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コラム/2022-09

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2022/9/30 (金)

後悔や恨みを手放すには?

<前回からの続き>

前回、
「後悔や恨みを持ち続けている人は、恐らく今現実に行き詰って
 幸せな未来も描けなくなってしまってる状態だと想像できる。

 そして
 自分には今の現実を変える力が無いと思ってしまい、
 今の自分を守る為に、過去の自分や他人のせいにしている
 と考えられる。」

とお書きしました。

もしそうであるならば、
どうすれば後悔や恨みを手放せるのでしょうか?

今回はそのヒントをお書きしたいと思います。




<後悔や恨みを手放す為のヒント>

①今の自分の苦しみに目を向ける


「今、何が苦しいのか?」「どの様に行き詰ってるのか?」
「何がうまく行っていないのか?」等を、
 自分の感情も含めてできるだけ沢山書き出してみましょう。

例:「最初の会社を辞めて以来、転職ばかり繰り返してしまっている。
   今の会社でも浮いてしまい、会社に行き辛くなってしまっている。
   また辞めてしまうと自分には未来が無いと感じて絶望感に襲われる。
   そしてそんな自分が情けない」




②”理想の親”として自分に共感してあげる


「もし自分に子供が居て、その子が成長して今の自分と全く同じ状況で
 全く同じ悩みを抱えているとすれば?」と想像してみましょう。

 そして”理想の親”の立場で、
 「①」で書いた”我が子”の苦しみへの共感を書いてみましょう。

 (できれば「①」は紙の左半分に、「②」は右半分に書くのが良い
 と思います)


例:「今の会社でも浮いてしまったと感じてるから、行くのが辛いよね。
   未来が無いと感じたら、そりゃ絶望するし情けなくも感じちゃうよね。
   苦しかったね・・・」と”我が子”にハグするイメージ等。




③”理想の親”として自分を擁護してあげる


 引き続き”理想の親”として、”我が子”を擁護する言葉を
 (これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。

例:「最初の会社を辞めた時は、自信もあったしスキルアップしたい
   というあんたの思いがあったものね!
   それは間違ってなかったと思うよ。

   その後の転職先はブラック企業っぽかったり、
   パワハラちっくな部長についてしまったり、
   辞めた方が良かったと思うよ。

   だって、あのまま居たらあんたはうつや病気になってたかも知れない。
   私は、あんたが元気で居てくれさえすれば幸せだよ。」等。




④”理想の親”として自分を勇気(力)づけてあげる


 更に引き続き”理想の親”として、”我が子”を勇気(力)づける言葉を
 (これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。

例:「そんな中、あんたは何度も心が折れそうになりながらも、
   ”親に心配かけまい”と、ニートにならずに
   辞めても必ず転職先を見つけてきたよね!

   今の会社だって、”休みたい”気持ちと毎朝戦いながらも
   手を抜かず頑張ってるよね!優しいね!偉いね!
   あんたは昔からそういうところがあった。
   例えば小学校の時には・・・」



  
⑤”理想の親”として自分を一押ししてあげる


最後に”理想の親”として、”我が子”を一押しする言葉を
(これもできれば紙の右側に)書いてあげましょう。

例:「あんたが転職しようが、給料が下がろうが、同期の人達に
   遅れをとろうが、そんな事はどうでもいいの。
   兎に角、あんたが元気で幸せならば私はそれで充分。

   ところで、あんたの幸せって何なの?
   それに近づく為に今できる小さな一歩って何?
   私も応援してあげるから!」




⑥「①」~「⑤」をできれば毎日繰り返す


「後悔」や「恨み」が持続し続けるという事は、
 脳にその神経回路が形成されている筈です。

 それと同様に、
 今の苦境を抜け出す為の新しい神経回路を作る必要があります。
 その為には「同じ思考を繰り返す」必要があります。

※お独りでは難しい場合はお気軽にご相談下さい。



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2022/9/28 (水)

後悔や恨みを手放せない人

「なんであの時あんな事をしてしまったんだろう?・・・」

「何故あの時、本当の気持ちを言えなかったんだろう?・・・」


人は誰でも多かれ少なかれ、後悔に苛まれる事があると思います。


私が思うに、後悔とは

①自分が行った(或いは行わなかった)言動が、自分や周りの人にとって
 不利益や損失、不快感等をもたらす結果となった

②だから、二度とそういった”損”をしない様に、
 これを学びとして以後気を付けなさい、という戒めの意味がある

例えば、
初めて蜂を食べてしまったカエルは、痛い思いをしたと思います。

そのカエルはそれを学びとして、蜂を食べなくなるでしょう。

そして痛い思いをせずに今後は安心して餌を食べる事ができるでしょう。


ところが、
後悔を引きずり続ける人

③その不快感情に囚われてしまい、学びとして消化できていない

④そうなると、過去に集中し続け、今を生きる事ができなくなる

という状態に陥っているのではないでしょうか?


だとすれば、
何故過去の痛い思いを学びとして消化できずに
過去に囚われ続けるのでしょうか?


(これも私の推測ですが)それは恐らく、

”今”や”未来”に集中する事を避ける為ではないでしょうか?


どういう事かと申しますと、

例えば、
「何故あの時、会社を辞めてしまったんだろう?・・・。」
と後悔してる人が居るとします。

皆さんはこのフレーズを聞いただけで、
この人は今、幸せだと思いますか?


・・・

そうですね!恐らく今、現実に行き詰って
幸せな未来も描けなくなってしまってるのでは?と想像できます。

自分には今の現実を変える力が無いと思ってしまい、
「今の自分を守る為に、過去の自分のせいにしている」
とも言えるでしょう。


同様に、
今苦しんでいる自分を守る為に「他人のせい」にして恨み続ける人もいます。


つまり、それほど今の自分は窮地に立ってる訳です。


そんな時に、

「いつまでも後悔してたって仕方がないよ!前に進みなさい!」
とか
「他人のせいにするな!もう許してやれよ」
なんて言われても、

今の自分ではその責任を背負う事が苦しいので
「過去の自分」や「他人」のせいにしている訳ですから、
おいそれとは「後悔」や「恨み」を手放す事は難しいでしょう。



それでも、
「後悔」や「恨み」から抜け出したい人はどうすれば良いのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/9/26 (月)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ⑥

<前回からの続き>

今回も
「他人と関わりたいけど関われない」苦しみから抜け出すヒント
の続きをお書きします。




<「他人と関わりたいけど関われない」苦しみから抜け出すヒント(2)>

③”その子”(特にお姉ちゃん・お兄ちゃん達)の訴えを
 ”親”として否定せず共感し、理解しようとする


例えば前回の「例」で言うと

(末っ子)
「仲良くしたいのにクラスのあの子に嫌われた!辛いよ、怖いよ!」

(二番目のお兄ちゃん)
「あいつ!許さない!」

「お兄ちゃんは、末っ子を守る為に怒ってくれてるんだね!有難う!
  そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」

(一番上のお姉ちゃん)
「でも、怒った顔を見せたり余計な事を言ったら益々嫌われて
 末っ子がもっと傷つくから黙らせてるの」

「お姉ちゃんは末っ子を守る為に黙らせてくれてるんだね!有難う!
  そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」

(末っ子)
「もうクラスの誰も”お早う”って言ってくれなくなった・・・。
 辛いよ、苦しいよ!」

(一番上のお兄ちゃん)
「末っ子が苦しんでるのを見てられない!
 だから学校を休ませて、ゲームで気を紛らわさせてあげたい!」

「お兄ちゃんは末っ子を守る為に学校休ませてくれて、
  ゲームに集中できる様にしてくれてるんだね!有難う!
  そしてあなたにまかせっきりでごめんね!」

等々。



④”末っ子”の苦しみに”親”として共感し、愛情・安心を伝える

ポイントは
「もし自分がこの子の親だとすれば、
 どうすればこの子が気持ちをわかってもらえたと感じ、
 安心を感じて苦しみから抜け出す事ができるか?」
を考えて、それを伝える事。

「例」

(末っ子)
「仲良くしたいのにクラスのあの子に嫌われた!辛いよ、怖いよ!」

「仲良くしたいのに、嫌われたと思ったら、辛かったね!怖かったよね!
  でも私はどんな事があってもあなたの味方だよ!守り続けるよ・・・
  ずっと大好きだよ」とギュッとハグをする。

等々。




そんなふうに、”親”としての自分と”子供達”との交流を繰り返せば
やがて”親”と”子”の信頼関係が脳の神経回路にできる様になり、
”子”が苦しみだすと”親”が安心させる、というパターンが定着し、
”子”が苦しみを感じるとすぐに安心を与えられる様になってくるでしょう。


そしてそうなれば、
”末っ子”は自ずと繋がりを求めて人と関わる事ができる様になるでしょう。

そしてお姉ちゃん・お兄ちゃん達も”末っ子”のお守から開放されて
”家族”全員幸せになってゆくでしょう。


※もし独りで難しい場合は、いつでも相談して下さい。



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2022/9/23 (金)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ⑤

<前回からの続き>

前回、

「君の苦しみは、何かのきっかけで自分の中の子供達の感情に圧倒されて
 ”親”である君が居なくなっちゃうのが原因として考えられる。

 そしてそうなると、学校行ったり、他の人と交流したり、勉強したり、 
 友達と遊んだり、部活や習い事したり将来を夢見たりって事が
 できなくなっちゃう。」

とお書きしました。

そうだとすれば、君はどうすればこの苦しみから抜け出せるのか?

そのヒントを今回お書きしたいと思います。




<「他人と関わりたいけど関われない」苦しみから抜け出すヒント(1)>

①「どの子が出て来たのか?」を気づく


例えば、
ふと何かを感じたり考えたり想像したりして、強い感情(不安・恐怖、
寂しさ、怒り、焦り、自己否定、逃げたい、死にたい等)が
襲って来たり、

強い感覚(頭がボーっとする、自分の感覚がなくなる、気力がなくなる、
震えやこわばり、呼吸が苦しくなる等)を感じた時は、

自分の中の子供達の誰かが出てきたのだと思って下さい。

そして、
「どの子が出てきてくれたのかな?」と考えて欲しい。

「寂しがり屋で傷つきやすい甘えたさんの”末っ子”かなあ?」

「凍りついたり、黙る事で末っ子を守ってくれてる
 ”一番上のお姉ちゃん”かなあ?」

「相手に合わせる事で末っ子を守ってくれてる
 ”二番目のお姉ちゃん”かなあ?」
(このお姉ちゃんは、”自分が悪いから”とか”自分がダメだから”等と
 自己否定する事で末っ子への相手の攻撃を防いでくれる時もあります)

「逃げる事で末っ子を守ってくれてる
 ”一番上のお兄ちゃん”かなあ?」
(このお兄ちゃんは学校に行かせなかったり、ゲームや過食に没頭させて
 くれたりもします)

「相手(や自分)に怒りを出す事で末っ子を守ってくれてる
 ”二番目のお兄ちゃん”かなあ?」」
(このお兄ちゃんは、お母さんにキレたり、自傷行為や自分を消そう
 ともしてくれます)




②「なんでそんな事をするのか?」と”その子”の訴えを聞いてあげる


必要以上に怖がっていたり、黙っちゃったり、自己否定したり、
学校休んでゲームに没頭したり、過食したり、相手にキレたり、
物に当たったり、自傷行為をしたり、死のうとしたり・・・

自分のそんな部分は
「いらないもの」「憎むべきもの」「変えなきゃいけないもの」と
否定的にとらえちゃうと思うけれど、

みんな君の大切な子供達で、
どの子も「幸せになる為」に働いてくれているんだ。

だから、
「どの子が出て来たのか?」がなんとなくわかったら、
その子の訴えを”親”としてちゃんと聞いてあげよう

例;
(末っ子)
「仲良くしたいのにクラスのあの子に嫌われた!辛いよ、怖いよ!」

(二番目のお兄ちゃん)
「あいつ!許さない!」

(一番上のお姉ちゃん)
「でも、怒った顔を見せたり余計な事を言ったら
 益々嫌われて末っ子がもっと傷つくから黙らせてるの」

(末っ子)
「もうクラスの誰も”お早う”って言ってくれなくなった・・・。
 辛いよ、苦しいよ!」

(一番上のお兄ちゃん)
「末っ子が苦しんでるのを見てられない!
 だから学校を休ませて、ゲームで気を紛らわさせてあげたい!」

等々。

次回はこの続きを書きます。


<次回へ続く>



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2022/9/21 (水)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ④

<前回からの続き>

前回までに

「自分という人格は1つしかないのではなく、
 丁度”親”である君と子供達で構成されている家族の様なもの」

「そして、寂しがり屋で傷つきやすい甘えたさんの末っ子を
 忙しい親である君に代わって、お姉ちゃん、お兄ちゃん達が
 守ろうとしてくれている」

とお書きしました。

だから君は普段は勉強や遊び、友達との交流、部活や習い事等に
没頭できるんだ。


でも時々、
何かの拍子に引き金が引かれると(例えば、いつも笑顔で迎えてくれる
クラスの友人が機嫌悪そうにしてるのを見た途端)

傷つき易くて甘えたさんの末っ子
「怖いよ~不安だよ~!でも独りじゃ寂しいよお」
と大泣きしながら君に駆け寄って来るんだ。


でも君はどうしていいのかわからずにパニクってしまい、
末っ子と一緒に泣き出してしまう・・・。

だっていつもはこの子の世話をお姉ちゃん、お兄ちゃん達に任せてるから
対応の仕方がわからないんだ。

そしてそんな末っ子を心配して、
すぐにお姉ちゃんやお兄ちゃんが助けに出て来る。

例えば

「凍りついたり、黙る事」で余計な事を言わずに末っ子を守ってくれてる
一番上のお姉ちゃんが出てくれば、

君自身もお姉ちゃんに全て任せて一緒になってしまうから、
いつもの様には喋れなくなるだろう。

「喋りたい・仲良くしたい=末っ子」<「(末っ子を守る為に)黙って!
 =長女」


そして、
お家に帰ってから明日の学校の事を考えると
「怖いよ!クラスのあの子にきっと嫌われたよ!」末っ子が出て来て、

逃げる事で末っ子を守ってくれてる一番上のお兄ちゃんが出てくれば
同じ様にそのお兄ちゃんに任せてしまうから
夜通しゲームに没頭し、学校へ行かなくなるかもしれない。

「独りじゃ寂しいよお=末っ子」<「(末っ子を守る為に)ゲームして
 学校休め!=長男」




つまり、

強い不安や寂しさに襲われたり、喋れなくなったり、
何もやる気が出なくなったり、学校に行けなくなってゲームに没頭したり、

過食したり、相手の顔色を見て気を遣いすぎてしんどくなったり、
「自分はダメだ」と思ったり、お家の中でキレてしまったり、
「死にたい」と思ったり・・・。

そういった君の苦しみは、何かのきっかけで子供達の感情に圧倒されて
”親”である君が居なくなっちゃうところから来ているんだと思う。

そうなると、
学校行ったり、他の人と交流したり、勉強したり、友達と遊んだり、
部活や習い事したり、将来を夢見たりって事ができなくなっちゃうんだ。


そうだとすれば、君はどうすればこの苦しみから抜け出せるのか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/9/19 (月)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ③

<前回からの続き>

前回、
「自分という人格は1つしかないのではなく、
 丁度”親”である君と子供達で構成されている家族の様なもの」

「そして、寂しがり屋で傷つきやすい甘えたさんの末っ子を
 お姉ちゃん、お兄ちゃん達が守ろうとしてくれている」
とお書きしました。


この中で、
「寂しがり屋で傷つきやすい甘えたさん」”末っ子”
常に愛情や助けを求めているけれども凄く敏感なので、
それが叶わないと感じた時には泣きじゃくったり、とても落ち込んでしまう。


例えば、
友達になりたくてクラスの他の子に思い切って「お早う!」と言ったのに、
相手の子は”面倒臭そうに”形式だけで「お早う!」と答えた事に
気が付いてしまい、
「僕の事受け容れてくれないんだ・・・」と傷ついてしまう。


他にも、
独りで居る自分の事を、ニヤニヤして見下げる様な笑みを浮かべている
クラスメイトの様子を背中越しに感じてしまい
「みんな私の事を馬鹿にしてるんだ・・・」と恐怖を感じてしまう。


そんな事が毎日、毎分続いたら、とてもじゃないけど授業を受けたり、
宿題したり、部活をしたり、遊んだりどころじゃなくなってしまう。


たとえて言うと、
仕事や家事・育児や趣味で忙しい”親”が、
すぐ傷ついて大泣きして「かまって、かまって!」とまとわりつく末っ子
の相手をし続ければ、何にもできなくなってしまう。


だから上の子達(お姉ちゃん。お兄ちゃん)に
「末っ子の面倒を見てやって!」
と頼んだんだ。

そして、
お姉ちゃん・お兄ちゃん達はそれ以上末っ子が傷つけられない様に
必死で守り続けてくれているんだ。


たとえば、
一番上のお姉ちゃん「凍りついたり、黙る事」で、
目立ったり、相手に余計な事を言ってもっと嫌われる事を防いでくれているし、


二番目のお姉ちゃん「相手に合わせる事」で、末っ子が相手から攻撃される
のを防いでくれている。

だからこのお姉ちゃんが出て来ると「嫌!」とは言わないし、
イラっとしてもニコニコするし、相手が悪いとは思わずに自分が悪いと
思う様になるんだ。


そして長男「逃げる事」で末っ子が傷つかない様に守ってくれている。

だから独りになろうとするし、学校へ行けなくなったり、ゲームに没頭
したりなんかはこのお兄ちゃんが守ってくれているからだよ。


そして次男「相手に怒りを出す事」で末っ子を守り続けてくれているんだ。

このお兄ちゃんがよく出て来るのは、
家に居る時やお母さん・お父さんと居る時じゃないかな?

末っ子「ママ!僕の苦しみをわかってよ!」と訴えても、
一番わかって欲しいママやパパにわかってもらえずに傷ついたら、
このお兄ちゃんが末っ子を守ろうとしてママ(やパパ)にキレたり、
物に当たったりする事もあるよね。


そして、
末っ子敏感過ぎるのは持って生まれたものか幼い頃に傷つけられた事
が原因だから、決して君のせいじゃないよ。


そして凍り付いたり自分の意見を言えなかったりゲームに逃げたり
お母さんにキレたりするのも末っ子を守る為にお姉ちゃん・お兄ちゃん達が
必死でやっている事だから、許してあげて欲しいな。


君の”中”の家族純粋な末っ子
その子を必死で守っているお姉ちゃん・お兄ちゃん達・・・。

みんな優しくていい子ばかりだよね。

だったら、何故今の君は苦しいんだろうか?

その理由を次回お書きします。

<次回へ続く>



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2022/9/16 (金)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ②

<前回からの続き>

「〇〇したいけど、できない」

といった相反する気持ち(=葛藤)は君たちだけではなく、
大人でさえ普通に起きる気持ちです。


では、何故そういった「自分の分裂」が起きるのでしょうか?


それは、
たとえて言うと自分(の状態)は一つではないからだと思います。


「親と居る時の自分(の状態)

「先生の前での自分」

「好きな子が傍に居る時の自分」

「嫌いな人と居る時の自分」

「可愛いペットと触れ合ってる時の自分」

・・・それぞれ違いますよね?


また、相手が同じお母さんでも

「お母さんに”勉強しなさい!”と怒られた時の自分」

「お母さんに誕生日を祝ってもらってる時の自分」
では違いますよね。


でも、決して二重人格になったわけではなくて、
元々自分の中に小さな自分達が居ると考えてみて下さい。

例えば

「すぐパニくったり、固まって言葉を出せない自分」(長女)

「”他人にどう思われるか?”を心配して、
 嫌われない様に相手に合わせようとする自分」(次女)

「嫌な事、辛い事から逃げようとする自分」(長男)

「すぐにイライラしちゃう怒りん坊の自分」(次男)

「寂しがり屋で傷つきやすく、甘えたさんの自分」(末っ子)
・・・などなど。


言ってみれば”親である自分”の中に
沢山の子供達が居る家族みたいな感じです。


そしてそのお姉ちゃん、お兄ちゃん達は
みんな良い子で、親である君の代わりに、
傷つきやすい末っ子を守ろうとしてくれています。


そう言うと
「守ろうとしてるって?・・・その子達のせいで僕は苦しんでいるんだ!
 その子達さえいなければこんなに苦しまずに済むのに・・・」
と思っちゃっているかも知れないけど、
そうじゃないんです。


そう考える理由を次回お書きします。

<次回へ続く>



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2022/9/14 (水)

「他人と関わりたいけど関われない」と悩んでいる君へ①

「学校の休み時間は、周りの奴らが騒がし過ぎてしんどくなる
 ・・・。

 自分の席で、できるだけ本を読む事に集中しようとしているけど、
 うるさくて頭の中が真っ白になって、言葉の意味が入って来ない
 ・・・。

 昼休みになると、一目散に校庭を横切って倉庫の裏にある
 お気に入りの場所で独りお弁当を食べる。
 ここならうるさくないし、殆ど誰も来ない。 遠くで笑い声が聞こえる
 ・・・。

 何か自分だけ取り残されたみたいだ・・・。
 これが”寂しい”って気持ちなのかな?
 でも、みんなから”友達の居ない暗い奴”と思われているんだろうなあ
 ・・・。

 実際に何度かからかわれた事もあったし・・・。
 仲間に入りたいという気持ちも少しはあるけど、
 余計に馬鹿にされたり、もっと嫌われるんじゃないか?と思ったら、
 何も話せなくなる・・・。

 だから、毎日自分に言い聞かせてるー”僕は友達なんかいらない。
 一人で居るのが好きなんだ!”と。

 なのに、楽しそうに話してるクラスの子達を見ると
 胸の辺りが締め付けられる・・・。

 僕は変なのかな?」

 他人と関わる事に恐怖(不安・困難さ)を感じて、
 関わらない様にしている。

 でも、関わらないで居ると寂しさや虚しさを感じてしまう・・・。

 そして、そんな自分を「弱虫だなあ~」とか「情けないなあ~」
 等と否定してしまい、自信がなくなってしまう

 そうなると益々他人への恐怖が大きくなり、
 学校に居辛くなったり、行き辛くなってしまう

 しかも「そんな相談をしたら自分がどう思われるか?」が不安になり、
 親にも相談できずに独りで悶々と悩み続ける・・・。

 そんな悩みに襲われている君たち、あなた達に向けて
 「何故そうなってしまうのか?」
 「どうすればその苦しみから抜け出せるのか?」
 をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/9/12 (月)

どうすればセックスレスの悩みを解消できるのか?

<前回からの続き>

前回、
「セックスレスの原因」として

①快感の減少

(1)マンネリ・飽きから来るもの
(2)愛着の喪失


②相手への不安・不快の増大

という原因が考えらるとお書きしました。


今回は、それに基づいて
「どうすればセックスレスの悩みを解消できるのか?」
のヒントをお書きしたいと思います。




<どうすればセックスレスの悩みを解消できるのか?>




①快感の減少を避ける


(1)マンネリ・飽きを無くす

 その為には、例えば「いつもと違う状況」を作って
 五感からインプットされる情報を変えてゆく事が役立つでしょう。

 「視覚の変化」=旅行やホテルを利用、寝室の模様替え、服装を変える、
  照明を変える等々。

 「聴覚の変化」BGМを流す、出逢った頃にどんな事を
 相手にささやいていたか?を思い出し、それを再現してみる、等々。

 「触覚の変化」抱擁や愛撫をいつもよりソフトに優しくしたり、
 頭や髪の毛を撫でたり、いつもと違うタッチを取り入れる、等々。

 「味覚・嗅覚の変化」アロマを焚いたり、行為の前に
 相手の好きな食べ物・飲み物を一緒に食べたり、等々。


(2)愛着の再形成

 一度喪った夫婦間の愛着を再形成する事が先決だと思います。
 その為には(まずはセックスレス打破へのモチベーションが高い側からでも)
 「相手が喜ぶ事」を言ったりしたりしてみましょう。

 そして相手が自分の為にしてくれた、ほんの些細な事でも感謝を述べる
 のも良いでしょう。

 更には、「行ってきます」「ただいま」「お早う」「お休み」等の
 あいさつする時には(可能であれば)務めてハグや握手、キスをする事
 等ができれば素晴らしいと思います。

 他にも一緒に出掛けたり、一緒の部屋で寝たり
 相手や自分が不安な時には寄り添ったり、寄り添ってあげたり・・・

 まずはセックス以前に”くっつく”時間を増やす事が役に立つでしょう。

 

 
②お互いの不安・不快の減少させて、安心・快を増大させる


 お互いに相手からの刺激(言動や表情・態度)に不快を感じたり、
 不安を惹起させるものとして捉えてしまうと、
 「闘争」「逃走」といった防衛反応が生じて、
 益々心的な距離が離れてゆくでしょう。

 それ故、
 お互いの防衛反応を生じさせないで、逆に安心・快を感じる様な関係性
 を再構築する必要があるでしょう。

 例えば、
 「相手が居てくれて安心を感じた場面」
 「一緒に居て幸せだった(楽しかった)瞬間」
 を出逢った頃から今迄を振り返って、できるだけ沢山書き出してみませんか?

 そしてそれに加えて「今日一日」の中で「相手が居てくれて安心した事」
 (例:雷が鳴って、家で子供と一緒に脅えていたけど、夫が帰ってきて
   ホッとした)「相手と居て楽しかった瞬間」(例:息子の面白い行動に
 二人で顔を見合わせて笑った)「相手に感謝した場面」等を
 毎日書き出してみるのもいいでしょう。

 更には、「相手を喜ばせよう」「相手の役に立とう」という意識で、
 相手が笑顔になったり、「有難う」と言ってくれるような事を
 行ったり、言ったりする作戦を立てて、色々試してみて、
 うまく行った事を続けてみませんか?




以上、セックスレスの悩みを解消する為のヒントをお書きしましたが、
難しい場合はお気軽にご連絡下さい。



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2022/9/9 (金)

何故セックスレスになるのか?

<前回からの続き>

それでは何故、仲の良かった夫婦・カップルが
突然セックスレスに陥ってしまうのでしょうか?


今回はその原因について、私なりの見解をお書きしたいと思います。

(勿論、相手の浮気や仕事や家事・育児で心身共に疲弊してしまった、
 等の明白な理由がある場合もあるでしょうし、
 他にも様々な原因が考えられますが、ここでは私の臨床での経験上、
 比較的多いセックスレスの原因と思われる事柄についてお書きします)




<セックスレスの原因>




①快感の減少


(1)マンネリ・飽きから来るもの


 いくら大好きな食べ物でもそればかり毎日3食たべ続けると飽きてきます。

 セックスもそれと同じで、同じ刺激のパターンを繰り返し続けると
 飽きが生じてもおかしくないでしょう。


(2)愛着の喪失


 アタッチメント(愛着)理論によると、安心・愛情を与えてくれる相手と
 ”くっつく事”によって、自分の不安・不快が解消されて、
 相手が自分にとっての安全基地になります。

 そして安全基地ができて初めて”探索行動”に移れるとされています。

 これを夫婦・カップルの関係性に当てはめると、
 お互いがお互いの安全基地になって、相互的な愛着が形成されている間は
 セックスという”探索行動”が採れるけれども、

 もし一方、或いは双方が相手を”安全基地”だとみなさなくなったら、
 その探索行動は採れなくなるでしょう。

 つまり、相手を「安心・愛情を与えてくれる存在だ」とみなせなくなれば
 セックスは勿論、相手とくっつく事への快感は失われてゆくでしょう。

 結婚したら、配偶者とその親との愛着関係
 子ができれば配偶者と子との間の愛着関係
 否応無しに目に飛び込んでくるでしょう。

 そんな時に、過敏さを有し、アタッチメントに問題があったり、
 トラウマを抱えてる人は、不快な感情が惹起されるかも知れません。

 そしてその不快感を安全基地である配偶者に訴えても
 (言葉で直接伝える、態度や表情で間接的に訴える、のどちらにしても)
 相手がその不快感情を無くしてくれない、と感じた場合は

 その人にとって最早相手は愛着の対象・安全基地ではなくなってしまう
 でしょう。

 愛する人(愛着の対象)とのセックスは、物理的な快感と同時に
 アタッチメントによる心理的な快感も併せて得られるものだと思います。

 それが、心理的な快感どころか相手に不快を感じてしまったとすれば、
 少なくとも不快を感じずに済む自慰行為や風俗、浮気の方が
 プラスマイナスで言うとまだ快感が勝ってくるわけです。

 

 
②相手への不安・不快の増大


「①」(2)でお書きした様な関係性になった夫婦は
 最早相手を愛着の対象とはみなさなくなるでしょう。

 それどころか、
「最近あなた、冷たいわね!」
 とか
「ねえ!何でしてくれないの?」
 とか
「浮気してるんじゃないの?!」
 とか
「俺の事、嫌いになったのか?!」等と言われると、

「相手から攻撃された」と感じたり「別れようとしてるのかな?」
 等と相手への不信・不安・不快が益々増大してゆくでしょう。

 そしてそうなってしまうとそれらの不快感情に対する防衛である
 「逃げる」「戦う」といった反応が出てくるでしょう。


 即ち、

 「益々相手と距離を置く」(逃走反応)

 「家に帰らない、或いはなるべく遅く家に帰ってくる」(逃走反応)

 「暇な時間は自分の趣味に没頭する」(逃走反応)

 「自室に閉じこもる」(逃走反応)

 「浮気やギャンブル、過食、買い物、アルコール等に走る」(逃走反応)

 「相手への復讐心が起きる」(闘争反応)

 「相手にキレる」(闘争反応)

 「相手を支配・コントロールしようとする」(闘争反応)
 
そして、
これらの心的な状態が続くとセックスレスは長引いてゆくと思います。

それでは、
どうすればセックスレスの悩みを解消できるのでしょうか?
そのヒントを次回お書きしたいと思います・

<次回へ続く>



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2022/9/7 (水)

夫婦間の悩み~⑤セックスレス

「私が里帰り出産から戻って来た頃から、
 夫との”夜の営み”が殆ど無くなってしまった・・。

 子供を寝かしつけた後に私から誘っても、
 ”明日早いから”とか”仕事で疲れてるんだ!”等と不機嫌そうな表情
 を浮かべ、くるっと背を向けて鼾をかき始める・・。

 ”私、何かした?!”と問いかけても”別に・・”としか答えない。

 もしかしたら、私に飽きて浮気してるのかな?・・。

 新婚当初の夫は毎晩のように求めて来て、優しく気遣ってもくれてた
 のに、何だか今は別人みたいになっちゃった・・。

 私が子育てに追われてかまってあげられてないからかなあ~?。
 元彼の時も次第に飽きられて、浮気されたよなあ・・。

 私ってやっぱり魅力が無いんだろうな。」

うちのルームにも、
所謂セックスレスでお悩みになってお越しになるカップルや
奥さん、ご主人も少なくありません。


セックスが全てではないとは思いますが、
夫婦間のセックスレスは離婚事由になるくらい
愛情のバロメーターとして、重要な要素の一つだと思います。


それ故、拒まれたと感じている側からすれば
「愛されてない、愛情を感じない」等と自信を失ったり
「浮気してるのでは?」と疑心暗鬼になって不安に襲われたり

上記の奥さんの例の様に、過去の心の傷が喚起されて、
酷い悩み・苦しみや見捨てられ不安に襲われる事もあるでしょう。


しかもとてもナーバスな問題なので、
誰にも相談できずに悶々と悩まれてる人も多いと思います。

今回からは、
「何故セックスレスになるのか?」
「どうすればセックスレスの悩みを解消できるのか?」
について、私見をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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2022/9/5 (月)

どうすれば不倫・浮気をした夫(妻)を許せるのか?③

<前回からの続き>

今回も引き続き「不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント」
をお書きしたいと思います。




<不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント(3)>




④不快感情に対する防衛反応が”闘争”に固定されている

 変えられる部分

 不快刺激・不快感情に対する防衛反応としては、
  主に「闘争」「逃走」「服従(従順)」等がありますが、
  浮気した相手を責め続けたり監視・支配し続けるのは
 「闘争」反応だと言えるでしょう。

  だとすればその防衛反応を意識的に「逃走」や「従順」に
  持ってゆく事が役に立つでしょう。

  例えば、
  「逃走」=相手から離れたり、無視して自分の好きな趣味や楽しみ
       に意識を向けて、それに集中する時間を増やしてゆく

  「従順」=相手の事を思って、相手が喜ぶ事をしたり言ったりする事
       に意識を向けて、その頻度を増やしてゆく
   等々。

  


⑤それらの不快感情や防衛反応が制御不能になっている 

=変えられる部分

 →この状態に陥っている考えられる原因としては(前述の通り)
 論理的思考・意志等の「意識」の場である前頭前野等の大脳皮質の機能が
 充分には働かず、感情・感覚等の「無意識」の場である大脳辺縁系の暴走
 を止められなくなっているのでは?と考えます。

 そしてその大脳皮質の機能不全は、
 「持って生まれたもの」
 「愛着形成不全」等の環境因から来るもの
 の2つであると推測しています。

→こういった状態に陥っている人は、
 「意識」(大脳皮質)が「無意識」(辺縁系)に乗っ取られない様な訓練
 と同時に自分の中での愛着を形成する事が必要だと思います。

 例えば、
 「不快・不安」にすぐ圧倒される部分を「末っ子」と見立てて、
 「従順姉ちゃん」「戦う兄ちゃん」「逃げる姉ちゃん」」といった
 お兄ちゃんお姉ちゃんが、その末っ子を守ってくれている
 と想像してみましょう。

 そしてあなた自身がその4兄妹の親だと想像してみましょう。

 その上で、感情が揺さぶられて大脳皮質が乗っ取られそうになった時に、
 「どの子が出て来たのか?」を気づく
 「その子の訴えを聞いて、書き出す
 「その訴えに対して、親としてどう言ってあげたら良いか?を考えて
 書き出す」

 等のエクササイズをしてゆけば、
 ”親”(大脳皮質=意識)が”子”(辺縁系=無意識)に乗っ取られる事が減ってゆき、
 その暴走を制御する事と同時に愛着の内在化も可能になってくるでしょう。

 (詳しくはカウンセリングお受け下さい)



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2022/9/2 (金)

どうすれば不倫・浮気をした夫(妻)を許せるのか?②

<前回からの続き>

今回も引き続き「不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント」
をお書きしたいと思います。




<不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント(2)>

②その感覚過敏のベクトルが不快刺激の方へ向いている
 =変えられる部分

 感覚過敏のベクトルを違う方向へ向ける事が役に立つでしょう


(1)「自己愛型」

 このタイプの人は「相手が私の思い通りになって欲しい」とか
 「私が一番でなきゃいやだ!」等といった思考が強く働いている
 と考えられます。

 そしてそれは
 「”私”がどう思われてるか?」「”私”がどの様に扱われているか?」
 「相手が”私の理想通り”に振舞ってくれているか?」等と
 感覚過敏のベクトルが”自分”に向いていると言えるでしょう 

このタイプの人は、感覚過敏のベクトルを”快刺激”と”相手”に向ける事
 が役立つでしょう

 例えば、
 「相手が私を大切に扱っている場面」「私の言う事をきいてくれた瞬間」
 「私の事を好いてくれている証拠となる振舞」等を見逃さず、
 すかさず「有難う!」と伝えてみましょう


(2)「自己否定型」

 このタイプの人は、恐らく幼少期の養育者との関係性の中で
「私は愛される価値が無い」とか「きっと私はまた見捨てられる」
等といった自己否定的な認知・思考を有してしまっていると考えられます。

このタイプの人は、
 所謂”認知の歪み”を是正する認知行動療法的なものだけでは
 トラウマチックな感情記憶のケアができませんので、感情と認知の両方
 に働きかける包括的なカウンセリングを受けられた後に、
 上記の(1)と同様のやり方を練習する事が役に立つと思います。

 (具体的な方法は過去の記事にお書きしていますが、
 難しければカウンセリング をお受け下さい)




③不快刺激から生じた不快感情を保持し続けている
 =変えられる部分

 不快感情を和らげる、解消してゆく事が役に立つでしょう


(1)愛着形成に問題があり、
 不快感情を和らげる脳機能が欠けている為、抑圧し続けている

 このタイプの人は、幼少期に親・養育者等との間で”愛着形成”が
 不十分であったと考えられます。

 だとすれば、愛着の再形成が必要になってくるでしょう。

→この、”愛着の再形成”のヒントとしては、
 まず、今の不安等の不快感情を紙の左半分に書き出す。
 次に、「理想の母親ならどう言ってくれるか?」を想像して、
 その答えを右側に書き出す、等を繰り返す方法が役に立つでしょう。

 ※難しければカウンセリングをお受け下さい 


(2)「自己愛型」の人にとっては、
 不快感情は相手を意のままにコントロールする為には好都合なので
 無意識が意図的に反芻し、保持し続けている

 このタイプの人は、「自分の思い通りで無いと気が済まない」
 といった持って生まれた傾向を有していると考えられますので、
 その部分は変えられないでしょう。

 でも意のままにコントロールしようとする”対象”は変える事ができます

このタイプの人は”意のままにコントロールする対象”を「相手」から、
 「自分の趣味。楽しみ」「家事・育児」「仕事」
 等を完璧にコントロールする意識へと変え、それをより強めて行けば、
 結果として「相手」をコントロールする意識は減少してゆくでしょう

<次回へ続く>



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