鋭い人にとっては)

そんな人にとっては朝起きると不安に駆られるが、家族の声や音から始まり、
学校や職場(クラブ活動・塾・習い事・交友・旅行等も)へ行けば
様々な刺激を感じるでしょうから、
そこへ行ってしまえばゆっくりと不安を反芻する暇も無いでしょう。

所が、
家に帰って(特に時間が遅くなってゆくと)そういった外部からの刺激が
徐々に減ってゆくと、意識の向け先は”デフォルト”の不安に偏るでしょう。
そして不安に意識が集中し、それを反芻し始める。

そんな時に「不安」以外へ意識を向けられる格好のツール
ネット・スマホ・ゲーム等という事だと思います。

昔は漫画や本を読んだり、音楽を聴いて不安を紛らわせていた人も多かった
と思いますが、漫画はワーキングメモリー(作業記憶域)を働かせないと
ストーリーがわからなくなるので、ひと手間かかってある意味「疲れる」
訳です。

また「音楽」は聴覚に訴えますが、
ネット・スマホ・ゲームはどれも視覚にも訴えます。

一説によると、人が得る感覚情報として
視覚は聴覚の100倍の情報量を得ると言われています。

ですからネットやスマホ、ゲームといった視覚に頼る情報に没頭すると
不安の入る隙間が無くなる可能性が高くなる訳です。

そしてこのネット・スマホ・ゲームへの逃避は
不安を鎮め(束の間の)安心を得る、
といったセロトニンシステムを作動させるものだと考えます。

(同様にセロトニンシステムを作動させるツールとしては、お酒・煙草
・食べ物・コーヒー・お茶・買い物・ギャンブル・自傷・爪噛み等
 多々ありますが、どれも”癖になる”ものですよね)

(2)過去のトラウマや”プチトラウマ”から逃れる

同様に過去のトラウマがデフォルトの状態で襲って来る人
そこから逃れる為にもネット・スマホ・ゲーム等を利用するでしょう。

※また、客観的にはそこまで大きなトラウマでは無いが、
 感受性の鋭さ等によって本人にとっては大きな心の傷となった、
 所謂”プチトラウマ”に苦しんでいる方にもこの事は当てはまると思います

それでは次回は、ネット・スマホ・ゲーム依存になる原因の「②」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/16 (水)

子供のネット・スマホ・ゲーム依存

「うちの息子は毎晩遅くまでネットの動画を見て、
 昼夜逆転になっていて学校も遅刻や欠席が増えてきました。

 注意しても逆切れするし、夫は”放っておけ”と言うだけです。
 どうすれば良いのでしょうか?」


「娘は時間があると、ず~っとスマホをいじっていて、
 家族の会話にも加わろうとしません。

 しかも最近は学校の成績も下がりがちで、
 たしなめても耳を貸そうとしません」


「長男は学校へ行かず、ずっとオンラインゲームをしています。
 主人の発案で夜12時以降のゲーム禁止というルールを決めたのですが、
 それを守らず、パソコンを取り上げると部屋で暴れ、壁が穴だらけです。
 もう警察を呼ぶしかないのでしょうか?」

うちのルームにも、
お子さん等がネット・スマホ・ゲーム等の依存の様な状態になり、
睡眠不足や心身の健康状態の悪化学業不振、遅刻・欠席・登校渋り
不登校引きこもり、家庭内暴力等の”問題”が生じて、
お困りになっておられる親御さん達のご相談も多いです。


親御さんたちにしてみれば、色々な所へ相談に行かれたり、
「あの手」「この手」を尽くされても一向に改善しないどころか、
どんどん依存様の状態が酷くなってゆくお子さん達に

親としての無力感を感じ、疲弊してうつっぽくなられたり、
「私の育て方が悪かったのかも?」等と自責の念に駆られて
苦しんでおられるケースも多いです。

それでは何故、そんな事になってしまうのでしょうか?

次回からは私の今迄の知識と経験を基に、

①何故ネット・スマホ・ゲーム依存になるのか?

②ネット・スマホ・ゲーム依存の子供にやってはいけない対応

③ネット・スマホ・ゲーム依存の子供へどう対応すれば良いか

についての考えをお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/14 (月)

気(メンタル)の弱さ、ネガティブさを活かす

<前回からの続き>

今回は、
「気(メンタル)の弱さ」=「気が鋭い」
「ネガティブ」=「危機察知能力が高い」
といったあなたの特殊能力の可能性についてお書きしたいと思います。




<「気の鋭さ」「危機察知能力の高さ」を活かす>

①今迄の人生で、あなたのその”特殊能力”が役だったり
 助けになった出来事を思い出す

「接客の仕事をしてた時に”あなたはよく気が付くわね!”と褒められた」

 「嫌な予感がして、大事な書類を念の為に再度チェックしたら、
  間違い箇所を見つけてトラブルの発生を未然に防いだ」

 「彼のいつもと違うよそよそしさに気づいて、
  ”私がどんどん彼に依存的になってきたから彼はうんざりしてるのかな?”
  と感じて、彼に依存せず彼の事を優先する事を意識したら、
  彼のよそよそしさは無くなり、元の彼に戻った・・・」等々。

②”特殊能力”に感謝する

「①」で思い出した出来事を書いてみて読み返したら、
「私の気の鋭さで褒められた・・・気の鋭さに感謝します」
とか
「私の危機察知能力で助かった・・・危機察知能力、有難う!」
等と感謝してみましょう。

③”特殊能力”を活かす可能性について考える

例:たとえば「私が持ってる”気の鋭さ”や”危機察知能力”を使って、
  家族や周りの人で、困ってる人、危機に瀕してる人を見つけて
  助けてあげよう」
  とか
 「この”特殊能力”を使って彼に何をしてあげたら彼は元気になるかな?」
  とか
  (もしあなたが就活中だったら、)
 「私が持ってる”気の鋭さ”や”危機察知能力”を活かせる仕事は何だろう?
  逆に活かせない仕事は何だろう?」
 等と考えてみるのも良いと思います。



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2022/2/11 (金)

気(メンタル)の弱さ、ネガティブさを受け容れる

<前回からの続き>

前回、
「気が弱い」とか「メンタルが弱い」というのは、
「感覚過敏」という凄く気が付く鋭い感受性(多くの場合は遺伝的・先天的)
を持っているからだと思われる、と述べました。

そして本来人間や動物にとって、その鋭い感受性を働かせる最優先事項は
「危険や恐怖が迫ってないか?」なので、当然不安や恐怖といった
「ネガティブ」な方向へベクトルが向くのでは?と推論しました。


だとすれば、
それは「気が弱い」というよりも「気が鋭い」とも言うべきもので、
「ネガティブ」というよりも「危機察知能力が高い」と言えると思います。

しかもその特性は多くの場合は遺伝だと考えられます。

なのに、ご自身のその特性を否定的に捉え、
「私はなんて気が弱いんだ・・・」
とか
「僕はメンタルが弱すぎる・・・」
とか
「私はどうしてポジティブに考えられないんだろう?・・・」
等と
ご自分を否定し続ければ、「私って本当にダメだな」
と益々ネガティブな考え方へ傾いてしまうでしょう。

そして、その「気の鋭さ」が遺伝的なものであるならば、
変える事はできないでしょう。

変える事ができないものを変えようとする事ほど、苦しい事は無い
と思います。

ですから、まずご自分の特性を受け容れてみる事が大切だと思います。

以下にその具体的な方法をお書きします。




<自分の特性を受け容れる>

「私って気が弱いなあ」「僕はメンタルが弱いなあ」「私はネガティブだ」
 等とつい独り言を呟いたり、思ってしまったり、他人から言われた時に、

「私って気が鋭いんだ!」「僕って危機察知能力が高いんだ」等と
すぐに言い換えて呟いたり、頭の中で言い換える様にしましょう。

逆にそう言って来る相手がいたとすれば、
 「あの人は気が強いんじゃなくて気が鈍い人だ」とか
 「あいつはポジティブというよりも危機察知能力が低い奴だ」等と
 頭の中で変換する事を意識しましょう。

それでも、その”特殊能力”を否定するご自分に気が付いたら、
 あなたの親や祖父母等から「気が鋭い」人を捜してみましょう。

 例えば、
「そういえばお父さんもちょっとの事でも気にする ”気が鋭い”人だ!」
 だとすれば、それはお父さんからの遺伝の可能性が高いでしょう。

 ですから「私ってなんでこんなにネガティブなの?」と感じたら、
 「私のせいじゃなくってお父さんの遺伝じゃね?・・もうお父さんたら!」
 等と人のせいにして良いですので、自己否定を止める事が大切だと思います。

それでは次回は、
この”特殊能力”を活かす事についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/9 (水)

何故気(メンタル)が弱く、ネガティブ思考になるのか?

<前回からの続き>

そもそも
「気が弱い」とか「メンタルが弱い」と感じるのは何故でしょう?


そういったお悩みをお持ちの方と数多く接して来た私から言えば、
それは「(一般的な人と比べて)気にし過ぎる=凄く気が付く」という能力
を持っているからと言えると思います。


では何故気にし過ぎるか?と言えば、恐らく「感覚過敏」という特性
を有しているからだと思います。(多くの場合は遺伝的・先天的に)


もしあなたが「感覚過敏」を有していたら、
相手のちょっとした表情・態度や声の感じの変化に気が付く等、
所謂「五感」という感覚器官が研ぎ澄まされている訳ですから、
ほんの些細な事が気になってしまうでしょう。


だとしても、
何故「ネガティブな部分」「不安を感じる部分」にそのベクトルが向く
のでしょうか?


それは、
人間や動物の感覚器官のターゲットの最優先事項は「安全」だからです。


例えば、
猛獣(危険)が迫って来ている時には、
美味しい木の実を見つける為に感覚器官を使ってる場合ではなく、
危険を察知し、それを回避する事が最優先事項になるでしょう。


ですから、
感覚器官を危険を察知する事に総動員して不安・恐怖を感じ、
「闘争/逃走」反応で危険から逃れる訳です。

(こんな時、”鈍感”であればあっと言う間に命が危険に晒されます)


そうして
危険から逃れて初めて、食糧を捜す事に感覚器官を使える様になる
のではないでしょうか?


もしあなたが
「感覚過敏」を有していたら、当然「気にし過ぎ」てしまうでしょうし、
まずは危険を察知しようとして「不安・恐怖」といった
所謂ネガティブな方向へベクトルが向くでしょう。


特に現代の社会では、ネットやTVを見ていても不安や恐怖を呼び起こす
大量の情報に嫌でも触れてしまうでしょう。


常に不安・恐怖が取り巻いている世界に生きている
「感覚過敏」を有したあなたは、

さながらそこかしこで銃撃や爆撃が繰り広げられて、いつ命を落とすか
わからない戦場にたった一人で居る様な状態だとも言えます。


そんな状況で「メンタルを強く!」とか「ポジティブに考えろ!」
なんて事が果たしてできるのでしょうか?


では、どうすればその”戦場”から脱出できるのでしょうか?

そのヒントを次回からお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/7 (月)

気(メンタル)が弱い、自分はネガティブと思ってるあなたへ

「友達が欲しいけど、どうやって話かけたらいいのかわからない・・・
 あ~、こんな僕じゃあ一生友達ができないかも」


「グループの子達に言いたい事があっても、”嫌われたらどうしよう?”
 と思って、いつも本音を言わずにニコニコしている私・・・
 こんな気の弱い私なんて、これから先、生きていけるのかな」


「試験になると緊張し、実力を出せない。
 そして試験の結果が悪ければ落ち込んで何も手につかなくなる・・・。
 こんな弱いメンタルをどうすれば強くできるのだろう?」


「あ~なったらどうしよう、あれができなかったらどうしよう、
 といつも不安になって心配ばかりしてしまう。
 お母さんからも”あんたは何でそんなにネガティブなの?
 もっとポジティブになりなさい!”といつも言われちゃう」




ほんの些細な事を気にしてしまい、それを悪く(ネガティブに)捉えて
不安や恐怖に襲われたり、自分を責めたり落ち込んでしまう・・・。

家族や周りの人からも「そんな弱気でどうすんの?
そんなんじゃあ生きて行けないわよ!」
とか
「もっとメンタルを鍛えなさい!」
とか
「もっとポジティブに考えなさい!」
等と言われて、

自分でも「そうだよね」と思うけれど、
そうできない自分に益々自信が無くなってしまう・・・。


そんなお悩みを抱えている数多くの方にお目にかかって来ました。

もしあなたがそういったお悩みを抱えているのであれば、
どうすればいいのでしょうか?


今回からはそんなあなたに向けて、
その”ネガティブな思考のループ”から抜け出すヒント
をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/2/4 (金)

新型コロナ雑感②闘争本能の昇華

<前回からの続き>

前回、

①人間本来の闘争本能は「守るべき他者」への愛情に裏打ちされたもの
 ではないか?


②ところが資本主義的な価値観によって、愛情とは関係のない
 個人の権力や資産を守るといった個人的な快楽を求める闘争に移行
 していったのではないか?


③そしてその歪んだ闘争本能が今の戦争やコロナ騒ぎを引き起こしたり、
 物騒な事件に繋がっているのではないか?

といった私の妄想を書いた。


だとすれば、どうすれば人々は「愛情」を取り戻し、
本来の形で闘争本能を昇華できるのであろうか?


私はまず「自分は何を守りたいのか?」「誰を守りたいのか?」
を問うてみる事が肝要だと思う。

例えば、
「大切な子供達を守る為にコロナワクチン接種に反対します!」
 と行動する人。

或いは
「地球を守る為に環境破壊を食い止める戦い」をしている人。

また例えば、
「国民の期待に応え、お世話になった人達に報いる為に
 オリンピックで頑張ります」と戦いに挑むアスリート。

更には、
「家族の幸せを守る為に!」と職場という戦場で一生懸命仕事をしている
 お父さん。

みんな「そこに愛はあるんか?」と問われれば(笑)「YES」と答える筈だ。
決して個人の快楽の為の”戦い”ではない。

そうして、
「守るべき他者」を見出す事ができれば、全力で”勝利”を目指して
戦いに挑んだら良いと思う。


※因みに陰謀論者でも、共産主義者でも、ワクチン反対論者でもない私は、
 「人間全てが幸せになれる様な手伝いをしたい」
 (+「愛する家族を守りたい」)といった誇大妄想的な想いで(笑)
 年々衰えてゆく記憶力と戦っている(笑)。



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2022/2/2 (水)

新型コロナ雑感①戦争の代替物?

いつ終息を迎えるのか?予想もつかない新型コロナウィルス・・・。

まず、
罹患やワクチン接種の副反応によって、命を落とされた方やご遺族に
心よりお悔やみ申し上げます。

また、後遺症に悩まれておられる方が一日でも早く回復されます様に。

(コロナ下での)最近は闘争本能の歪んだ形での発露とも言うべき
物騒な事件が数多く起こっている。


動物の遺伝子には個や集団を守り、その遺伝子のコピーを残し続ける
といった傾向がある様だ。

だとすれば、それを邪魔する者を”敵”とみなし、闘争本能が
惹起されるだろう。

例えば、
鳥や哺乳類でも、”敵”が侵入し、我が子を襲おうとすれば
親は闘争本能をむき出しにして、子を守る。

人間も古来、敵である猛獣をやっつけて食糧を得たり、
他の部族を”外敵”とみなし、侵入されたら攻撃を加えただろう。

戦国時代も一族郎党を守る為、”敵”と戦ってきた筈だ。

やがて、
ナショナリズムの台頭によって国家や民族間の闘争が戦争となった
・・・。

(私は別に戦争擁護論者ではなく平和主義者ではあるが)
ここまでは良かったと感じる。

何故なら、それらの”戦い”は家族や部族、国を守る、といった
「守るべき他者」があったと思うからだ。

ところが戦後の資本主義の台頭によって、
個人の「権力」や「資産」が守るべきものになり
「勝ち組」「負け組」に分かれてしまう様になった。

やがて、一部の人達が”自分個人”の「権力」や「資産」を守る為に
戦争を起こしたり、介入する様になった・・・。

※そんな中でも「国家権力から自分達の仲間を守る」といった
 学園紛争が起きたが、鎮圧されてしまった
(大人達や警察といった権威を敵とみなし、仲間を守るといった暴走族も
 ”ダサい”とレッテル付けをされて居なくなってしまった)

※高度成長時も「会社の為」「家族を豊かにする為」といった
 「守るべき他者」があったが、その神話も今や崩れ去ってきた感がある


ところが「世界平和」を願う世論が主流になり、
戦争によってその「権力」や「資産」を守れなくなってきた人達は
困ってしまう。

そんな時に出てきたのが新型コロナだ。


コロナの出処はさておき、これをネタに自分個人の「権力」や「資産」
を守る(或いは増やす)事に利用しようとしている人達もいるのかも知れない。
(私の妄想だが・・・)


ある研究によれば、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシン
仲間に対しては愛情が深まるが、そうでない相手(敵)には
排他的(攻撃的)になるらしい。

だとすれば、
「自分の権力や資産を守る為の闘争」愛情とは無関係の快楽に支配
されていて、「家族や仲間達を守る為」の闘争は愛情と関係している
とも言えよう。(暴走族でさえ)


ところが、資本主義の価値観に洗脳された我々は、
守るべき他者を見失い、同時に愛情も希薄になって、
ある一部の人の様に「自分」を守る為の快楽に支配される様になった
のかも知れない。

そうなれば「負け組」になったと感じた瞬間に
「自分以外は敵だ」と認識してしまうので、
物騒な事件を起こしてしまうのかも知れない。


これらの私の妄想が少しでも当たってるとすれば、
どうすれば人々は「愛情」を取り戻し、本来の形で闘争本能を昇華できる
のであろうか?


その辺りを次回、書いてみたいと思う。

<次回へ続く>



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