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コラム/2023-03-01

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愛着形成と愛着の回路⑤愛着の回路は形成可能である

<前回からの続き>

前回、

「2~3歳までに、親(主養育者)との間で
 ”相互調整”が行われていなかった場合は、
 当然”自動調整”に繋がってゆく潜在的な手続き記憶がありませんので、
 成長してからも、不安・恐怖、怒り、落ち込み等に耐える力や
 自分で感情を調整する事ができなくなる」=愛着形成不全。

そして
「その状態で成長して行った場合は、様々なメンタル不調や〇〇障害
 に苦しんで、自分ではどうしようもない状態に陥り易くなる」
=”愛着の回路”が脳に無いから。

けれども、
「”愛着の回路”はいくつになってからでも形成可能である」
といった私の考えをお書きしました。

今回は、
”愛着の回路”が何故何歳になってからでも形成できるのか?
についてお書きしたいと思います。




⑤愛着の回路は何故形成可能なのか?

もし”愛着の回路”が、幼い頃の親(主養育者)との間での「相互調整」
による、手続き記憶に基づいているとすれば・・・。


例えば自転車に乗る事を例に挙げてみましょう。

子供が自転車に乗ろうと練習を続けると、
”乗り方”の手続き記憶にアクセスできる神経回路が脳にできる筈です。

言ってみれば”自転車回路”です。

ですから、
何年も自転車に乗っていなくて、久しぶりに乗ろうとすれば
”自転車回路”が働いて、昔の様に乗れる訳です。

一方、
子供時代に自転車に乗った事が無い人は、
大人になってからいきなりは乗れないでしょう。

それは、
その人に”自転車回路”が無いからです。

では、
子供時代に”自転車回路”が出来てない人は
一生自転車に乗れないか?というとそうでは無いですよね?

いくつになってからでも、自転車に乗る練習を重ねれば
”自転車回路”が出来て乗れる様になる筈です。


脳には神経回路を新しく形成したり、配線を変えたりする事ができる、
といった可塑性と言われる性質があるからです。

ですから、
”愛着の回路”も同様に、いくつになってからでも
作る事ができると考えられます。


だとしても、
「どうすれば”愛着の回路”を新たに作る事ができるのでしょうか?」

その為のヒントを次回からお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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