コラム/2022-05-09
あなたは本当に結婚したいのか?
<前回からの続き>
「結婚したいけれど(様々な事情で)自分は結婚できないかも?」
と悩んでおられる方に、よく見受けられる心理としては、
心の奥底に
「結婚したくない」等と結婚に反対したり抵抗したりする部分がある場合
です。
(もしそうであるならば「結婚できない」のではなく「結婚したくない」)
まず、その可能性を以下の方法で探ってみませんか?
<結婚したくない部分の探索>
①イメージでの探索
⇒あなたのネックになってる部分が全て解消されたとして
(前回の例「①」なら理想の相手が見つかったとして、
例「②」なら自分の短所が全て解消されたとして
例「③」なら、田舎で親と同居してくれる相手が見つかったとして)
その理想の相手との結婚生活を想像してみましょう。
・・・家に帰って、一緒にご飯食べて、話をして、一緒に寝て、
休日は一緒に出掛けて・・・やがて子供が産まれ、
子供中心の生活になって、家事・育児を分担して・・・。
その様に、子ができて3人の生活が始まる所までイメージしてみて、
どこかに引っ掛かる所があれば、書き出してみましょう。
(例:「いくら好きな相手でもずっと二人一緒だと息が詰まりそう」
「子ができて僕の事を疎かにされたり、平日の夜や休日に
自分の時間が持てなくなるのは嫌だなあ」等々)
②思考による探索
⇒あなたのネックになってる部分が全て解消されたとしても
尚且つ「結婚したくない」とすれば?・・・
その結婚に反対・抵抗している部分になってその理由を
思いつく限り紙に書き出してみましょう。
=「私(僕)は結婚したくない!何故ならば〇〇だから・・・」
(例「両親の様に喧嘩が絶えなくて、母親の様に子にそのイライラを
ぶつけてしまうのでは?と怖い」
「夫との関係が冷めてしまい、私に興味が無くなって浮気されるのが嫌だ」
「両親も近くに居ないし、子供に縛られて自由が無くなるのが嫌だ」
等々)
もし「結婚したくない」部分を発見したら、
その”部分”に納得してもらえる様にもってゆく事が先決だと思います。
但しここで注意しないと行けない事は、
「結婚したくない部分」と
「(世間体や親の期待に応える為に)結婚しなきゃいけない部分」
との対立・葛藤がある場合です。
こうした「~したい・したくない」(=自分の本当の欲求)と
「~すべき・すべきではない」(=自分を縛る部分のルール)の対立
の場合は、
本来の自分の欲求(=結婚したくない)を優先しないと、
後々しんどい事になると思います。
そしてその場合でも
「自分を縛る部分」を無視せずに納得してもらう必要があるでしょう。
ここでもし結婚に反対する部分が見つからなかったとすれば、
「”自分の思い通りにしようとする傾向”の強弱
といった自分の性格特性を知る」に移りましょう。
<次回へ続く>
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