人生で大切な8つの事④自分の(後天的な)性格傾向を知る(1)

人生で大切な8つの事④自分の(後天的な)性格傾向を知る(1)

<前回からの続き>

今回と次回で、

私が思う「人生で大切な事」の4つ目についてお書きします。




<④自分の(後天的な)性格傾向を知る(1)>

「うちの旦那は何故自分の思い通りにならないと
  モラハラチックにキレるのだろう?」

「私は家事も育児も完璧でないと気が済まない。

  その為にストレスが溜まり毎日疲れ切ってしまうけど、
  ”完璧”をやめられない。」

「私の母親は負けず嫌いで、
  ”私が子供の頃、お母さんにかまってもらえなくて寂しかった”
  等と言おうものなら、

  ”私だってね!親に放ったらかしにされて
   妹達の面倒を全部みてきたんだから!”
  等とマウントを取られるので、気持ちをわかってもらう事は諦めた。」

人は誰でも、
不快刺激や不快な感覚、不快感情を避けようとします。


特に(多くの場合は生まれつき)刺激に対する敏感さが強い人にとっては、
そういった”不快”は耐え難いほど強く感じる筈です。


例えば、上の3つの例で言いますと、

「自分の思い通りにならない」

「ミスや失敗をする」

「相手に負ける」

事は誰にとっても不快刺激となり、不快な感覚⇒感情を感じるでしょう。


ここで、

そういった不快刺激に対して敏感さがとても強いと
不快な感覚や不快な感情もとても強く感じるでしょう。


そうなると、
不快な感覚や感情を避ける為の、

「防衛的な思考」⇒「防衛的な感情」⇒「防衛的な行動」

といった防衛反応が起動するでしょう。


即ち、(上の3つの例で説明しますと)

A.不快刺激


  「自分の思い通りにならない」「自分がミスや失敗をする」
  「相手に負ける」


B.不快感覚


  「モヤモヤする」「胸がバクバクする」「身体が固くなる」
  「頭が真っ白になる」「お腹が重たくなる」「顔が火照ってくる」等々。


C.不快感情

 
  「とにかく”嫌!”」「とにかく不快」等々。


D.(不快を避ける為の)防衛的な思考


  「思い通りに行かないのはこいつのせいだ!」
  「ミスをする自分は許せない!完璧にしなきゃ」
  「この娘は私に喧嘩売ってるの?!やっつけないと」
  等々。


E.(不快を避ける為の)防衛的な感情


  「怒り」、「自責」、「恥」、「恐怖」、等々。


F.(不快を避ける為の)防衛的な行動


 「闘争(モラハラ、マウントを取る等)」
 「回避(完璧主義等の回避行動)」
 「凍り付き(抑うつ、引きこもり、相手への服従等)」




上の「A」~「F」の例に当てはめて、
”自分の(後天的な)性格傾向”を知る事がとても大切だと思います。


次回、
もう少し詳しくお書きしたいと思います。


<次回へ続く>