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コラム/2022-08-03

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何故夫(妻)はDV・モラハラ・支配をするのか?

<前回からの続き>

今回は、
「何故夫(妻)はDV・モラハラ・支配をするのか?」
の私なりの答えをお書きしたいと思います。




<DV・モラハラ・支配をする人の性格特性(推測)

①快・不快といった刺激に対する感受性が非常に強い
 (恐らく持って生まれたもの)


それ故、その人にとっての”不快”はどんな手段を使ってでも避けるべき
 ”脅威”になっている




②「快を求め、不快を避ける」事が何よりも優先する事になっている


例えばお金や物は、自由に使ったり買ったりできて自分に快をもたらす
 ものなので、この特性を持っているとそこに執着する人も多いでしょう。
 (物質依存的)
 
 一方、このタイプの人にとっての最大の”不快”は、
 「自分の思う様に行かない」事であると想像できます。

 だとすれば、
「何でも自分の思い通りにしよう!」といった意識が強くなり
 それに拘る筈です。

 ただ、
 自然現象やハプニングは、どんなにあがいてもコントロールできないので、
「ちくしょう!ゴルフなのに台風が来やがった!」とイライラする位で済む
 でしょう。




③不快を避ける為に、相手を自分の思い通りに支配する


お金や物ならば自分の思い通りにする事が可能ですが、
 ”他人”は思い通りにならないものです。

 ただ、他人の反応や言動を自分の思い通りにする事は
 自然現象ほどは不可能ではないですので、そこに拘る訳です。




④不快に対する防衛反応が「戦いに勝利して支配する」パターン
 になっている


不快刺激に対する感受性が異常に強い人にとっては、
 相手が自分の思い通りに動かないとか反応しない、というのは
 ”脅威”レベルの不快と言えると思います。

 ですから、
 何としてでも相手の反応や言動を自分に不快をもたらさない様に
 コントロールする必要が出て来ます。

 そしてこの”脅威に対する防衛反応”としては主に
 「相手に従順になる」、「戦いに勝って支配する」、「逃げる」
 の3つがあります。

 特に職場や学校、家庭等の逃げ場の無い閉鎖的な空間では、
 「逃げる」事はままならないでしょうから、
 必然「従順になる」「戦って勝つ」かになるでしょう。

 例えば、
 モラハラ・DVする夫(妻)は職場や近所の人には「優しくて良い人」
 と思われてる事も多いですが、

 それは「相手に従順になる」という防衛反応を駆使して、
「こう思われたい!見られたい!」といった、
 自分が相手に望む自分像を植え付けているとも言えるでしょう。

 ですから、
 付き合い始めの時にはそんな性癖のある人だと気が付くのは難しい
 でしょう。
 
 ところが「家庭」という閉ざされた空間で、
「この相手(妻または夫)は自分の思い通りに支配する事ができる」
 と感じたならば、
 途端に防衛反応のパターンも「従順になる」から「戦って勝つ」に変化
 するでしょう。

 何故なら、
「従順になる」という方法は、主に”不快”を避ける為の手段であって、
 自分が望む”快”が今すぐ手に入る訳ではないからです。

 そこで、
 相手(妻または夫)に怒りをぶつけて脅し”勝利”し、
 自分の思い通りに支配しようとする訳です。

 そしてそれが”成功”すれば(家の中では)不快はほぼ完全に無くなり、
 勝利・支配、といった非常に強い”快の刺激”も同時に得られる訳です。

 だから、この”美酒”を味わった人は中々それをやめる事ができず、
 逆にエスカレートしてゆく事も多いでしょう。




では、そうとは知らずにそんなDV・モラハラ・支配をする夫(妻)と
一緒になってしまった人はどうすれば良いのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。



<次回へ続く>



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