コラム/2025-01-10
我慢する事について②我慢は美徳なのか?
<前回からの続き>
「うちの嫁は我慢が足りない!私の若い頃は・・・」
等と嫁をいびる姑。
「よく我慢したね!我慢したから今の幸せが手に入ったんだよ!」
等と、我慢を賞賛する風潮。
特に日本では我慢が美化され、
我慢が足りないと攻撃対象になる傾向が強いのでは?
と感じます。
それは恐らく、
日本人は農耕民族であり、
稲や作物が実るまで我慢して農作業に精を出さないと”報酬”は得られませんし、
村民が協力し合わないとその成果を得る事ができないので、
自分の欲求は少なからず我慢しないといけなかったはずです。
しかも
”我慢”が足りないと否定されたり、挙句の果てには村八分にされるといった、
不快極まりない”罰”も待っていたでしょう。
そしてそれは
日本人(農耕民族)特有の精神構造であり、
(諸外国の事は詳しくありませんが)狩猟民族はそこまで我慢しないのでは?
と思います。
私は、
「我慢は美徳だ」等と決して他者から強いられるものではなく、
極端な例を除けば、自分の選択によってなされるものだと思います。
<次回に続く>
コメント