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コラム/2020-07

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2020/7/31 (金)

電話/Skype相談の平日割引き延長について

新型コロナウィルスの感染不安等でご来談が困難な方へは
電話/スカイプ相談をお勧め致します。

学生・専業主婦・無職・シングルマザーの方は
平日にご来談頂いた場合は、

カウンセリング料金を通常料金の2割引きでご提供して参りましたが、

本年4月より、電話/Skype相談上記の条件に該当される方
2割引きでご提供しております。

当初は6月末日までの予定でしたが、

コロナ禍が落ち着く気配が無い状況を鑑みまして、

本年(2020年)12月末まで
電話/Skype料金の平日割引きを延長致します。

これにより、ご相談料金は以下の通りになります。




面談・電話/Skypeカウンセリングの通常料金

60分=¥6,000(税込)
90分=¥8,000(税込)


平日割引き料金(学生・専業主婦・無職・シングルマザーの方に限る)

60分=¥4,800(税込)
90分=¥6,400(税込)
(但し電話/Skype相談の割引は2020年12月末まで


※尚、ご来談されての対面カウンセリングにつきましても
 消毒や換気、ソーシャルディスタンス、マスクの着用等の
 万全の安全対策を取っておりますので、安心してお越し下さい。



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2020/7/29 (水)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑭

<前回からの続き>

ここまでお書きして、

「自分の中の親の部分や大人の部分と言われてもピンと来ない」
と感じる方もいらっしゃると思います。

もしそう感じるのであれば、

もしかしたら幼い頃の親との愛着形成がうまく行っておらず、
親イメージの内在化ができていないからかも知れません。


だとすれば、

今現在の人間関係の中で
「愛情を感じる相手」「信頼できる人」を探してみましょう。


例えば、

「恋人や配偶者」

「先生や師匠」

「上司や先輩」

「カウンセラーやお医者さんやコーチ」

・・・そういった人たちの中で(あなたの評価に基づいて)
最も信頼できそうな人に自己開示していき、

あなたの気持ちや存在を否定されず受け止めてもらう経験を
積んでいきましょう。


その上で、

「もし、あの人なら何て言って励ましてくれるだろうか?」
とか、

「論理的な〇〇先生なら、どの様に分析して下さるだろうか?」

等と想像してその答えを書き出してみて、

それを自分(の中の子供の部分)に語り掛けて共感してあげたり、
励ましたり、労ったり、客観的な意見を述べてあげるとよいでしょう。

たとえ幼い頃に親との愛着形成がうまく行っておらず、
アダルトチルドレン愛着障害だと感じていたとしても、
「もう遅い」という事は決してありません。




以上、

14回に渡って「人に嫌われるのが怖いあなたへ」というテーマで
お書きしてきましたが、今回でこのシリーズを終えたいと思います。


もし、一人では難しい場合や、まだまだヒントが必要だとお感じの場合は
お気軽にお問合せ下さい。


お読み頂き、有難うございました。



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2020/7/27 (月)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑬

<前回からの続き>

実際に、

「好きじゃない相手と距離を取る」

「好きな相手と距離を近づける」といった行動を取ってゆく過程で、

相手への当初の評価が変わってゆく事もあるでしょう。

例えば、

「好きじゃない」と思っていた相手と距離を取ろうとしたら、
相手が変わってきて、優しくなったり、急に下手に出たり、
落ち込んでる様に感じる・・・等々。


或いは、

「好きだ」と思っていた相手と距離を近づける過程で、
相手の「好きじゃない面」が見えてきた・・・等。

こういった時には、

「好きじゃないと思ってたけど、相手が落ち込んで可哀相だから、
 また距離を近づけてあげよう」
とか

「好きだと思っていたけど、私が思ってた印象と違ったから距離を取ろう」

等と早急には判断しない方が良いと思います。

というのも、

「好き」か「嫌い」か?といった、感情に基づいた二元的な分類は
あなたの中の「子供」の部分の分類であるといえると思います。

社会生活における人間関係では、
それだけではうまく行かない場合も多いのではないでしょうか?

例えば、

「とっても優しい先輩だと思っていたのに、
 一緒に食事をした時に、上司の陰口を言ったてた。

 私は陰口を言う人は嫌いだから、先輩とは付き合わない様にしよう・・」

→これはあなたの中の「子供の部分」の感情で、
 「白」か「黒」かの極端な思考が出てきている訳です。

もし、それだけに従っていると
社内で相談できる人もいなくなり孤立してしまう可能性だってあります。

そうした時に必要なのは

(7)あなたの中の「大人」の部分で評価を修正してゆく
という事だと思います。

上記の例で言うと、

「先輩はよく相談に乗ってくれるし、私の気持ちも理解してくれる。

 ただ、好き嫌いがはっきりしてる所があるから
 上司の事が嫌いなんだろうなあ・・・。

 でも、上司にはもちろん言えないから私に陰口を言ったんだろうな。

 先輩の事情はわかるし、お世話になってるから
 先輩への評価はマイナス5点かな?

 ただ、今後も陰口が続くとマイナス10点くらいになりそう。

 そうなるのも嫌だし、陰口を聞き続けるのも嫌なので、
 今度陰口を言い出したら、それとなく陰口を聞くのが嫌な事を言ってみよう。

 そして、それに対する先輩の反応次第で再評価すればいいか。」

等と、
あなたの中の論理的な「大人」の部分で都度相手への評価を修正し、
「子供」の部分も納得してくれる様な距離の取り方や作戦を考えてゆく
のが良いと思います。

つまり、

「私と同じ感覚でいて!」
とか
「私の思う通りの人でいて」
と望むのは自己中心的な「子供」の部分で、

「人は人、私は私なので、自分と相手の違いも認めてゆこう」というのが
「大人」の部分であると言えるでしょう。

但し「子供」の部分「もう無理!」と我慢の限界を超えそうなら、

「大人」の部分の再評価や作戦に基づいて、距離の取り方を変えるなり、
相手に伝えてゆくなりの何らかのアクションが必要になると思います。

<次回へ続く>



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2020/7/24 (金)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑫

<前回からの続き>

前々回の
「好きじゃない相手と距離を取る」事

前回の
「好きな相手との距離を近づける」事
を実行する時には、

「こんな事言って、嫌われたらどうしよう?」
とか

「こんな事したら、相手が気を悪くするんじゃないか?」

等といった不安や恐怖が出て来ると思います。

(この時怖がっているのは、あなたの「子供の部分」です)


ですから、
それらを実行するにはとても勇気が必要なはずです。


それ故、
あなたの「親の部分」での勇気づけが必要だと思います。


そして、
どんな些細な事でも少しでも実行できたら
あなたの「親の部分」で労ってあげませんか?




例えば、
あなたにお子さんがいるとして、
お子さんは「自転車に乗りたい」と思ってるとします。


お子さんは、
颯爽と自転車に乗ってる友達をいつも羨ましそうに見ています。


でも、
慎重で怖がりな性格故、中々自転車に乗る練習に踏み切れないとします。


そんな時、
「親」であるあなたは

「自転車に乗りたいけど怖いよね!
 でも私が後ろで支えておいてあげるから大丈夫だよ!
 だから勇気を出して自転車にまたがってみて!」

等と、行動できるように勇気づけをするのではないでしょうか?


そして、
それに促されて自転車にまたがったとしたら、
「そんなのできて当たり前よ!」等とは言いませんよね?


きっと
「怖かったけど、よく勇気を出して頑張ったね!」
等と労うのではないでしょうか?

やがて子は後ろで支えていればかなりの距離を
自転車で進むことができるようになります。


そうして
「じゃあ、私は手を放すから、思い切って漕いでごらん?!」


「僕、怖いよ!転んじゃったら怪我しちゃうよ・・」


「大丈夫、転びそうになったら、ママが助けてあげるから、
 あそこの木まで漕いでみようよ!」

と、勇気づけをし、


少しでも自分一人で進むことができたら、
「怖かったけど、よく頑張ったね!」
等と、労ってあげる事と思います。

もし子が、2~3回漕いだだけで、怖がって足を着いたとしても、
「なんでもっと漕がないの?!本当にあんたは弱虫ね!」

等とは言わないでしょう。

そしてハードルを下げて、(あそこの木までの目標を下方修正)

「次は4回漕ぐ事にチャレンジしない?
 さっきは3回漕げたからあと1回頑張ろう!」

と、より可能性の高い目標を提示してあげたりするといいですよね?




それと同じように、
あなたの中の「子供の部分」が怖がって実行を躊躇していれば、
「親の部分」で勇気づけをし、

ほんの少しでも、実行すれば「親の部分」で労ってあげましょう。




そしてもし仮に実行できなくても、けなすのではなく、
再度勇気づけをしてあげて

「より実行可能な相手に対して、より実効可能なハードルの低い目標」
 を設定してあげて、

 勇気づけて実行を促し、

 できなければけなさずに勇気づけして、

 よりハードルの低い目標へのチャレンジを促し、

 どんなに些細な目標でも、実行すれば労ってあげる

 という事が必要だと思います。

<次回へ続く>



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2020/7/22 (水)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑪

<前回からの続き>

今回は、
「嫌われる恐怖」を緩和させる為の現実の場面での「実行」のうちの
「好きな相手との距離を近づける」事についてお書きします。

(※ポイントや流れは、前回の「好きじゃない相手と距離を取る」事
 と同様ですのでご参照下さい)




①あなたの相手への評価に基づいて、距離の取り方を決める


例;「私はDさんには興味がある。だってBさん達の陰口には乗っからないし、
   しかもそれを気にせずいつも明るい。
   Dさんみたいになれたらなあ~。今度一緒にランチへ行こうかな?」




②あなたの中の「親」や「大人」の部分で、
 実行する事への不安を持ってる「子供」の部分を勇気づけする


例:「でも、もし私がDさんに”ランチご一緒させて頂いていいですか?”
   なんて突然聞くと、Dさんは”突然何?”と変に思うんじゃないかな?

   それにもしOKしてくれたとしても、
   何考えてるかわからないAさんも一緒って事になる・・・。
   Aさんがもし私の苦手な人だったらどうしよう?怖いよ~」


→これは、あなたの中の「子供」の部分が怖がっている訳ですので、
 あなたの中の「親」の部分として、勇気づけしてあげましょう。


例:「もしDさんに変に思われたら?と思うと怖いよね。
   それにAさんがあなたの苦手なタイプだったら気まずいよね。

   でももし、DさんもAさんも、あなたの事を受け入れてくれたら、 
   会社の中に仲間ができる事になるよね。

   そうなったらどんな気持ちになる?
   少し勇気を出してみたら?私は応援してるわよ。」
等々。


→もしそれでも「子供」の部分が躊躇してる様でしたら、
 あなたの中の(論理的な)「大人」の部分からも助言してあげましょう。


例:「Dさんは以前、”いつも独りでどこに食べに行ってるの?”
   と笑顔で聞いてきたよね?

   君は”〇〇に食べに行ってる”と答えたら、
   Dさんは「そうなの・・・」と答えて会話終了になったよね。

   あの時のDさんの表情からして、
   君の事を「友達もいない寂しい奴」と思ってバカにした感じは
   なかったと思うけどな・・・。

   むしろ、誘おうと思ったけど、
   君が拒否する様な疑り深い表情を見せたから
   会話が途切れたのかも知れないね。

   また、突然誘うのが不自然だと思うのであれば
   自然な誘い方のセリフを考えればいいんじゃない?

   それに、Aさんとも会食できれば
   Aさんに対しても君はきちんとした評価をする事が
   できるんじゃない?」
   
   等々

    

 
③ターゲットを一人決めて、できる事から少しずつ実行する


例:(不自然にならない様な誘い方のセリフを考えておいて)

  思い切ってDさんに
  「いつもランチはどこへ行ってるんですか?
   いつも同じ店なんで私さすがに飽きちゃって・・・」

   え?!△△ってお店ですか?その店は知らなかったな。
   どんなメニューがあるんですか?
   
   うわ~、私それ好きなんです。今日、ご一緒してもいいですか?」


等と、セリフを考えておいて思い切って声を掛ける練習から
始めてみませんか?



 
④もし「子供」の部分が傷ついたなら、「親」としてケアしてあげる


例;(Dさんが「あ!ごめん。あの店いつも混んでるから
   3人はちょっと入れないかも知れないわ・・・」と返したきたので)

  「あ~、やっぱり私となんか行きたくないんだ。
   図々しい奴、と思われたんだろうなあ・・・」


→これは、あなたの中の「子供」の部分が傷ついた訳ですので、
 あなたの中の「親」の部分として、ケアしてあげましょう。


例:「そんな風に考えたら辛いよね。
   でも私はあなたの”Dさんと友達になりたい”
   という気持ちを大切にして欲しいと思うわ。

   だってそれがあなたの本当の気持ちでしょ?
   あなたは悪くないよ。私はいつでもあなたを応援してるよ」
等々


→もしそれでも「子供」の部分が塞ぎこんでる様でしたら、
 あなたの中の(論理的な)「大人」の部分からも助言してあげましょう。


例:「明るく人が嫌がる事を言わなくて
   君の評価が高いDさんが、そんな事を思うだろうか?

   Dさんが君だけ座れなくなる事を
   心配してると考える方が確率は高いんじゃない?

   だとしたら、”あ!お気遣いありがとうございます。
   もし入れなければ、私、いつものお店に行きますから”
   とか、言ってみたら?」
等々。


そして、もしあなたの願いを受け入れてもらったら、
感謝をしっかり伝えましょう。

そうして、あなたが気に入ったDさんと親しくなり、
よくわからなかったAさんの興味深い一面を知る事になるかもしれません。

<次回へ続く>



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2020/7/20 (月)

人に嫌われるのが怖いあなたへ➉

<前回からの続き>

今回からは、

「嫌われる恐怖」を緩和させる為に行動を変えてゆく方法の(5)として、
現実の場面での「実行」についてお書きします。




(5)「実行」のポイント

  ・好きじゃない相手と距離を取る


  ・好きな相手との距離を近づける


  ・自分の事を嫌ってくる相手を認める


  ・嫌われたくなくてやってた行動を変える


  ・傷つけたくなくてやってた行動を変える


※「実行」の注意点

 現実(の対人関係)を変える事ができるのは行動です。

 ただ、今までと違う行動を「実行」しようとすると
 無意識の抵抗は大きくなります。

 ですから、

「少しだけ勇気を出せば、何とか実行できそうな事」から少しずつ
 実行に移す事がコツです




今回はまず、

「好きじゃない相手と距離を取る」事から。




①あなたの相手への評価に基づいて、距離の取り方を決める

例;「私はBさんの事は好きじゃない。
   だから陰口には参加しない様にしよう。

   そしてBさんはよく自分がやりたくない仕事を私に押し付けてくる。

   今までは陰口を言われるのが怖くて、断れなかったけど、
   これからは断る様にしよう」



   
②あなたの中の「親」や「大人」の部分で、
 実行する事への不安を持ってる「子供」の部分を勇気づけする

例:「でも、もし私が断るとBさんは、ある事無い事
   Cさん達に言いふらすに違いない・・・怖いよ~」


→これは、あなたの中の「子供」の部分が怖がっている訳ですので、
 あなたの中の「親」の部分として、勇気づけしてあげましょう。

例:「Bさんに陰口言われたら、と思ったら怖いよね。
   でも、私はあなたが今苦しんでる姿をこれ以上見たくないの。
   怖いけど少しだけ勇気をもってあなたが本当に忙しい時に、
   丁寧な言い方で断る事から初めてみたら?」等々


→もしそれでも「子供」の部分が躊躇してる様でしたら、
 あなたの中の(論理的な)「大人」の部分からも助言してあげましょう。

例:「君はBさんの事が好きじゃないよね。

   だったら、好きじゃない人にどう思われようが関係ないんじゃない?

   それに、Bさんが陰口を言いふらしても、
   Bさんが楽してるって事はみんな知ってるんじゃない?

   逆に、君の事をみんなは””断る事のできない気が弱い人”
   っていう目で見てるかも知れないしね。

   しかもAさんやDさんはBさんの陰口には乗っからないから、
   君が会社の人全員から嫌われる事にはならないと思うけどな・・・」
等々。

    

 
③ターゲットを一人決めて、できる事から少しずつ実行する

例:思い切ってBさんに
  「す、すみません・・・
   この伝票処理は今日中に済まさないといけないんです。

   手伝えなくて申し訳ないですが、
   今日は、こっちを優先させてもらえませんか?」

等と、あなたが本当に忙しい時から断る練習を始めてみませんか?

そして、

「どういう言い方をすれば相手も納得して引き下がるだろうか?」
と考えて、あらかじめセリフを考えてその伝え方も練習しておくと、
よりスムーズに断れると思います。



 
④もし「子供」の部分が傷ついたなら、「親」としてケアしてあげる

例;(断った後にBさんがCさんに自分の陰口を言ってる場面に出くわして)

  「あ~、やっぱり私、嫌われちゃった。
   BさんだけじゃなくてCさんにも悪く思われたんだろうな・・・」


→これは、あなたの中の「子供」の部分が傷ついた訳ですので、
 あなたの中の「親」の部分として、ケアしてあげましょう。

例:「嫌われちゃったと思って、嫌だったよね。傷ついたよね。
   でも私はいつでもあなたの味方だよ。あなたは悪くないよ・・・」
等々。


→もしそれでも「子供」の部分が塞ぎこんでる様でしたら、
 あなたの中の(論理的な)「大人」の部分からも助言してあげましょう。

例:「君はBさんだけでなく、Cさんの事も好きじゃないよね。

   好きな相手から嫌われるのは辛いけど、
   嫌いな相手から嫌われたとしたら、
   嫌いな相手に余計な気を使わなくもよくなるんじゃない?

   だとすれば手間が省けた訳だ。
   それに、君は2人とも好きじゃないのに、
   相手にはそれを許さないとしたら不公平じゃない?

   もしそう感じるなら、相手が君を嫌うことも
   許してあげないといけないんじゃない?

   さらに君が断った場面を第三者として見ていたら、
   どう感じる?君がわがままだと思うのか?
   それともBさんが自分勝手だと思うのか?
   どっちだろうか?」
等々。




次回は、

「好きな相手との距離を近づける」為の実行の仕方
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2020/7/17 (金)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑨

<前回からの続き>

前回は

「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事を自分で許可する」
という事についてお書きしましたが、

今回は

「他人があなたに対する好き嫌いや評価を持つ事を許可する」
という事についてお書きします。




前回及び前々回お書きした方法を実行されて、

「相手を評価」
し、
「相手に応じて距離を取る事や対応を変える事を許可」
する事ができるようになれば、

あなたの周りの人の
「あなたに対する評価」

「あなたに対する距離の取り方や対応」
を観察してみませんか?

そして、

「相手に対するあなたの評価・距離の取り方」

「あなたに対する相手の評価・距離の取り方」
を比べてみましょう。

例:「私は陰口を言うBさんの事は好きじゃない。
   だから、話に加わりたいと思わないな。」

  「Bさんは誰かと話してる時に私が来ると
   突然話を止めて、一瞬私をジロッと見つめ
   すぐに目をそらしてしまう。
   きっと私の事は嫌いなんだろうな?・・・」


→ Bさんに対するあなたの評価は「好きじゃない」で、
  「距離を取って、雑談には加わらない」
  という対応を取ってる訳です。

  一方、あなたに対するBさんの評価は「好きじゃない」で、
  「距離を取って、話さない」という対応を
  取っていると想像できます。

ここで大切な事は、

「あなたが相手を評価し、それによって相手との距離や対応を変えている
のと同じように、相手もあなたに対して同じ事をしている」

という事を考えてみる事だと思います。

簡単に言いますと、

あなたには相手を好きになったり嫌いになったりする権利と自由がある
のと同じように、相手もあなたを好きになったり嫌いになる権利と自由がある
という事です。

ですから、

「私はあなたの事好きだから、あなたも私の事を嫌いにならないで!」
等と思う事は、相手の事を無視した凄く身勝手な事と言えると思います。


(勿論、片思いから始まった恋愛等で、相手のあなたへの評価が変わって
 見事ゴールイン、という事もあると思いますが、

 その気持ちに応えるか否か?は相手の自由ですし、
 また、全ての相手に対してそんなエネルギーを使い続けると
 あなたが疲弊してしまうでしょう)

だとすれば、

どうか相手があなたを評価し、あなたの事を嫌いになったり、
距離を取ったりする事も認めてあげませんか?

ただそれが中々難しい場合は、

まず「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事」
を意識され続ける事が良いと思います。


何故ならそれをやり続ける事によって、

「相手も私と同じ様に私を評価してるだけなんだ」
という事が実感として感じられる様になると思います。

   

<次回へ続く>



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2020/7/15 (水)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑧

<前回からの続き>

今回からは、

「嫌われる恐怖」を緩和させる為に行動を変えてゆく方法
(4)として、


「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事を自分で許可する」
という事と、

「他人があなたに対する好き嫌いや評価を持つ事 を許可する」
という事についてお書きします。




あなたはもしかしたら、

「誰も嫌っちゃいけない」
とか

「みんなを平等に好きにならなきゃいけない」
とか

「私が他人の評価をするなんておこがましい」
・・・

等と思ってはいませんか?

それなのに、もしかしたら自分の事は

「私なんて何の取り柄もない」

「ミスばかりするし、人間関係もうまく築けない私は本当にダメだ」
等と、

自分の事は嫌ったり、低い評価を下したりしていませんか?

もしそう感じるのであれば、今までのあなたは

「自分の性格や言動ばかりを観察し自分に対する(低い)評価を下してきた」
と言えると思います。


ところが大多数の人はそれとは逆に、

「他人の性格や言動を観察し、(自分の事よりも)他人を評価している」
という事をご存じでしたか?


こう言うとピュアなあなたは、

「え?!、うそ~・・・そんな性格が悪い事なんてできない・・」
と思うかも知れません。


でも実は「他人を観察し、評価してゆく」という事は
人間関係で悩まない為の基本であると私は思います。

どういう事かと言いますと、

例えばあなたは、どう猛そうな犬、睨んで吠えたてて来る犬に近寄りますか?

当然、近寄らず距離を取ったり、その場から離れますよね。


逆に人懐っこく尻尾を振ってる犬には近寄って撫でてあげるかも知れません。

つまり、

相手(この場合は犬)を観察し評価して、
相手との距離感やその後の対応を決めている訳です。


だから、

危険(な犬)から身を守り、一方では暖かい交流も手に入る訳です。




人間関係も同じで、

自分ばかりを観察して評価するだけで
相手を観察し評価する事をしていなければ、

相手との距離感がつかめず、とんちんかんな対応をしてしまう事になる
と思います。

例えば、

「危険な相手に近寄りすぎて、いつも傷つけられる」
とか

「本当は安全な相手と距離を取って、暖かい交流ができず孤独感を感じる」
等々。

そして、

この「相手を観察し評価する」という能力は、
実は誰でも子供時代から身につけているものなのです。

あなたは嫌いな生き物や食べ物はありますか?


例えば、

「牛乳が嫌い」、「トマトが嫌い」、「蜘蛛が嫌い」・・・等。


これらの「好き嫌い」は誰かから教えてもらった訳ではない、
本能的な感情/感覚であると言えると思います。


勿論「牛乳さんを嫌って申し訳ない」と思う必要もありませんし、
嫌われたトマトさんが悪い訳でもありません。

「好きは好き!」、「嫌いは嫌い!」なんです。


これは言ってみたらあなたの中の「子供」の部分が持っている感覚です。


なのに、

あなたの中の「厳しい親」の部分
「何わがまま言ってるの!牛乳飲みなさい!」と強制し続ければ、
気分や体調が悪くなるかも知れませんね?


でも、

「優しい親」なら、「気分が悪くなるなら無理して牛乳飲まなくていいわよ。
 他の物で栄養を摂ったらいいから」
と言うのではないでしょうか?

ですから、

あなたが元気で幸せになる為にもあなたの「優しい親」の部分
「そうだよね。あの人は陰険だから嫌いだよね!」
とか

「そうね。あの人は優しいから好きだよね!」
等と、

「子供の部分」で感じた好き嫌いや評価を認めてあげて

「あの人とは距離を取って、挨拶くらいにしておきましょう」
とか

「あの人が機嫌が良い時だけ近づいて、機嫌が悪い時は無視した方がいいわよ」
等と

相手に応じて距離を取る事や対応を変える事を許可してあげませんか?




以上、今回は

「あなたが他人に対する好き嫌いや評価を持つ事を自分で許可する」

という事についてお書きしましたが、

次回は

「他人があなたに対する好き嫌いや評価を持つ事を許可する」
という事についてお書きします。


<次回へ続く>



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2020/7/13 (月)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑦

<前回からの続き>

今回は、

「嫌われる恐怖」を緩和させる為に行動を変えてゆく方法
(3)として、

「観察する」という事についてお書きします。




(3)観察する

今までのあなたは、

「自分の言動が他人に及ぼす影響」について
微に入り細に入り観察していたと言えると思います。


ここで言う観察は、それとは違って

「他人の言動が他人に及ぼす影響」を観察する、という事です。

どういう事かと言うと、

例えば

「部長は不機嫌そうな顔をしてる・・・
 きっと昨日の私のミスをまだ怒ってるに違いない・・・」


→これは、自分の言動が他人に及ぼす影響について
 焦点を絞ってますよね?


それを、

「部長は不機嫌そうな顔をしてる・・・
 ほかの人は部長の事をどう感じて、どう接するのかな?」

等と、

「他人の言動が他人に及ぼす影響」を観察してゆきます。


その時の注意点として、

「私だったら、こう反応するだろう、こう言うだろう」
とか

「(そんな事言ったら)相手はこう反応するだろう」

等と予想を立てておいて、相手がその予想通りの反応をするか否か?
をしっかりと見ておく(聴いておく)事です。




例:「部長が不機嫌なままAさんにお小言を言ってる。」


 →(私だったら、うつむいて小さくなって、す、すみません
   と申し訳なさそうに小さな声で言うのが精いっぱいだけど
   Aさんはどう反応するかしら?」)


 → ところが予想に反してAさんは部長に対して「キッ」
   と目を合わせながら、低い怒った様な声で、

  「そんな事聞いていません!昨日は部長は〇〇と
   仰ったじゃないですか?」と答えたとします。


 →(あ!そんな風に答えたら、部長はかんかんに怒って、
   怒鳴りまくるんじゃないかな?・・・怖いよ)


 →ところが部長は態度を軟化させて、

  「確かに言ったかも知れない・・・
   けど、まあこれからもちゃんとやってくれたまえ」

  と少し表情を緩め声を和らげて、きまり悪そうにしてるとします。


 →(あれれ~?筋が通っていたら、
   言い返しても部長はそこまで怒らないんだ! 

   でも部長は自分の非は認めない人だな・・・)

  そして翌日、
  「あれ?部長が笑顔で”Aちゃん、今日はあれとこれ頼むよ!”
   って猫なで声で言ってる・・・」


 →(部長は何なの?気分屋なのかも。そして案外気弱なのかも?・・・)


 →「それに対してAさんはニコリともせず”わかりました”
   とそっぽ向いたまま返事してる・・・」


 →(Aさんは強気だなあ・・・完全に形勢が逆転してる・・・。
   私だったら、「昨日はすみませんでした」って
   愛想笑いを浮かべるのになあ・・・)

その様にしてゆき、

身近な人達の観察を基に一人一人の評価をしてゆきましょう。

例:「部長」=気分屋で見栄っ張り。しかも自分の非は認めない人。
       でも正論に弱く、意外と気弱で嫌われる事を恐れていそう。


同様に他の人の評価も

  「Aさん」=人に嫌われる事なんて気にせず、
        みんなと距離を置いて超然としてる。

        仕事に対する責任感は強いけど、
       「今日はジムに行くので早く帰ります」
        と平気で言ったりする、我が儘な所もある人


  「Bさん」=一見人当りは良いけど、その人の前では言わない
       色んな人の陰口を言ってる人。性格が悪い

 
  「Cさん」=Aさんの太鼓持ちみたいに陰口に乗っかってるけど
       無理してそう・・・。

       Aさんほどは性格は悪くないけど、保身の意識が
       強く自分を持ってない人


  {Dさん」=陰口が始まると、「スッ」とどっかへ行っちゃう。
       でも陽気でムードメーカー・・・
       いつもAさんとランチに出かけてる。



       
そうして一通り、身近な人への評価ができれば、

まずあなたが他人に対して評価を持つ事を許可し、その評価に基づいて、
一人一人へのあなたの「好き/嫌い」の度合いを明確にしてゆきましょう。

その事を次回のお書きします。


<次回へ続く>



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2020/7/10 (金)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑥

<前回からの続き>

今回からは、

「嫌われる恐怖」を緩和させる為に、行動を変えてゆく方法
を具体的にお書きしてゆきたいと思います。




行動を変える為の手順

(1)「未来のイメージを使ってモチベーションを上げる」

A,ネガティブな未来像をモチベーションにする


「このまま”嫌われる勇気”を持てないまま嫌われる恐怖に翻弄され続けた
としたら、

 最悪私はどうなっていくだろうか?」

と自問してゆき、その答え(最悪の未来)を書き出してゆきます。


例:「このままだと、会社の人がどんどん怖くなって、
   最終的には会社へ行けなくなるかも?」

→(そうなったら、最悪そのあとどうなる?)

  「仕事を辞めて転職しても、同じ事を繰り返して、
   最悪引きこもりになっちゃうかも?」

→(そうなったら、最悪そのあとどうなる?)

  「生きてゆく気力も無くなって、死にたくなるけど、
   お母さんを悲しませたくないので、死ぬ事も
   できずに、親に迷惑をかけ続けちゃうかも?」

・・・。


書き出した内容を読み返してみましょう。

そんな人生は嫌ですか?嫌じゃないですか?


もし「嫌だ!」と感じたら、「嫌だ!」と何度も書いたり
声に出して、嫌な気持ちを強く感じ続けませんか?




B.ポジティブな未来像をモチベーションにする


「もし、嫌われる恐怖がある日突然無くなったら、
 今はできてないどんな事ができるようになって
 どんな未来が待ってるだろうか?」

と自問してゆき、
その答え(最高の未来)を書き出してゆきます。


例:「もし嫌われる恐怖が無くなったら、
   会議で私の意見を積極的に発言してるかも?」

  「プライベートでも趣味の社会人サークルに入ったり、婚活もしてそう」

→(そうなったら、最高、そのあとどうなる?)

  「会社では認められて、友人も沢山できて、楽しく遊んでるかなあ?
   そして素敵な彼氏ができて・・・」

→(そうなったら、最高、そのあとどうなる?)

  「その彼と結婚して、子供も授かって・・・
   お母さんお父さんもきっと喜ぶだろうなあ」

・・・。


書き出した内容を読み返してみましょう。

そんな人生にしたいですか?したくないですか?


もし「そんな人生にしたい!」と感じたら、

「絶対こんな人生にしたい!」と何度も書いたり声に出して、
そうなった時の幸せな気持ちを強く感じ続けませんか?



(2)自分を変える決心をする


書き出した「最悪の未来像」を読み返し、
「そんな人生は絶対嫌だ!」ともう一度声に出しましょう。


書き出した「最高の未来像」も読み返し、
「絶対こんな人生にする!」ともう一度声に出しましょう。


そして自分を変える決心をしませんか?

但し、

日々の出来事の中でその決心が揺らぐ事も当然あるでしょう。

ですから、

毎日「2つの未来像」を読み返し、そうなった時の感情も感じなおし、

「そんな人生は絶対嫌だ!」

「絶対こんな人生にする!」

と声に出して、

日々決心を新たにしてみませんか?

<次回へ続く>



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2020/7/8 (水)

人に嫌われるのが怖いあなたへ⑤

<前回からの続き>

前回までのヒントで自分を客観視できるようになってくれば、

いよいよ行動を変えてゆく事にもチャレンジしてみませんか?


ただ、

この「行動を変える」為にはとても勇気が必要です。


そして、

その勇気を与え、引っ張ってくれるのは未来だと思います。

どういう事かと言いますと、

「このまま、嫌われる勇気を待たずにいると
 あなたは将来こんな不幸になってしまいますよ!」


「それは嫌だ!だから変えたい!」

といった、

ネガティブな未来像から自分を追い立てて行動に移す

というやり方と


「嫌われる勇気を持って行動を変えたら、
 こんな素晴らしい未来が待ってますよ!」


「そんな未来にたどり着きたい!だから変えよう!」

といった、

ポジティブな未来像に向けて行動を促す

というやり方の2種類があると思います。

そしてこのどちらのやり方も

行動を変える為のモチベーションを上げる事につながります。




それでは、

以下に行動を変える為の手順をお書きします。




(1)未来のイメージを使ってモチベーションを上げる


(2)自分を変える決心をする


(3)観察する(他の人のコミュニケーションや評価=「大人」)


(4)「子供」が人の好き嫌い、評価を持つ事を親が許可する
 =同様に他の人があなたへの好き嫌い、評価を持つ事も


(5)実行・・・好きじゃない相手と距離を取る

      自分の事を嫌ってくる相手を認める

      嫌われたくなくてやってた行動を変える

      傷つけたくなくてやってた行動を変える


(6)「親」や「大人」として評価する



 
次回からは上記の「(1)」~「(5)」についての
具体的なやり方をお書きしたいと思います。


<次回へ続く>



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2020/7/6 (月)

人に嫌われるのが怖いあなたへ④

<前回からの続き>

今回は

「自分の中の子供の部分を親目線、大人目線で客観視する」
方法をお書きしたいと思います。

これはどういう事かと言いますと、

「きっと嫌われたんだ・・・苦しいよ、辛いよ」
という考えに囚われている状態というのは、

優しく寄り添ってくれる「親」も居ず

冷静に分析し、励ましてくれる「大人」も居ず

ただただ、「寂しいよ、辛いよ、苦しいよ・・・」
と泣き叫んでいる「子供」しかそこには居ない

と言えると思います。

つまり、

あなたの中の「子供」の部分があなたの主観の全てになっていて、
現状を打開できず、翻弄され続けている訳です。

もしそうであるならば、

行き詰ってしまってる、あなたの中の「子供」の部分を、
客観視することができれば、突破口が見えて来ると思います。




以下、

具体的なそのやり方をお書きしたいと思います。

<あなたの中の「子供」を客観視する方法>


①嫌われた!と思い込んで泣いてる「子供」や
 嫌われるのが怖くて不安で震えている「子供」
 の「理想の親」になったと想像します。

②あなたが、その「子供」の「理想の親」だったら、
 なんて言ってあげたいでしょうか?


→例:「嫌われたと思って辛かったね」

   「嫌われるんじゃないかと思うと怖かったね」

   等々。

②自分の胸の辺りに泣いたり怖がってる「子供」がいるとイメージし、

 優しく撫でてあげながら、
 その言葉を実際に口に出して言ってあげましょう。

③そしてニコッと笑って、
 その子が安心する様な言葉がけをしてあげましょう。


→例:「あなたが誰から嫌われようが、
    私(ママ)はあなたの事が大好きだよ・・・」

   「私(ママ)はいつでもあなたの味方だから大丈夫だよ・・・」

   等々。

④次に、
 客観的な分析ができ、冷静で頼りになる「大人」になったとイメージして、
 その「子供」を客観視してゆきます。

⑤そして「子供」ならではの極端な考え方や「決めつけ」、「思い込み」等を、
 「子供」でも腑に落ちて理解できるように柔軟にしてゆきます。

→ 例えば、

 先輩の表情や声から、「嫌われたに違いない」という「子供」に対して、

「君が嫌われたというの本当だろうか?」

「先輩の様子がいつもと違ってたとしたら、
 君を嫌ったから以外にどんな理由が考えられる?」

 と「子供」に質問し、考えさせます。

(もし「子供」が答えに窮したら、代わりに

 「体調が悪かったのかも知れないね」

 「家で嫌な事があったのかも知れない」

 「仕事に追われてイライラしてたのかも知れない」

 等と、論理的な答えを探してあげましょう)

⑥さらに、

 「先輩の様子がいつもと違ってたら、
  ”嫌われたに違いない”と思い込んじゃうから、

  そんな時には今言った他の可能性も紙に書いておいて
  それを見るようにしてみたら?」

 等と現実場面での対応も教えてあげましょう。




そうして自分を客観視できるようになれば、
具体的な行動を起こしてゆきませんか?


次回はその事についてお書きしたいと思います


 
<次回へ続く>



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2020/7/3 (金)

人に嫌われるのが怖いあなたへ③

<前回からの続き>

今回からは、

「嫌われるのが怖くて苦しい」状態から抜け出す為の具体的なヒント
をお書きしたいと思います。

私はここで大切な事としては、自分を客観視する事だと思います。

そしてこの「客観視」の方法は大きく分けて2つあると思います。

1つは
他人(第三者)の目線で自分を客観視する」

ということで、


2つ目は
自分の中の子供の部分親目線、大人目線で客観視する」
というものです。

今回は
2つの「客観視」の方法のうち、

「他人(第三者)の目線で自分を客観視する」
というやり方をお書きしたいと思います。


以下、
具体的なそのやり方をお書きしたいと思います。




<「他人(第三者)の目線で自分を客観視する方法>

①あなたと全く同じ性格・傾向を持ち、
 全く同じ職場・人間関係で同じ状況で苦しんでいる親友がいる
 と想像します。

②但し、その親友は思い込みが激しく否、信念が強く、
 根拠の無い慰めや推論が通用しない人だとします。

③そんな親友から

「今朝挨拶したら、いつも笑顔で挨拶を返してくれる先輩のSさんが
 仏頂面でしかも低い声で”お早う”と言った・・・。

 昨日先輩に失礼な言い方をしちゃったからかな?
 きっと嫌われたんだ・・・どうしよう?」

というLINEが来たと想像します。

④親友であるあなたはどう返信するでしょうか?

「きっと気のせいよ。
  S先輩はあなたの事嫌ってなんかいないと思うわ・・・」

→これでは、
 何の根拠もない慰めになってしまい、親友は納得しないと思います。

⑥そこであなたは、
 親友が納得する様な根拠や証拠を集めて返信する必要が出てきます。

⑦例えば、

 「S先輩は最近彼氏とうまくいってないって言ってたわ。
  もしかしたら夕べまたけんかしてイライラしてたのかも知れないわ。

  それにS先輩は大事な仕事は他の人ではなくて、
  いつもあなたに頼んでるよね。

  きっとあなたの事を誰よりも頼りにしてるんだと思うわ。

  そんなあなたを嫌っても、S先輩にはメリットが無いと思うけどな・・・」

 等々。

⑧この様に、

 親友が納得する様な根拠・証拠を挙げながら、
 返信の文章をLINEに打ち込みましょう。

(スマホが無い方は、手紙での返信として紙に書き出しましょう)

⑨その書き出した文章を、
 あなたの悩みへの親友からの返信として、何度も読んでみましょう。




次回は
「自分の中の子供の部分を親目線、大人目線で客観視する」方法
 をお書きしたいと思います。


<次回へ続く>



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2020/7/1 (水)

人に嫌われるのが怖いあなたへ②

<前回からの続き>

前回、

「嫌われる恐怖」が拭えないあなたは、

「人一倍鋭い感受性(以前お書きした高性能センサー)」


「類まれな共感力」


「並外れた集中力」

を持っておられるのかも知れません、とお書きしました。

どういう事かというと、

「人一倍鋭い感受性」を持っておられると、

相手のちょっとした表情や声のトーン、態度等の「いつもと違う部分」を
読み取る能力が人の何倍もすぐれている筈です。


そして、

過去に嫌われた経験があれば(誰もがそういった経験があると思いますが)
「鋭い感受性」によって、人一倍傷つきます。


そして、

その心の傷が深ければ深いほど、
「もう二度と傷つきたくない」と思うのも当然です。


だから、

「鋭い感受性」によって、相手が自分を嫌ってないか?を敏感に読み取って、

「きっと私を嫌ってるに違いない」
等と相手の気持ちを読み解いたり、

或いは、

「私がこの人の事を嫌ったら、きっとこの人は傷つくに違いない。
だから、この人の事を好きでいなくちゃ!」

等と、

「類まれな共感力」を用いたり、

「並外れた集中力」で、「嫌われていないか?」という事に集中し続け、

「あの人達は私の悪口を言ってるに違いない」等と、
「豊富なイマジネーション」が妄想レベルにまで発展してしまう・・・。


これらは、

自身の「特性」を総動員して、
もう二度と傷つけられない様に防御してるとも言えると思います。


もしあなたがこれらの「特性」を持ってると感じられるのであれば、
それらは「持って生まれたもの」の可能性が大きいです。

だとすれば、

「私はなんて弱いんだ・・・情けない」等と、
どうかご自分を責めないで頂きたいと思います。




以前もお書きしましたが、

持って生まれたもの(=「変えられないもの」)は否定せず、
変えようとしない事が大切だと思います。

とは言え、

「嫌われるのが怖くて苦しい」という現実は残ってしまいます。




次回からは、その苦しみから抜け出す為のヒント
をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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